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第1章
第5話
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何が哀しくて、
「俺は荷車を引いているのだろう?」
ナイルが呟く。
ひどい人生だ。
日本で失敗し、この世界では寒村に生まれ、成り上がる術とてなく、山賊に身を落とし、捕縛され死罪になるところを救われ、赤毛の少女の下僕にされ、荷車を引く。
もし神とやらが存在するなら、どんだけ荒唐無稽な展開が好きなんだって話である。
ごろごろと音を立て車輪が回る。
夏の街道。
タイモールから、隣町のアルサスまで。
片道二日ほどの距離だ。
積み荷は、秋まきの種イモが詰まった麻袋が三十袋。
はっきりきっぱり人足の仕事である。商家の仕事でも冒険者の仕事でも、けっしてない。
「アルサス近くの遺跡に潜るんだから、ついでに輸送の仕事を請け負った方が効率がいいじゃん」
横で同様に荷車を引きながら、セシルが応えた。
言っていることは正しい。
遺跡で宝探しをしても、運が悪ければ無収入だ。
それならせめて道中で金を稼ぐ。
健全な考え方であり、ナイルも大賛成ではある。
銭金に振り回される人生は、一度経験した。
金がないというのがどれほど惨めなことか、嫌というほど知っている。
「けど、俺たちが運ばなくても、荷運び屋の護衛でも良かったんじゃないのか?」
「報酬が全然違うからね」
荷運びが護衛を雇った場合、当然のように運び賃の中から報酬が支払われる。
だが、セシルたちが荷を運べば、運び賃はそのまま懐に入るし、護衛を雇う必要もない。
現代日本風にいうなら、中間マージンが発生しないということだ。
「なるほど……」
納得したようにナイルが頷く。
発注主がいて、元請けがいて、下請けがいて、孫請けがいる。
たとえば百万円の仕事が発注された場合、それを受けた元請けが一割ほどのマージンを取って下請けに流す。そして下請けはそこから何割かのマージンを取って孫請けに流す。
右から左に仕事を流すだけ。
それだけで儲かるようにできている。
実際に仕事をするのは最下層の人々で、得られる報酬はさんざん搾り取られた残りカス。
日本に存在する多くの工場は、仕事量の割には得られる金銭が少ない。
ひどい話だが、世の中が貨幣によって回り始めると、まず間違いなくそういうサイクルになる。
富める者はより富を得るように、貧しいものはいつまでも貧しく。
金というのは寂しがり屋だから、たくさん金があるところに集まる。そんな揶揄の言葉もあるほどだ。
かつて最下層にいたナイルにはよく判る。
「だからー 商人と護衛が兼ねられるなら、直接仕事を取っちゃった方が効率がいいんだよー」
「たしかに」
日本でも、ごくわずかだがそういう動きはあった。
自主流通米とか、メーカー直接買い付け品とか、そういうやつだ。
間にはさまる人を減らすことで多くの利益を得られる。
多くの利益があるということは、価格そのものを低く設定しても損をしないということである。
それをセシル商会はやっている。
まさに先見の明。
この赤毛の少女が、十七歳という年齢で都に店を構えるほどに成功したのも頷けるというものだ。
黄金竜の手助けがあったとしても、である。
「それにー 荷運びは訓練にもちょうど良いじゃん?」
にぱっと笑うセシル。
「訓練?」
「そそ。精神魔術の」
彼女は言っているのだ。サイコキネシスで荷車を動かせ、と。
破壊や殺戮だけが魔法のありようではない。
より便利に、より効果的に使ってこその魔法である。
「まずは荷車を押してみようー ゆっくりと、あたしたちが歩くくらいの速さで」
「わかった」
頷いたナイルが思いを描く。
イメージは巨人の手。
荷車を押し出す。
「ぐえっ!?」
ぎゅんと加速した荷車。勢い余ってナイルの腰に荷台がぶつかった。
情けない悲鳴をあげてうずくまってしまう。
「強く押しすぎだよー」
器用に荷台に飛び乗って危機を回避したセシルが笑った。
「こ……これはけっこう難しいな……」
「当たり前ー 簡単にできることなら訓練にならないじゃん」
「ごもっともで……」
気を取り直し荷車を押しはじめる。
歩く速度に同調させ、ゆっくりと、バランスを取りながら。
「魔法でも、剣術でもいいんだけどさー チカラを持つと使いたくなるのが人間なんだよねー」
歩きながら、少女が歌うように語る。
「そういうものか」
「そういうもんよ。そして凶行に走ったりするのさ」
「…………」
実際に強盗に身を落としていたナイルとしては一言もない。
黙ってしまった少年に、セシルが笑いかける。
いつもの花がほころぶような笑顔だ。
「ナイルのことじゃないよ? 君は高潔な人だからねー」
「俺が高潔?」
唇の端を歪めるナイル。
自嘲的な笑みだ。
こんな男が高潔だとするなら、新しい辞書がいるだろう、と。
「君はさー 村に復讐することもできたよね。でもしなかった。自分を追い出した連中にその力を向けることはなかった」
「それは……」
「山賊に身をやつした後も、人を殺さなかった」
口を挟もうとする少年を遮って告げるセシル。
この世は、いつだって復讐に満ち満ちている。
そもそも正義とは復讐や怒りの産物だ。
非道いことをされたから、その報いをくれてやる。
家族の仇、恋人の仇、友の仇。
地位を奪われた恨み、財産を奪われた恨み、人生を奪われた恨み。
「理由なんて掃いて捨てるほどあるけどねー」
ただ、これだけは言えるよ、と少女が続ける。
復讐者なんてものは弱いんだよ、と。
心が。
やられたらやり返す。
判りやすいから、吟遊詩人がう詠う物語などでも、よく題材になる。
「けどね。本当は理由になんかならないんだよ」
どんな非道いことをされたって、それを理由に犯罪は正当化されない。
「ナイルはさ。その力で復讐をしなかったでしょ。それは高潔なことだよ」
自分を迫害した者を、圧倒的な力でねじ伏せる。
さぞ気持ちの良いことだろう。
「……俺はそんな立派な人間じゃないよ。セシル」
「そーかなー? じゃあどうして村人を殺さなかったの?」
「……殺したくなかったから」
「それほどの力を持っているのに?」
「持っているから」
日本にもそんな輩はいた。
財力、権力、あるいは暴力で他人を支配する連中だ。
そいつらと同じにはなりたくなかった。
「虐げられる辛さや悲しみを知っていて、ひっくり返せる力も持っていて、それでも安易な解決法を選ばない」
それを高潔といわないなら、この世に高潔などという言葉は必要ない。
笑うセシル。首を振るナイル。
そんな立派な話ではない。
怖かっただけだ。
人を殺すのが。
「日本では、殺人は重罪だったんだ。けど、罪だから殺さないというんじゃない。人を殺すのはいけないことだと子供の頃から教えられてきたから」
刷り込みと同じだ。
道徳教育のたまものといっても良い。
人を殺してはいけない。
命を奪ってはいけない。
堕胎すら、日本では罪の重い行為とされている。
母体保護法の規定により、妊娠三ヶ月までの胎児は人間とは見なされないため殺人には当たらないが、それでも命を奪うことに変わりはなく、人工妊娠中絶を選択した女性は、周囲から人間のクズのように見られる。
結果、誰にも望まれない子供が生まれてしまい、多くの場合、捨てられたり虐待されたりするわけだが、それはまた別の問題だろう。
「ふうん。命が重い場所なんだねー」
「ああ。命は地球……世界と同じだけの重さがあるって教わってきた」
だから、村を襲った山賊を殺したとき、彼は嘔吐した。
石を投げられて村を追われたときも、それを罰として受け入れた。
自衛のためとはいえ人を殺した自分に与えられた罰。
「でも、お金は軽いんだね?」
「軽くはないんだけど、金を盗んだくらいで死刑になったりはしないな」
「なーるほどねー」
人を殺さない馬車強盗。
妙なファウルラインを引いていると思ったら、日本での常識に縛られていたというわけだ。
「だからさ、セシル。俺は高潔なんかじゃないんだよ。意気地がないだけなんだ」
「はっはっはー」
「いや、そこで笑われても」
「ナイル。君は勘違いをしているよー」
「勘違い?」
「自分より弱い相手をやっつけるのは、勇気なんていわないんだよー」
ナイルは力を持った。
ゆえに、それを振るうのを躊躇うようになった。
「あたしはね、それをこそ勇気っていうんだと思うよ」
にぱっと笑う赤毛の少女。
綺麗だな、と、少年は思った。
「俺は荷車を引いているのだろう?」
ナイルが呟く。
ひどい人生だ。
日本で失敗し、この世界では寒村に生まれ、成り上がる術とてなく、山賊に身を落とし、捕縛され死罪になるところを救われ、赤毛の少女の下僕にされ、荷車を引く。
もし神とやらが存在するなら、どんだけ荒唐無稽な展開が好きなんだって話である。
ごろごろと音を立て車輪が回る。
夏の街道。
タイモールから、隣町のアルサスまで。
片道二日ほどの距離だ。
積み荷は、秋まきの種イモが詰まった麻袋が三十袋。
はっきりきっぱり人足の仕事である。商家の仕事でも冒険者の仕事でも、けっしてない。
「アルサス近くの遺跡に潜るんだから、ついでに輸送の仕事を請け負った方が効率がいいじゃん」
横で同様に荷車を引きながら、セシルが応えた。
言っていることは正しい。
遺跡で宝探しをしても、運が悪ければ無収入だ。
それならせめて道中で金を稼ぐ。
健全な考え方であり、ナイルも大賛成ではある。
銭金に振り回される人生は、一度経験した。
金がないというのがどれほど惨めなことか、嫌というほど知っている。
「けど、俺たちが運ばなくても、荷運び屋の護衛でも良かったんじゃないのか?」
「報酬が全然違うからね」
荷運びが護衛を雇った場合、当然のように運び賃の中から報酬が支払われる。
だが、セシルたちが荷を運べば、運び賃はそのまま懐に入るし、護衛を雇う必要もない。
現代日本風にいうなら、中間マージンが発生しないということだ。
「なるほど……」
納得したようにナイルが頷く。
発注主がいて、元請けがいて、下請けがいて、孫請けがいる。
たとえば百万円の仕事が発注された場合、それを受けた元請けが一割ほどのマージンを取って下請けに流す。そして下請けはそこから何割かのマージンを取って孫請けに流す。
右から左に仕事を流すだけ。
それだけで儲かるようにできている。
実際に仕事をするのは最下層の人々で、得られる報酬はさんざん搾り取られた残りカス。
日本に存在する多くの工場は、仕事量の割には得られる金銭が少ない。
ひどい話だが、世の中が貨幣によって回り始めると、まず間違いなくそういうサイクルになる。
富める者はより富を得るように、貧しいものはいつまでも貧しく。
金というのは寂しがり屋だから、たくさん金があるところに集まる。そんな揶揄の言葉もあるほどだ。
かつて最下層にいたナイルにはよく判る。
「だからー 商人と護衛が兼ねられるなら、直接仕事を取っちゃった方が効率がいいんだよー」
「たしかに」
日本でも、ごくわずかだがそういう動きはあった。
自主流通米とか、メーカー直接買い付け品とか、そういうやつだ。
間にはさまる人を減らすことで多くの利益を得られる。
多くの利益があるということは、価格そのものを低く設定しても損をしないということである。
それをセシル商会はやっている。
まさに先見の明。
この赤毛の少女が、十七歳という年齢で都に店を構えるほどに成功したのも頷けるというものだ。
黄金竜の手助けがあったとしても、である。
「それにー 荷運びは訓練にもちょうど良いじゃん?」
にぱっと笑うセシル。
「訓練?」
「そそ。精神魔術の」
彼女は言っているのだ。サイコキネシスで荷車を動かせ、と。
破壊や殺戮だけが魔法のありようではない。
より便利に、より効果的に使ってこその魔法である。
「まずは荷車を押してみようー ゆっくりと、あたしたちが歩くくらいの速さで」
「わかった」
頷いたナイルが思いを描く。
イメージは巨人の手。
荷車を押し出す。
「ぐえっ!?」
ぎゅんと加速した荷車。勢い余ってナイルの腰に荷台がぶつかった。
情けない悲鳴をあげてうずくまってしまう。
「強く押しすぎだよー」
器用に荷台に飛び乗って危機を回避したセシルが笑った。
「こ……これはけっこう難しいな……」
「当たり前ー 簡単にできることなら訓練にならないじゃん」
「ごもっともで……」
気を取り直し荷車を押しはじめる。
歩く速度に同調させ、ゆっくりと、バランスを取りながら。
「魔法でも、剣術でもいいんだけどさー チカラを持つと使いたくなるのが人間なんだよねー」
歩きながら、少女が歌うように語る。
「そういうものか」
「そういうもんよ。そして凶行に走ったりするのさ」
「…………」
実際に強盗に身を落としていたナイルとしては一言もない。
黙ってしまった少年に、セシルが笑いかける。
いつもの花がほころぶような笑顔だ。
「ナイルのことじゃないよ? 君は高潔な人だからねー」
「俺が高潔?」
唇の端を歪めるナイル。
自嘲的な笑みだ。
こんな男が高潔だとするなら、新しい辞書がいるだろう、と。
「君はさー 村に復讐することもできたよね。でもしなかった。自分を追い出した連中にその力を向けることはなかった」
「それは……」
「山賊に身をやつした後も、人を殺さなかった」
口を挟もうとする少年を遮って告げるセシル。
この世は、いつだって復讐に満ち満ちている。
そもそも正義とは復讐や怒りの産物だ。
非道いことをされたから、その報いをくれてやる。
家族の仇、恋人の仇、友の仇。
地位を奪われた恨み、財産を奪われた恨み、人生を奪われた恨み。
「理由なんて掃いて捨てるほどあるけどねー」
ただ、これだけは言えるよ、と少女が続ける。
復讐者なんてものは弱いんだよ、と。
心が。
やられたらやり返す。
判りやすいから、吟遊詩人がう詠う物語などでも、よく題材になる。
「けどね。本当は理由になんかならないんだよ」
どんな非道いことをされたって、それを理由に犯罪は正当化されない。
「ナイルはさ。その力で復讐をしなかったでしょ。それは高潔なことだよ」
自分を迫害した者を、圧倒的な力でねじ伏せる。
さぞ気持ちの良いことだろう。
「……俺はそんな立派な人間じゃないよ。セシル」
「そーかなー? じゃあどうして村人を殺さなかったの?」
「……殺したくなかったから」
「それほどの力を持っているのに?」
「持っているから」
日本にもそんな輩はいた。
財力、権力、あるいは暴力で他人を支配する連中だ。
そいつらと同じにはなりたくなかった。
「虐げられる辛さや悲しみを知っていて、ひっくり返せる力も持っていて、それでも安易な解決法を選ばない」
それを高潔といわないなら、この世に高潔などという言葉は必要ない。
笑うセシル。首を振るナイル。
そんな立派な話ではない。
怖かっただけだ。
人を殺すのが。
「日本では、殺人は重罪だったんだ。けど、罪だから殺さないというんじゃない。人を殺すのはいけないことだと子供の頃から教えられてきたから」
刷り込みと同じだ。
道徳教育のたまものといっても良い。
人を殺してはいけない。
命を奪ってはいけない。
堕胎すら、日本では罪の重い行為とされている。
母体保護法の規定により、妊娠三ヶ月までの胎児は人間とは見なされないため殺人には当たらないが、それでも命を奪うことに変わりはなく、人工妊娠中絶を選択した女性は、周囲から人間のクズのように見られる。
結果、誰にも望まれない子供が生まれてしまい、多くの場合、捨てられたり虐待されたりするわけだが、それはまた別の問題だろう。
「ふうん。命が重い場所なんだねー」
「ああ。命は地球……世界と同じだけの重さがあるって教わってきた」
だから、村を襲った山賊を殺したとき、彼は嘔吐した。
石を投げられて村を追われたときも、それを罰として受け入れた。
自衛のためとはいえ人を殺した自分に与えられた罰。
「でも、お金は軽いんだね?」
「軽くはないんだけど、金を盗んだくらいで死刑になったりはしないな」
「なーるほどねー」
人を殺さない馬車強盗。
妙なファウルラインを引いていると思ったら、日本での常識に縛られていたというわけだ。
「だからさ、セシル。俺は高潔なんかじゃないんだよ。意気地がないだけなんだ」
「はっはっはー」
「いや、そこで笑われても」
「ナイル。君は勘違いをしているよー」
「勘違い?」
「自分より弱い相手をやっつけるのは、勇気なんていわないんだよー」
ナイルは力を持った。
ゆえに、それを振るうのを躊躇うようになった。
「あたしはね、それをこそ勇気っていうんだと思うよ」
にぱっと笑う赤毛の少女。
綺麗だな、と、少年は思った。
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