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第6章
第47話
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竜王と、その背に乗る六人。
ナイルのPKランスが、サトリスの攻撃魔法が、エオリアの精霊魔法が、次々にドラゴンやモンスターを葬ってゆく。
イリューズとテリオスも弓を取り、間断なく射撃を続ける。
そしてセシルは腕を組み、攻撃に参加することなく巍然と佇立していた。
堂々たる姿を見せることに意味がある。
風になびく深紅の髪。
マルドゥクの金鱗との対比が、禍々しくも美しい。
絶望的な戦いを続けていた者たちが、一斉に鬨の声をあげる。
「金色の竜王だ!!」
「風のセシルもいるぞ!!」
「深紅の夜叉公主が救援に駆けつけたぞっ!!」
「ナトラ紛争の英雄!」
「これで勝てる!!」
「いまこそ好機! 押し返せ! 押し返せ!! 押し返せ!!!」
志気が上がる。
多少の誇張をこめて大声を張り上げるのは、この際はむしろ義務である。
事実によって味方を鼓舞するのだ。
応じるように右腕を振り上げるセシル。
次の瞬間、ふたたびマルドゥクがブレスを放った。
閃光の吐息。
薙ぎ払うかように放射されたそれによって、数十のドラゴンが両断される。
十二時間。
奇跡とも思える救援までの時間には、もちろん理由がある。
天空魔城インダーラ襲来の報を届けた、ひとりの伝令兵がいなくては、セシルたちが魔王の攻撃を知るのはアイリーン失陥以後のことだったろう。
その伝令兵は、通常であれば七十二時間はかかる行程を、わずか十時間で走りきった。
途中で馬を六度かえ、水も食事も摂らずに。
タイモールにたどり着いた伝令兵は、同時に落馬した。
頸骨を折り、死にゆくまでのわずかな間に、懐から取り出した親書をサリス軍の兵に託したのである。
これによって、セシルたちは危機を知ることができた。
命を捨てて情報を届けた功労者の名は、ついに伝わらなかった。
そして彼ら六人はマルドゥクの背に乗り、とるものもとりあえず王都へと急いだ。
金色の竜王の全力飛行である。
タイモールからアイリーンまでを、ものの一時間で飛翔する。
ちなみにサリス伯爵軍は、イリューズの副将が指揮してアイリーンを目指している。
到着まで一週間ほどだ。
「お師匠さん。雑魚はそんなにかまわなくて良いです。インダーラに突撃してください」
「人間たちは苦戦しているようじゃが、良いのか?」
「ひとりひとりを助ける余裕はありません。それより」
ぴっと天空魔城を指さすセシル。
元を断つ。
魔王が滅びれば、竜もモンスターも逃げ出すだろう。
頭を潰すのが、この場合は最優先であり最適解だ。
「さすがというかなんというか」
くすりとエオリアが微笑する。
なんとこの店長さん、自分たちが魔王に勝つことを前提に作戦を立てているのだ。
気宇壮大なことである。
神とすら同格な魔王を、たったこれだけの人数で打ち倒すつもりとは。
「ちがうよー エオリア」
いつもの笑顔。
「負けるつもりで戦うバカなんかいないんだよー 誰でも勝算を立てて戦うのー でも半分の人はどっかで計算違いをしちゃうってだけの話ー」
なんでもないことのように言い放つ。
「自分は間違わないって言いたいのかしら? セシル」
だとしたら、たいした自信だ。
エオリアの声がやや尖る。
彼女は知っているから。
魔王ザッガリアの強さも、恐ろしさも。
あれは、体験した者でないと判らない。
「まさかー」
プラチナブロンドの髪にセシルが手を伸ばし、くしゃりと撫でる。
「運が悪けりゃ死ぬだけ。死んだ後のことまでは責任持てないよー」
ひどい言い草だ。
怒るを通り越して呆れてしまう。
「あなたという子は……」
「そんなもんだよー 難しく考えたって仕方ないってー 黙ってたら殺されるだけ。だったらやれることをやる。それで死んじゃったら、まー 仕方ないよねー」
「……そうね。運で生死が分かれるなら、わたくしは生き残る方に賭けるわ」
にやりと聖女が笑う。
にっこりではなく、どうみてもにやりだ。
聖女の微笑ではなく、賭博師の笑みというべきだろう。
魔王と戦ったところで、魔王に勝ったところで、良いことなどひとつもない。たとえばサトリスやエオリアはそのことをよく知っている。
だがセシルは戦うと言った。
負ければ未来がないから。
このままでは多くの友を失うから。
世界は優しくなんかない。
多くの矛盾を抱え、多くの不公正を内包し、多くのものが血と涙を流している。
ダメダメな世界だ。
だから壊して良いのか?
否だ。
「クソみたいな世界だけど。だけど、それでも守ってやろうじゃねえか」
ぐっとナイルが拳を突き出した。
セシルがいる。マルドゥクもいる。サトリスもエオリアもイリューズもテリオスも、タイモールや竜の郷の人々がいる世界だ。
「絶対に消させたりしない」
その手にサトリスも拳をぶつける。
「戦わなきゃ。たとえ未来に絶望しかなくても」
エオリアが、二人の拳に手を重ねた。
無言のまま、イリューズとテリオスも。
最後にセシル。
「友と明日のために」
宣言とともに小さな手を乗せる。
『友と明日のために!!』
仲間たちが唱和した。
「さて皆の衆。盛り上がっているところ悪いがの。どうやら出迎えがきたようじゃぞ」
マルドゥクの声が響く。
天空魔城へと突き進む金色の翼。立ちふさがるように現れる漆黒の竜。
暗黒竜アンディア。
巨大なマルドゥクより、さらに二回りは上回るボリュームだ。
「強いかな? マルドゥク」
「お上品な着陸は無理そうじゃな。ぎりぎりまで寄せるゆえ、勝手に飛び移るがよい」
ひどい指示だ。
地面がかすむほどの高さを飛んでいるのだ。万が一にでも転げ落ちたら、絶対に助からないだろう。
「でもまー これからやろうってことに比べれば、無茶でも無理でもないねー」
セシルが笑う。
誰一人として異を唱えなかった。
速度を上げるマルドゥク。
一歩も通さぬと暗黒竜が翼を広げる。
放たれる黒い炎。
紙一重で回避しながら、金色の竜王がさらに加速する。
大気が裂け、悲鳴をあげた。
金と黒の巨竜が衝突するかに見えた瞬間、いきなりマルドゥクが方向を変える。
錐揉みするような急上昇。
金の翼がアンディアの鼻先をかすめた。
一瞬の自失。
直後に暗黒竜の顔が歪む。
嘲弄されたと悟ったから。
「小娘がっ!!」
激昂。
大きく羽ばたいて後を追う。闇色の火球を放ちながら。
「怒っておる。怒っておる。しかし、この歳になって小娘呼ばわりされるとはの。なかなかに新鮮な体験じゃ」
余裕綽々、横回転して火焔球を回避しながら、金色の竜王が大笑する。
背に乗る人間たちはそれどころではない。
加圧で吹き飛ばされないよう、必死にしがみつくのみだ。
二頭の差がぐんぐんと縮まってゆく。
さすがに速い。
「追いつかれるぞ……っ!」
なんとか背後を確認したナイルが叫んだ。
「大丈夫。到着じゃよ」
いうがはやいか、マルドゥクが背面飛行となる。
突如として足場を失った仲間たち。
怖れもせずに宙を舞う。
「いくよっ! みんなっ!!」
『応っ!!』
眼下の魔城へ向けて。
距離は五メートルほどだ。
本当にぎりぎりまで接近してくれたのである。
ナイルのPKランスが、サトリスの攻撃魔法が、エオリアの精霊魔法が、次々にドラゴンやモンスターを葬ってゆく。
イリューズとテリオスも弓を取り、間断なく射撃を続ける。
そしてセシルは腕を組み、攻撃に参加することなく巍然と佇立していた。
堂々たる姿を見せることに意味がある。
風になびく深紅の髪。
マルドゥクの金鱗との対比が、禍々しくも美しい。
絶望的な戦いを続けていた者たちが、一斉に鬨の声をあげる。
「金色の竜王だ!!」
「風のセシルもいるぞ!!」
「深紅の夜叉公主が救援に駆けつけたぞっ!!」
「ナトラ紛争の英雄!」
「これで勝てる!!」
「いまこそ好機! 押し返せ! 押し返せ!! 押し返せ!!!」
志気が上がる。
多少の誇張をこめて大声を張り上げるのは、この際はむしろ義務である。
事実によって味方を鼓舞するのだ。
応じるように右腕を振り上げるセシル。
次の瞬間、ふたたびマルドゥクがブレスを放った。
閃光の吐息。
薙ぎ払うかように放射されたそれによって、数十のドラゴンが両断される。
十二時間。
奇跡とも思える救援までの時間には、もちろん理由がある。
天空魔城インダーラ襲来の報を届けた、ひとりの伝令兵がいなくては、セシルたちが魔王の攻撃を知るのはアイリーン失陥以後のことだったろう。
その伝令兵は、通常であれば七十二時間はかかる行程を、わずか十時間で走りきった。
途中で馬を六度かえ、水も食事も摂らずに。
タイモールにたどり着いた伝令兵は、同時に落馬した。
頸骨を折り、死にゆくまでのわずかな間に、懐から取り出した親書をサリス軍の兵に託したのである。
これによって、セシルたちは危機を知ることができた。
命を捨てて情報を届けた功労者の名は、ついに伝わらなかった。
そして彼ら六人はマルドゥクの背に乗り、とるものもとりあえず王都へと急いだ。
金色の竜王の全力飛行である。
タイモールからアイリーンまでを、ものの一時間で飛翔する。
ちなみにサリス伯爵軍は、イリューズの副将が指揮してアイリーンを目指している。
到着まで一週間ほどだ。
「お師匠さん。雑魚はそんなにかまわなくて良いです。インダーラに突撃してください」
「人間たちは苦戦しているようじゃが、良いのか?」
「ひとりひとりを助ける余裕はありません。それより」
ぴっと天空魔城を指さすセシル。
元を断つ。
魔王が滅びれば、竜もモンスターも逃げ出すだろう。
頭を潰すのが、この場合は最優先であり最適解だ。
「さすがというかなんというか」
くすりとエオリアが微笑する。
なんとこの店長さん、自分たちが魔王に勝つことを前提に作戦を立てているのだ。
気宇壮大なことである。
神とすら同格な魔王を、たったこれだけの人数で打ち倒すつもりとは。
「ちがうよー エオリア」
いつもの笑顔。
「負けるつもりで戦うバカなんかいないんだよー 誰でも勝算を立てて戦うのー でも半分の人はどっかで計算違いをしちゃうってだけの話ー」
なんでもないことのように言い放つ。
「自分は間違わないって言いたいのかしら? セシル」
だとしたら、たいした自信だ。
エオリアの声がやや尖る。
彼女は知っているから。
魔王ザッガリアの強さも、恐ろしさも。
あれは、体験した者でないと判らない。
「まさかー」
プラチナブロンドの髪にセシルが手を伸ばし、くしゃりと撫でる。
「運が悪けりゃ死ぬだけ。死んだ後のことまでは責任持てないよー」
ひどい言い草だ。
怒るを通り越して呆れてしまう。
「あなたという子は……」
「そんなもんだよー 難しく考えたって仕方ないってー 黙ってたら殺されるだけ。だったらやれることをやる。それで死んじゃったら、まー 仕方ないよねー」
「……そうね。運で生死が分かれるなら、わたくしは生き残る方に賭けるわ」
にやりと聖女が笑う。
にっこりではなく、どうみてもにやりだ。
聖女の微笑ではなく、賭博師の笑みというべきだろう。
魔王と戦ったところで、魔王に勝ったところで、良いことなどひとつもない。たとえばサトリスやエオリアはそのことをよく知っている。
だがセシルは戦うと言った。
負ければ未来がないから。
このままでは多くの友を失うから。
世界は優しくなんかない。
多くの矛盾を抱え、多くの不公正を内包し、多くのものが血と涙を流している。
ダメダメな世界だ。
だから壊して良いのか?
否だ。
「クソみたいな世界だけど。だけど、それでも守ってやろうじゃねえか」
ぐっとナイルが拳を突き出した。
セシルがいる。マルドゥクもいる。サトリスもエオリアもイリューズもテリオスも、タイモールや竜の郷の人々がいる世界だ。
「絶対に消させたりしない」
その手にサトリスも拳をぶつける。
「戦わなきゃ。たとえ未来に絶望しかなくても」
エオリアが、二人の拳に手を重ねた。
無言のまま、イリューズとテリオスも。
最後にセシル。
「友と明日のために」
宣言とともに小さな手を乗せる。
『友と明日のために!!』
仲間たちが唱和した。
「さて皆の衆。盛り上がっているところ悪いがの。どうやら出迎えがきたようじゃぞ」
マルドゥクの声が響く。
天空魔城へと突き進む金色の翼。立ちふさがるように現れる漆黒の竜。
暗黒竜アンディア。
巨大なマルドゥクより、さらに二回りは上回るボリュームだ。
「強いかな? マルドゥク」
「お上品な着陸は無理そうじゃな。ぎりぎりまで寄せるゆえ、勝手に飛び移るがよい」
ひどい指示だ。
地面がかすむほどの高さを飛んでいるのだ。万が一にでも転げ落ちたら、絶対に助からないだろう。
「でもまー これからやろうってことに比べれば、無茶でも無理でもないねー」
セシルが笑う。
誰一人として異を唱えなかった。
速度を上げるマルドゥク。
一歩も通さぬと暗黒竜が翼を広げる。
放たれる黒い炎。
紙一重で回避しながら、金色の竜王がさらに加速する。
大気が裂け、悲鳴をあげた。
金と黒の巨竜が衝突するかに見えた瞬間、いきなりマルドゥクが方向を変える。
錐揉みするような急上昇。
金の翼がアンディアの鼻先をかすめた。
一瞬の自失。
直後に暗黒竜の顔が歪む。
嘲弄されたと悟ったから。
「小娘がっ!!」
激昂。
大きく羽ばたいて後を追う。闇色の火球を放ちながら。
「怒っておる。怒っておる。しかし、この歳になって小娘呼ばわりされるとはの。なかなかに新鮮な体験じゃ」
余裕綽々、横回転して火焔球を回避しながら、金色の竜王が大笑する。
背に乗る人間たちはそれどころではない。
加圧で吹き飛ばされないよう、必死にしがみつくのみだ。
二頭の差がぐんぐんと縮まってゆく。
さすがに速い。
「追いつかれるぞ……っ!」
なんとか背後を確認したナイルが叫んだ。
「大丈夫。到着じゃよ」
いうがはやいか、マルドゥクが背面飛行となる。
突如として足場を失った仲間たち。
怖れもせずに宙を舞う。
「いくよっ! みんなっ!!」
『応っ!!』
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距離は五メートルほどだ。
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