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第17話
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金本のおかげもあってだいぶ早く作業が終わった。
「ほな、職員室持ってこか」
「ああいや、それくらいは1人でできるから金本はもう部活言ってくれ」
俺も選手側だったからわかるが、あんなことを言ってもほんとは1秒でも早く練習したいはずだ。
「ほんまにええんか?」
「平気平気!ほら、レギュラーとるんだろ!俺も早く金本にはレギュラーになって欲しいしさ」
そう言って俺は金本の背中をパンっと叩いた。
「った~!!小田さんのパワーゴリラ並ちゃう?」
「誰がゴリラだよ、ほらさっさと行け」
俺は金本にしっしと手で追いやるようにやった。
「ほなお言葉に甘えてそうさせてもらうわ」
「おう、部活頑張れよ。じゃあまた明日な」
鞄を背負って金本が教室から出ていこうとしたところで一度立ち止まり、こちらを振り返った。どうしたのかと俺は首を傾げる。
「ありがと、秋穂」
思いがけないデレと突然すぎる名前呼びに俺は固まった。
いつもダルそうな顔をしてるくせに突然そんな爽やかな笑顔を向けてくるもんだから面の良さと普段とのギャップにときめいてしまった。
もしかしてすでにこのゲームのストーリーは始まってるのだろうか。
「お、俺は男だ、しっかりしろ」
頬をパチンっと両手で叩いて気合いを入れ直し、完成したしおりを職員室に持っていくことにした。
「失礼しまーす、先生しおりできました~」
「おお、お疲れ様!随分早かったじゃないか」
またなにかで呼び止められる前にさっさとしおりを渡して帰ろう。そう思っていた矢先、
「この後まだ時間あるか?よければしおりの表紙のイラストもこのまま描いてってほしいんだが」
「…はい」
心の中で金本を呼んだ。
「ほな、職員室持ってこか」
「ああいや、それくらいは1人でできるから金本はもう部活言ってくれ」
俺も選手側だったからわかるが、あんなことを言ってもほんとは1秒でも早く練習したいはずだ。
「ほんまにええんか?」
「平気平気!ほら、レギュラーとるんだろ!俺も早く金本にはレギュラーになって欲しいしさ」
そう言って俺は金本の背中をパンっと叩いた。
「った~!!小田さんのパワーゴリラ並ちゃう?」
「誰がゴリラだよ、ほらさっさと行け」
俺は金本にしっしと手で追いやるようにやった。
「ほなお言葉に甘えてそうさせてもらうわ」
「おう、部活頑張れよ。じゃあまた明日な」
鞄を背負って金本が教室から出ていこうとしたところで一度立ち止まり、こちらを振り返った。どうしたのかと俺は首を傾げる。
「ありがと、秋穂」
思いがけないデレと突然すぎる名前呼びに俺は固まった。
いつもダルそうな顔をしてるくせに突然そんな爽やかな笑顔を向けてくるもんだから面の良さと普段とのギャップにときめいてしまった。
もしかしてすでにこのゲームのストーリーは始まってるのだろうか。
「お、俺は男だ、しっかりしろ」
頬をパチンっと両手で叩いて気合いを入れ直し、完成したしおりを職員室に持っていくことにした。
「失礼しまーす、先生しおりできました~」
「おお、お疲れ様!随分早かったじゃないか」
またなにかで呼び止められる前にさっさとしおりを渡して帰ろう。そう思っていた矢先、
「この後まだ時間あるか?よければしおりの表紙のイラストもこのまま描いてってほしいんだが」
「…はい」
心の中で金本を呼んだ。
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