31 / 37
夏休み
不意な出会い
しおりを挟む
知っている誰かの声が僕に問いかける。
知っている誰かの声は優しくて、僕を安心させる。でも、彼に聞かれる事は明かしてはならない秘密の事……だった気がする?
その記憶の扉には鍵がかかっていて僕を不安にさせる。たぶん、それだけの事のはずだ。僕が不安をにさせるのは……。
でも、優しい声の誰かは、その扉に手をかけ、すでに隙間は少し開いていた。
「僕が歩いていると、あずき先輩にあったんた。あずきは、俺達は山猫だから猫みたいに可愛く無くていいよって言って、僕をある場所に連れて行ってくれた……」
「それはどこ?」
優しい声が、僕に尋ねる。やっぱりどこかで聞いた事のある声……。
「貴方は誰?」
「あっ瑠璃です。いつも、ちゃろちゃん、めろちゃんがお世話になっております」
「こちらこそ、いつもお世話になっておりましゅう」
そこで、僕は目が覚める。僕は、ベンチの上に寝かされて身動きが取れない。
目の前に、るりくんとめろちゃんがいる。
「るりちゃん、起きちゃってるね」
「そうだね……あそこで、挨拶したのが駄目だったみたい。逆に、言えば挨拶すれば起こせるのか……」
「助けてくだしゃい……」僕は、少しびっくりして泣いてしまった。僕は、家にいたはずなのに、なぜ、公園のベンチで動けなくなっているのか?
「瑠璃、めろちゃん……あっ稲穂、起きたんだ? 稲穂おはよう――、そしてあずきと冬至君がすぐに来てくれるらしいわよ」
そうしてちゃろちゃんは、携帯を鞄の中にしまった。そうして僕のお腹に優しい触れる、そのとたんに僕は動ける様になった。僕は、体を持ち上げて辺りを見回すが、見覚えがない……。明るさ的に、まだ午前中なのだろうか?
ベンチの空いた場所、僕の両隣りへ、すかさずちゃろちゃんと、めろちゃんが座る。少しの残った隙間、めろちゃんの隣に、るりくんが座った。
最後にちゃろちゃんが、はしにつめるとみんなで、距離を調整しあって僕達はやっと一息つく。
そしたらすかさずちゃろちゃんがお菓子を取り出して、
「一人2個ね、稲穂も赤ちゃん用おせんべいなら食べれるよね?」
「たぶん? ありがとうごじゃいます」
「どういたしまして」
めろちゃんは、にっこり笑うとふわふわな茶色の髪の毛がふわふわしてる。
「稲穂ちゃん、好きなアイドルいる?」
「テレビ、あんまり見ないから……」
そう言って、僕はおせんべいをパクっと食べた。パリッと音がして、優しい味わい。
「そっか……神代の猫は、普段何してるの?」
「人間の時は、お仕事とひらがなのドリルしてまふ」
二口目を食べようとしたとき……。
「じゃあ、あずきちゃん何してるの?」
「お仕事と習字とゲームしてます……」
次のこそは食べ……。
「あずきちゃんぽいね。いなほちゃんは、ゲームする?オンラインゲーム、今度しない?」
「おせんべいが、いつ食べていいか……わからない……」
「えっ?」
「えっ?」
「ほら、二人とも、そんな聞いたら稲穂が、ゆっくりおやつ食べられないよ」
「そうなんだ……ごめんね…稲穂」
「いなほちゃん、ゆっくり食べて、ごめんね」
僕はおせんべいを二口目を食べた。やっぱり美味しい。僕が食べている横て、ちゃろちゃんとめろちゃんが凄く話している。るりくんは、「そうだね」「うんうんかもしれない」って話しの波に乗れている。
凄い……僕は、テレビで見た事ある……サーファー……。
るりくんは、会話の波乗りサーファー!!
ちゃろちゃんとめろちゃんは……会話のビックウェーブ……。凄い……お知らせ屋を、極めるとここまで………………。
あっ……でも、あずき先輩が、違うから違うか……。
「稲穂、どうしたの? そんなに目を見開いて? 、そんなにおせんべいが美味しい?」
るりくんは、僕の前に屈んで聞いてくれる。
「おせんべい? おせんべいは優しい味わいで、美味しいよ」
「そうか、良かった。稲穂の名前はお米の稲穂からきていると思うから、稲穂から出来るおせんべいを君が好きなってくれて良かったよ」
「おにぎりも好き!」
「おにぎりも美味しいからね」
そう言ってるりくんは、笑ってくれた。
つづく
知っている誰かの声は優しくて、僕を安心させる。でも、彼に聞かれる事は明かしてはならない秘密の事……だった気がする?
その記憶の扉には鍵がかかっていて僕を不安にさせる。たぶん、それだけの事のはずだ。僕が不安をにさせるのは……。
でも、優しい声の誰かは、その扉に手をかけ、すでに隙間は少し開いていた。
「僕が歩いていると、あずき先輩にあったんた。あずきは、俺達は山猫だから猫みたいに可愛く無くていいよって言って、僕をある場所に連れて行ってくれた……」
「それはどこ?」
優しい声が、僕に尋ねる。やっぱりどこかで聞いた事のある声……。
「貴方は誰?」
「あっ瑠璃です。いつも、ちゃろちゃん、めろちゃんがお世話になっております」
「こちらこそ、いつもお世話になっておりましゅう」
そこで、僕は目が覚める。僕は、ベンチの上に寝かされて身動きが取れない。
目の前に、るりくんとめろちゃんがいる。
「るりちゃん、起きちゃってるね」
「そうだね……あそこで、挨拶したのが駄目だったみたい。逆に、言えば挨拶すれば起こせるのか……」
「助けてくだしゃい……」僕は、少しびっくりして泣いてしまった。僕は、家にいたはずなのに、なぜ、公園のベンチで動けなくなっているのか?
「瑠璃、めろちゃん……あっ稲穂、起きたんだ? 稲穂おはよう――、そしてあずきと冬至君がすぐに来てくれるらしいわよ」
そうしてちゃろちゃんは、携帯を鞄の中にしまった。そうして僕のお腹に優しい触れる、そのとたんに僕は動ける様になった。僕は、体を持ち上げて辺りを見回すが、見覚えがない……。明るさ的に、まだ午前中なのだろうか?
ベンチの空いた場所、僕の両隣りへ、すかさずちゃろちゃんと、めろちゃんが座る。少しの残った隙間、めろちゃんの隣に、るりくんが座った。
最後にちゃろちゃんが、はしにつめるとみんなで、距離を調整しあって僕達はやっと一息つく。
そしたらすかさずちゃろちゃんがお菓子を取り出して、
「一人2個ね、稲穂も赤ちゃん用おせんべいなら食べれるよね?」
「たぶん? ありがとうごじゃいます」
「どういたしまして」
めろちゃんは、にっこり笑うとふわふわな茶色の髪の毛がふわふわしてる。
「稲穂ちゃん、好きなアイドルいる?」
「テレビ、あんまり見ないから……」
そう言って、僕はおせんべいをパクっと食べた。パリッと音がして、優しい味わい。
「そっか……神代の猫は、普段何してるの?」
「人間の時は、お仕事とひらがなのドリルしてまふ」
二口目を食べようとしたとき……。
「じゃあ、あずきちゃん何してるの?」
「お仕事と習字とゲームしてます……」
次のこそは食べ……。
「あずきちゃんぽいね。いなほちゃんは、ゲームする?オンラインゲーム、今度しない?」
「おせんべいが、いつ食べていいか……わからない……」
「えっ?」
「えっ?」
「ほら、二人とも、そんな聞いたら稲穂が、ゆっくりおやつ食べられないよ」
「そうなんだ……ごめんね…稲穂」
「いなほちゃん、ゆっくり食べて、ごめんね」
僕はおせんべいを二口目を食べた。やっぱり美味しい。僕が食べている横て、ちゃろちゃんとめろちゃんが凄く話している。るりくんは、「そうだね」「うんうんかもしれない」って話しの波に乗れている。
凄い……僕は、テレビで見た事ある……サーファー……。
るりくんは、会話の波乗りサーファー!!
ちゃろちゃんとめろちゃんは……会話のビックウェーブ……。凄い……お知らせ屋を、極めるとここまで………………。
あっ……でも、あずき先輩が、違うから違うか……。
「稲穂、どうしたの? そんなに目を見開いて? 、そんなにおせんべいが美味しい?」
るりくんは、僕の前に屈んで聞いてくれる。
「おせんべい? おせんべいは優しい味わいで、美味しいよ」
「そうか、良かった。稲穂の名前はお米の稲穂からきていると思うから、稲穂から出来るおせんべいを君が好きなってくれて良かったよ」
「おにぎりも好き!」
「おにぎりも美味しいからね」
そう言ってるりくんは、笑ってくれた。
つづく
0
あなたにおすすめの小説
【3章】GREATEST BOONS ~幼なじみのほのぼのバディがクリエイトスキルで異世界に偉大なる恩恵をもたらします!~
丹斗大巴
児童書・童話
幼なじみの2人がグレイテストブーンズ(偉大なる恩恵)を生み出しつつ、異世界の7つの秘密を解き明かしながらほのぼの旅をする物語。
異世界に飛ばされて、小学生の年齢まで退行してしまった幼なじみの銀河と美怜。とつじょ不思議な力に目覚め、Greatest Boons(グレイテストブーンズ:偉大なる恩恵)をもたらす新しい生き物たちBoons(ブーンズ)とアイテムを生みだした! 彼らのおかげでサバイバルもトラブルもなんのその! クリエイト系の2人が旅するほのぼの異世界珍道中。
便利な「しおり」機能を使って読み進めることをお勧めします。さらに「お気に入り登録」して頂くと、最新更新のお知らせが届いて便利です! レーティング指定の描写はありませんが、万が一気になる方は、目次※マークをさけてご覧ください。
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
運よく生まれ変われたので、今度は思いっきり身体を動かします!
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞」重度の心臓病のため、生まれてからずっと病院のベッドから動けなかった少年が12歳で亡くなりました。両親と両祖父母は毎日のように妾(氏神)に奇跡を願いましたが、叶えてあげられませんでした。神々の定めで、現世では奇跡を起こせなかったのです。ですが、記憶を残したまま転生させる事はできました。ほんの少しだけですが、運動が苦にならない健康な身体と神与スキルをおまけに付けてあげました。(氏神談)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる