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夏休み
不意な出会いは、決戦を予感させる
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るりくんとちゃろちゃん、めろちゃんと、どこかの公園で出会った僕は、ちゃろちゃんにおせんべいを貰い、あずき先輩達が迎えにくるのを待っていた。
「稲穂は、ベッドは段ボール派?」
「僕はね……あずき先輩を枕にして寝るのが好き……自然にそうなるって感じなのね。やっぱー猫は猫で集まるのがいいのかな? って思う」
「わかるわ――」
「でも、やっぱり最強はこたつ、ずっと寝てたい」
「あったかくても、ストーブはダメ、昔、ヒゲが燃えてくるっくるっになったのよね――」
そう言ってちゃろちゃん、ほっぺのとこに、ヒゲの横線を引いてくるっくるってジェスチャーをした。
「こわぁー」「あぶなぁー」僕とめろちゃんは、合わせて言った。
その時、公園の出入り口から、お父さんとあずきちゃんがこちらに向かって走って来た。
みんな立ち上がって二人を出迎える。
「こんにちは冬至さん、あずきくん」
「お父さん、あずき先輩、来てくれてありがとう!」
僕は、二人の手の片方づつと握手するとピョンピョン飛んだ。
「ところで、何でお父さんがとうじさん?」
僕は二人に振り返って聞くが、あずき先輩が「神代 冬至が、お父さんの名前だぞ」と、答えた。
お父さんはおかしそうに「あずきが、僕の事を冬至って言うのを久しぶりに聞いた」と、笑いながら言うので――。
「瑞穂がおとうたんって言って、皆がそれに合わせてお父さんって言ってるのに、俺だけ冬至って言うのはなんか違うだろう……?」
そうか、そういう事があったのか、僕はほっこりした気持ちになり……あずき先輩の手だけピューピューピューと三倍速で振った、そうするとあずき先輩が……。
僕の頭をわしづかみにして……。
「お前は、何をしているんだ……」と、僕に怒った。ここは喜ぶところなのでは?
「あれ?」
ちゃろちゃんが、少し涙ぐんで「いい話だわ……」と、言うのでるりくんとめろちゃんが、凄い早さでちゃろちゃんの顔を見た。
「はい、ハンカチ」めろちゃんが差し出す、「ありがとう……、みんなこんなに大きくなって……」
おじさんの猫のちゃろちゃんは、いろいろ事を知ってるのかもしれない……。そしていつか……立派に強く、かっこよく、最強になった僕をみて同じように泣くのかもしれない……。いや、むしろ僕の成長をみて泣いているのかもしれない……昨日ご飯食べたし……。ありがとう……ちゃろちゃん……。
「冬至さん、稲穂くんの事なのですが……、彼は、あずきくんと思い誰かについて山に入ってしまった様です」
「あ……そんな所まで行ってしまったのか……、瑠璃君、ありがとう。稲穂は、昨日の夜の仕事の後から行方がわからなくなってしまっていたので、今の今ままで探していたところだったんだ」
背筋をまっすぐにして報告する、るりくんに対しお父さんはあごに手をやり、それを自分の手で支えながら考えこんでいる。
「稲穂くんを連れ去った敵は、また夜に現れる可能性を考え、仕事の父や今はまだ足でまといの僕ではなく、ちゃろとめろろを今晩からしばらくそちらに向かわせようと思っていますがどうでしょうか?」
「それはありがたいが、いいのかい?」
「うちとそちらでは、仕事面では別の道を行っていると聞いています。しかし父が考えるように、それでも猫達の為にも助け合うことは大切だと思いますので、手伝わせて下さい」
「ちゃろちゃんとめろちゃんの助けが得られるならありがたい。君のお父さんには、僕から連絡することにするよ。ありがとうよろしくお願いします」
お父さんは、頭を下げて、るりくんにお願いし、るりくんは「いや、僕は何もできませんので、冬至さんから頭を下げられるなんて、どうしていいのか」と戸惑っている。
僕達は一度別れ、丑三つ時前に、僕達の家の神社の境内で集まる事に決まった。
僕は、そのままお風呂に入り身を清め、神社の社務所の中に結界を作り中にいる事が決まった。怖い……。どうなってしまうのか……。
そして僕は、最終決戦の場のだと思われる。夜の境内の刻まで、お風呂が、2回残されている!?
(お風呂もいいやだ――!!)
つづく
「稲穂は、ベッドは段ボール派?」
「僕はね……あずき先輩を枕にして寝るのが好き……自然にそうなるって感じなのね。やっぱー猫は猫で集まるのがいいのかな? って思う」
「わかるわ――」
「でも、やっぱり最強はこたつ、ずっと寝てたい」
「あったかくても、ストーブはダメ、昔、ヒゲが燃えてくるっくるっになったのよね――」
そう言ってちゃろちゃん、ほっぺのとこに、ヒゲの横線を引いてくるっくるってジェスチャーをした。
「こわぁー」「あぶなぁー」僕とめろちゃんは、合わせて言った。
その時、公園の出入り口から、お父さんとあずきちゃんがこちらに向かって走って来た。
みんな立ち上がって二人を出迎える。
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「お父さん、あずき先輩、来てくれてありがとう!」
僕は、二人の手の片方づつと握手するとピョンピョン飛んだ。
「ところで、何でお父さんがとうじさん?」
僕は二人に振り返って聞くが、あずき先輩が「神代 冬至が、お父さんの名前だぞ」と、答えた。
お父さんはおかしそうに「あずきが、僕の事を冬至って言うのを久しぶりに聞いた」と、笑いながら言うので――。
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そうか、そういう事があったのか、僕はほっこりした気持ちになり……あずき先輩の手だけピューピューピューと三倍速で振った、そうするとあずき先輩が……。
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「お前は、何をしているんだ……」と、僕に怒った。ここは喜ぶところなのでは?
「あれ?」
ちゃろちゃんが、少し涙ぐんで「いい話だわ……」と、言うのでるりくんとめろちゃんが、凄い早さでちゃろちゃんの顔を見た。
「はい、ハンカチ」めろちゃんが差し出す、「ありがとう……、みんなこんなに大きくなって……」
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「冬至さん、稲穂くんの事なのですが……、彼は、あずきくんと思い誰かについて山に入ってしまった様です」
「あ……そんな所まで行ってしまったのか……、瑠璃君、ありがとう。稲穂は、昨日の夜の仕事の後から行方がわからなくなってしまっていたので、今の今ままで探していたところだったんだ」
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「稲穂くんを連れ去った敵は、また夜に現れる可能性を考え、仕事の父や今はまだ足でまといの僕ではなく、ちゃろとめろろを今晩からしばらくそちらに向かわせようと思っていますがどうでしょうか?」
「それはありがたいが、いいのかい?」
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お父さんは、頭を下げて、るりくんにお願いし、るりくんは「いや、僕は何もできませんので、冬至さんから頭を下げられるなんて、どうしていいのか」と戸惑っている。
僕達は一度別れ、丑三つ時前に、僕達の家の神社の境内で集まる事に決まった。
僕は、そのままお風呂に入り身を清め、神社の社務所の中に結界を作り中にいる事が決まった。怖い……。どうなってしまうのか……。
そして僕は、最終決戦の場のだと思われる。夜の境内の刻まで、お風呂が、2回残されている!?
(お風呂もいいやだ――!!)
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