欧州if ブリテン島の女王とローマ商人

Ittoh

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女王の蜜

女王の蜜 ネトリタイ~NTR~

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 ブリテン島、イケニ族が女王ボゥーディカ、王プラスタグスの結婚式は、イケニが都ノリッジから少し離れた、丘陵に囲まれた祭壇で行われた。収穫された麦や毛皮、豆に干し肉といったものが、丘陵へと向かって運ばれていった。
 婚姻は、女王ボゥーディカが、祭壇に現れるところから始まった。丘陵に囲まれる中心に位置する祭壇は、漆黒の円柱が隙間なく並べられることで造られていた。二千年以上前に築かれたという祭壇は、中心に円形に削られた円柱になっていて、祭司長が、オークのヤドリギから削りだした杖を持って立っていた。円柱は、祭壇の中心より外側に向かって少しずつ間隔があけられた円柱が並び、外側に向かうにつれて丸石となって置かれて、少しずつ二重の螺旋を描くように円石が配置されていた。
 大地に生きる、母なるものにして、恵みの象徴「白き女神」を祀るにふさわしい、綺麗な円石の配置が広大な丘陵地帯全体に築かれていた。「白き女神」を形どったように、女王ボゥーディカが祭壇の西に控えていた。
 王プラスタグスが南より中心に向かって進んでいった。南天に輝く陽光を受けて、影が北へのびていく。南北よりイケニの男達が、大地の恵みを祝福として受け、イケニの民が収穫を、歩み寄る王プラスタグスに合わせて南北から積み上げていく。
 二重螺旋の円石に、収穫された恵みが貫くように、積み込まれていく。まるで、二重螺旋の銀河に棒状銀河が重なるように、組み上げられていく。運びこまれる収穫物は多く、プラスタグスの歩みに合わせるように積み上げられていく、積み上げられる大地の恵みに合わせるために、王の歩みは遅く、祭壇にたどり着いた時には、陽は大きく傾いて西の空が朱に染まっていた。
 運ばれた恵みには、二重螺旋に置かれた円石と、積み上げられていった供物は、南北を貫くように奔り、祭壇を中心とした丘陵全体を覆いこむように広がっていた。



僕は、傍らにいてくれるテリッサに訊ねる。
「これは、証刺青環コントラクト・サークルなのか」
「そう。イケニよりも遥か昔から、大地の母からの恵みを受けて、人が母なる「白き女神」へ捧げる祀り」
ボゥーディカが、僕に抱かれたテリッサの背中に刻み込んだ刺青。遥か夢の記憶に伝わるお白粉彫りのように、女が昂ぶり喘ぎイく時に肌に浮かび上がるように顕われる刺青。彫り込むにあたって、テリッサを愛しむように抱いて突き抜いて、善がり昂ぶるに合わせて、ボゥーディカが刻みこんでいった。
 テリッサの背に刻むは、「白き女神」が末裔たるテリッサ自身。背中一円に二重螺旋の銀河を描くように彫り込まれていった。テリッサの胸に刻むのは、テリッサを抱く僕自身、上下に貫いて広がる棒状銀河。愛する男女が抱き、睦みあう姿そのものを、刻み込んでいく証刺青環コントラクト・サークル
 愛し合い信じ合った、「白き女神」に人の男が刻んだ証刺青環コントラクト・サークルは、愛し合い睦みあう時に顕わす、いにしえから伝わる証として刻まれていた。
 祭壇の中心に置かれた円柱が広がるにつれて、二重螺旋の円石を映すように刻まれて、テリッサの背中に刻まれた二重螺旋と同じように並んでいた。そして、テリッサの胸に刻んだ刺青のように、積み上げられた収穫は、棒状に流れるように配置されていった。テリッサが、続けるように、
「男の為した、収穫を女は受けて、新たな命を育む。ケータ」
そういうと、僕をギュッと抱き寄せてきた。
「男女の交わりが、祭壇の中心ということか」
「うん。祀りの始まりは陽が沈んだ後、それが証刺青環コントラクト・サークルの祀り」
 イケニの伝承では、いにしえより続く「白き女神」に愛された人界の王が、貢物を供えて婚姻を交わして生まれたのが人の始まりと言われているらしい。すべての人は、「白き女神」の末裔、それがイケニの伝承である。



 女王ボゥーディカは、白き肌に紅く煌めくような髪を下ろし流れるように揺らめいて祭壇に広がっていた。銀河の中心で煌めくような巨大な紅い炎のような恒星の輝きが、徐々に朱に染まっていく陽光を受けて、燃え上がるように揺らめいていた。女王ボゥーディカが西に座って、プラスタグス王を東に迎えた。
 北からは、麦や豆が積まれ、南からは、干し肉や毛皮が積まれていった。
 陽が隠れる頃に、すべての供物が、運び終えた。
 オークのヤドリギから造られた杖を持った、司祭長が中心に立って、杖を掲げ白きほむらを纏わせる。女王と王が少しづつ中心へと歩み寄るにつれて、司祭長が北へと下がり、焔の影が南へと伸びていく。
 女王と王が抱き合い口付けると、煌めくような光が溢れるように二人より広がって輝いていく。紅き炎の輝きが祭壇を纏うように、金色の焔を纏うように祭壇を中心に煌めいて、少しずつ揺らめくように広がっていく。
 僕は、女王ボゥーディカの顕わす美しさに見とれていた。たとえ、その美しさが、自分のためでなく、前に立つ男が自分でなくても、その美しさは止まることを知らぬように、光輝いていた。金髪が混じる紅き髪は、焔が燃えるように紅い煌めきを放ち、婚姻の衣から溢れそうに大きな胸乳おっぱいが、王の手で揉みしだかれながら、衣を脱がされて顕わになると、胸に刻まれた証刺青環コントラクト・サークルが萌えるように煌めいていった。
 宵闇の深淵が徐々に広がる中で、丘陵全体には、淫らな気を纏うように煌めくボゥーディカを中心に、丘陵全体へと煌めきが広がっていった。



 「白の女神」を示すような白い肌に、浮かび上がっていく証刺青環コントラクト・サークルの煌めきは、宵闇に染まっていく大地の中心にボゥーディカを浮かび上がらせ、深淵の闇に金色に煌めく焔のように、丘陵全体へ流れるように突き貫いて行った。淫らな気の流れが立ち上るように丘陵全体を南北に突き抜いていく。
 ボゥーディカを中心に紅き焔のように、二重螺旋の煌めきが宵闇に広がるように覆っていって、溢れるように煌めいていった。円石からは、淫らな気が立ち上るように揺らめいて、周囲を包み始めていく。証刺青環コントラクト・サークルを刻んだ者達が、そこかしこで、淫らな気に包まれて、交わり始めていた。
「ごめん。ケータぁ、、、」
テリッサは、しだれかかるように抱きついてきて、僕の衣をもどかしそうに脱がせると、いきり立つ逸物を自らの女陰ほとに納めるように僕に突き貫いて、対面に座り込むように貫かせた。甘えることを我慢するようなテリッサへ口付けを交わすと、
「テリッサは、僕のものだよね」
「あぁっ、そうだ。ケータ。あたしは、ケータの女だぁッ」
突き抜いていく流れが、傍らの円石を中心に二重螺旋を描いていく。
丘陵に様々な二重螺旋と突き抜く銀河が広がっていくと、巨大な銀河の内に、幾つもの銀河が溢れだすように、証刺青環コントラクト・サークルを煌めかせ輝かせていく。
 複合した証刺青環コントラクト・サークルが放つ輝きは、重なるように煌めき中心に向かって流れ込んでは、螺旋を描くように丘陵全体へと溢れだしていく。



 イケニ女達は、「白き女神」のように光り輝く。男は、イケニの女に仕え、輝けるように収穫を集め稼ぎを捧げるということか。ボゥーディカからの広がりは、二重螺旋に沿って溢れだすように、ボゥーディカに向かう流れは、彼女に向かって一直線に注ぎ込まれる。
 寄せては返し、返しては寄せる。睦み逢い慈しむ流れそのものが、人の営みそのもののように、注がれ溢れていく



 テリッサを抱きながらも、煌めき中心で躍動するように、昂ぶり善がるボゥーディカの姿は、美しく綺麗だった。そして、愚かにも願い思ってしまう・・・ネトリタイ。
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