欧州if ブリテン島の女王とローマ商人

Ittoh

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女王の蜜

カムロドゥヌの町

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 今は、昔のこと。あたし、ボゥーディカ・イケニアは、ロンドニゥムの闘技会で優勝した。金貨百枚とケータを手に入れて、イケニアへと戻るところだ。

 カムロドゥヌは、トリノヴァンテスの長が住んでいたが、ローマに敗北して、土地を取られていた。部族の大半は、数万の奴隷となって働かされていた。ブリタニアに建設された、ローマ植民市の中では一番大きな町で、退役兵であるローマ市民数千とあった。いけすかない、デキアヌス・カトゥスは、ここで退役兵が耕す畑から麦を収穫し、収益をあげていた。
「ケータ。ここには、周囲から麦が集められているのに、麦が売れるのかい」
あたしが訊くと、
「あぁ、ここのデキアヌスは、集めた麦をローマへ送っているから、町の者達が食べる麦は、ロンドニゥムから買い付けている」
少し、馬鹿にしたような言い方をしていた。面白くて、さらに訊くと。
「麦を集めているのは、カトゥス・デキアヌスで集めた麦をローマへ送って、セメントや家具なんかを買っている。ローマで偉くなりたいみたいだしね」
「それで、造っているのがあれか」
ローマ神殿が建設されていた。皇帝クラウディウスへの捧げものということらしい。
「うん。まだ、早いと思うけどねぇ」
「ローマでは、神殿を建てると偉くなれるのか」
「どうだろうねぇ、デキアヌスはなれると思っているよ」
「ロンドニゥムでは、建てないのか」
「道を造るので精一杯だから、建てる金が無い」
笑って言う、ケータは可愛かった。
 ロンドニゥムからカムロドゥヌへの道は、石を敷き詰めて漆喰で固めた道が通っていた。
 ロンドニゥムの周囲は、タメシス川沿いに、麦畑が広がっていた。大量の麦を生産し、ウェールズやスコットランド、ローマへと送る中継拠点として、街道と河川沿いに港が何か所も造られて、かなりの大型船が接岸できるようになっていた。ケータのロンドニゥム商会も、タメシス川の流域に勢力を広げているようだった。
 カムロドゥヌにしてもロンドニゥムも、平地であるために城壁が築きにくく、カムロドゥヌの城壁は、木造の柵で造られていて、市街地を囲えるほどではなかった。攻め落とそうとすれば、それほど難しい造りではない。ローマ人は、町を護るつもりはないらしい。
 門は、石造りであったが、周囲は草原になっていた。ケータが、門衛に作成した書類を見せただけで、門を通過した。
「わたしだと、門衛は、金をせびるが、ケータだと書類だけか」
「そうだね。ローマ市民で有力者だと、税金はとれないからね」
「そうか、やはりケータと一緒だと楽だな」
「まぁ、ぼくじゃなくて、元老院の爺様と、ロンドニゥムの長である父の権力だけどね」
「それも、また、ケータの力」
あたしと、ケータを挟むように馬車に乗って喋りかけるのは、テリッサだ。ケータに敗れ、ケータの奴隷ということで、着いてきているが、ケータに気があるのは、間違いない。なかなかに面白い娘だ。
「そうだな。流れる血もまた、自分の力でもある」
あたしも、そう答えた。
ケータは、荷車をロンドニゥムの商会に着けた。中から体格の良い大柄な男が出てきて、ケータへ挨拶する。
「これは、若様、御久しゅうございます」
「レトか、久しぶりって言っても、先月も来たぞ」
「ははは、一月も会っておりません。御父上はお元気ですか」
「あぁ、レト。元気も元気、母上と共に、テムズ川を遡上して、オクサンフォルドを起点にからヨークまでの荷を運んでいるよ」
「相変わらずですなぁ、若様は麦を届けにですか」
「あぁ、ここらの収穫量からすると、ほとんどをローマに送ったようだったのでな」
「はい、相変わらず、カトゥス様は、麦は一か月もすれば収穫できると思っているようです」
「ばかな、麦の収穫は、年に一度。それを越えては、精霊の怒りに触れる」
「連作は、愚か者のすること」
あたしが、怒るのと同じように、テリッサも同じように淡々と話してはいるが、怒っているようであった。ケータは、
「連作すれば、土地が枯れるのはご存じないらしいな、カトゥス様は」
「若様、こちらの御夫人達は」
「ぼくの妻達だ、今日は、ここで泊めて貰ってもいいか」
「それは構いませんが、イケニの女ですか、判りました。ローマ市民の妻ということで、皆には、話をしておきます」
「すまない、レト」
「それでは、こちらへ」
 カムロドゥヌにある、ロンドニゥム商会の建物は、ローマンコンクリート造りの二階建てで、一階は倉庫や事務所となっていて、二階が客間となっていた。あたし達は、二階の客間に通された。荷の麦が降ろされて、荷馬車や護衛達は、裏へと運ばれていった。
 ロンドニゥム商会に荷が届いたことを聞いて、カムロドゥヌのローマ市民達が集まって来ていた。ブリタニアでは、青銅がローマのデュポンディウス貨幣として用いられていた。カムロドゥヌでは、ブリタニアの総督府という意味合いもあり、西より錫や銅を輸入して、青銅貨を鋳造していた。市民への支払いは、青銅で支払われていた。
「そろそろ、倍くらいか」
「はい、市民への支払いは変わりませんが、買える麦の量がどんどん減っています。ロンドニゥムでは、青銅貨1個でパン2個買えるが、ここではパン1個買うのがやっとですよ」
「凄いな、それでは、生活に困窮した市民より不満がでないのか。レト」
「はい、二月ほど耐えれば大丈夫でしょう」
「今回というと、レト。何かあるのか」
「カトゥス様は、回収した麦を持って、ローマにお戻りになるそうです」
「ローマへか、まぁ、それなら、二年ほどは、落ち着くな」
「はい、しばらくは平和ですよ」
「ありがと。休ませてもらうよ。売り上げの半分は、護衛とレトで分けてくれていいよ。妻の祝儀だから」
「は。ありがとうございます。若様」
深く頭を下げたレトが、人を呼んで、二階の部屋へと案内してくれた。部屋へ入ると、ケータはあたしに謝って来た。
「すみません、ボゥーディカ様」
「良い。あたしはローマ人じゃないからな。それに、褥で抱き合っているのは、妻と一緒だ」
一緒に来た、テリッサが、喜んで、
「ケータ。あたしも、ケータの妻で良いのか」
「良いよ、テリッサ」
答えを聞くと、ケータに抱き着くように、テリッサがキスを交わしていた。
「テリッサ。今日は、あたしもいるけど、良いかい」
あたしが、剣を机に置いて、寝床に腰掛けて言うと、テリッサは、
「構わない。ケータに勝った、ボゥーディカは、あたしの主人」
ケータとキスを終えると、テリッサは、言葉と裏腹に残念そうに、少し離れた。
「ははは、テリッサ。ケータは、女を愛しく抱きしめていても、他の想いに囚われる男じゃ、強欲な者よ」
嗤って言ってやった。テリッサは可愛いし、あたしが、プラスタグスの妻であるように、ケータの妻となるだろうな。
「そ、そうなのか、ケータ」
驚くように、テリッサがケータを見つめると、
「俺は、欲で、愛しい相手を棄てたりはしないよ」
「ははは、そうだ。それもケータじゃな。じゃが、あたしだけでなく、テリッサも欲しいのであろう」
あたしは、覗き込むように、ケータの顔を見て、嗤う。
「う、うん。テリッサも欲しい、、、ゴメンなさい」
「ははは、正直でいいわ。テリッサは、どうじゃ欲深な男は嫌か」
テリッサは、
「いい。あたしが、妻になりたいと思った相手は、ケータだけだ。ケータはあたしで良いか」
「俺は、他にも好きなひとがいるけど、いいのかな、テリッサ」
ちょっと、笑ってケータを見ているボーディカに目を移す。
「あたしは、ケータだけを男にしたい。だからあたしに刻んで欲しい」
真っ赤になって俯くテリッサと、首を傾げるケータがいた。
「刻むって、何」
そうか、ケータは、ローマの男だから、イケニの習慣を知らぬか、
「ケータは昨夜、あたしに刻まれた文様を見たであろう」
あたしの全身に、彫り込まれた淫紋の刺青。プラスタグスが刻んだ婚姻の証。
男に抱かれ、善がりイく時に顕現する、妻であることの証として刻まれた刺青。
「えっと、白粉彫りみたいに、紅く煌くような刺青」
「白粉彫り、このような彫り方がローマにもあるのか」
「え、ローマじゃない。はるか東にある国にある彫の入れ方。墨を使わずに入れる彫物」
我らイケニもまた、遥か東から来たのじゃ、同じような彫方があるかもしれぬな。
「イケニの婚姻で、夫が妻を抱いている時に、司祭が刻んでいく彫方じゃ。証刺青環コントラクト・サークル。普段見ることはできぬ、褥の中で顕現する」
「彫り方を知らないけど」
「あたしが、自分で彫る」
テリッサが言うと、あたしは止めた。
「駄目だ、テリッサ。男にすべてを捧げる女は、背中に自分を彫るから、自分では彫ることができない」
「え、それは」
困ったように俯く、テリッサへ。
「あたしもイケニの王族、証刺青環コントラクト・サークルの彫ることができる。あたしで良ければ、テリッサに彫ろう」
テリッサは、輝くようにあたしを見て、
「良いのですか、王妃ボゥーディカ。わたしはイケニの民で貴族ではありません」
「ははは、あたしはイケニの王妃なれば、民の祭祀は、あたしの仕事で在ろう」
すっとテリッサが傍へ近づいて、衣を脱ぎ始めた。
全裸となって、肌を晒した。白き肌が綺麗な、少しおとなしい胸乳おっぱいに、しなやかに鍛え上げ引き締まった細腰、真っ赤に染まるような羞恥に晒されていた。
あたしも、衣を脱いで、肌を晒す。プラスタグスが気に入ってくれている、大きな胸乳おっぱい。晒した肌にケータの視線が刺さると、あたしもまたテリッサと同じように、羞恥に染まっていった。
 あたしは、ベットに上がって、ケータへ背中を晒すように、髪を掻き揚げて、四つん這いになると、上半身を肩で支え、両手で尻を開く様にケータを誘った。テリッサが痴態に驚いていると、あたしはケータへ、
「抱いて、ケータ。女が捧げる、証刺青環コントラクト・サークルは、背中に刻まれる」
「ボゥーディカ、いいの」
「あたしの肢体からだは、ケータが欲しい。だからあたしの女は、ケータが好きにして良い」
ケータは、衣を脱いで、ゆっくりとベッドへ上がって、猛り立つ陰茎男根に淫気を纏わせて、羞恥に濡れて顕したあたしの女陰ほとに突き込んでくると、あたしの蜜壷は、ケータを求めてうねる様に、淫気を放っていった。ケータが、突き抜き淫らに昂ぶるのに合わせる様に、あたしも善がり昂ぶって、イかされていくと、背中にあたしの証刺青環コントラクト・サークルが、紅く焔が立つように、少しづつ浮かび上がっていく。
「あぁ、いぃッ。ケータぁ、見えるあたしの背中」
あたしが、淫らに乱れるたびに、少しづつ浮かび上がっていく、あたしの姿へ視線を感じながら、ケータに突き抜かれるたびに、あたしの女が燃え上がっていく。
「あぁ綺麗な、サークルというよりは、二重螺旋の天の川Galaxyみたい」
ケータはあたしの腰を抱き、あたしの証刺青環コントラクト・サークルを撫でていくと、プラスタグスがあたしの身体へ突き入れて、あたしに刻み込んだ、あたし自身の証刺青環コントラクト・サークルが、ケータに応じるように煌いていく。
 善がり昂ぶって、イかされたあたしへケータの子種が注がれていく。
「いぃッ」
子種を放っても、猛り立つ陰茎男根を、あたしの中に残して、あたしの背中に浮かぶ証刺青環コントラクト・サークルを撫でながら、ケータは証刺青環コントラクト・サークルに浮かび上がる濃淡の流れに口を添えてくると、あたしは、魂魄に刻まれるように、善がりイった。
「やぁッ」
背を反らせるようにイって、ベットに斃れこんだ。ケータは、そのまま、あたしを背中から抱きしめるようにすると、声をかけてきた。
「ボゥーディカ」
呼びかけに、荒くなった息を整えて、淫らな吐息をくゆらせながら、ケータへと背中を預けて、
「ケータ。背中に刻まれた証刺青環コントラクト・サークルは、あたし自身を顕す刺青。そこらの男では、見ることも適わぬ血に刻まれた紋様」
女が昂ぶらねば、顕現することの無い紋様。
「濃淡の流れまで、晒したのであれば、あたし自身は、ケータを拒むことはできぬ」
ケータへと向き直ると、正面の胸に刻まれた、もうひとつの証刺青環コントラクト・サークルが、淡く浮かぶ。
傍で、呆然としながらも、睦逢うあたしとケータを見ていたテリッサへ、
「胸に刻まれるのは、プラスタグス自身。プラスタグスに抱かれれば、二つの紋様が呼び合い惹き合って、証刺青環コントラクト・サークルは、あたし自身だけでなく、プラスタグスをも刻むことができる。テリッサ、そなたが刻もうとしたのは、ケータの証刺青環コントラクト・サークルであろう」
「はぃ」
恥ずかしそうに、テリッサが答える。
「ケータの証刺青環コントラクト・サークルを刻んでも、背中にテリッサ自身の証刺青環コントラクト・サークルを刻まねば、誰に抱かれても、ケータに抱かれているように感じてしまう」
テリッサが驚いたように
「え、ボゥーディカ様」
「ケータを刻むことは、ケータを自分自身の身に宿すこと。ケータを失っても、ケータに抱かれたいと願う女の想いを胸に刻むのが、胸に刻む相手の証刺青環コントラクト・サークルよ」
「そ、そうなのですか」
「テリッサ。自分の女自身を背中に刻み、胸に相手の男自身を刻む。一対の証刺青環コントラクト・サークルが揃って、女は、自分が許した相手でなければ、自分の女を晒すこともなく、刻まれた相手で無ければ、どのように抱かれても女の心と体には刻んだ男に抱かれたように感じるだけだ」
「それは、同じではないのですか。ボゥーディカ様」
「違うよ。一対の証刺青環コントラクト・サークルは、刻んだ相手の男以外では、子種が意味を成さぬ」
テリッサは、
「抱かれても、子を孕むことは無い」
「そうじゃ、あたしがケータに抱かれても、あたしの体には、刻んだプラスタグスに突き入れられるように、体は反応してしまう」
「自分の体に、自分自身と相手を刻み込むのが、証刺青環コントラクト・サークルなのですか」
「そうじゃ。テリッサ」
すると、ケータが、悔しそうに
「それじゃぁ、ぼくがボゥーディカを抱いても、プラスタグスが抱いたことになるの」
「そなたに抱かれると、プラスタグスの紋様が紅く燃え始める。それは、ケータに奪われたくないというプラスタグスの意志となる」
ケータは、あたしを抱き寄せてキスをすると、
「ぼくは、プラスタグスの意志は超えられないの」
「少し、残念な思いがあっても、あたし自身が、プラスタグスを愛し、証刺青環コントラクト・サークルが刻まれている限り、それは変わらぬ」
「ボゥーディカがぼくを愛すれば、証刺青環コントラクト・サークルは消えるの」
「そうじゃな。ケータを愛し、ケータだけに触れられ突き抜かれることを望めば、あたしの証刺青環コントラクト・サークルがプラスタグスの証刺青環コントラクト・サークルに刻んだ血を噴出させて消してしまうこととなる」
ケータのキスを受け、愛撫に身を晒しながら、あたしは答えた。
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