日ノ本の歴史 始まりの話

Ittoh

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「国号・国体」成立

日本成立 国分寺は、国営の情報教育機関である

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 平安末期の白河法皇が発した言葉として伝えられるに、
 「賀茂川の水、双六の賽、山法師」
 という言葉がある。

「賀茂川の水」とは、京洛の東を流れる鴨川は、増水によって氾濫する事も多く、被害をもたらしたためである。
「双六の賽」とは、ウル王朝から伝えられる、盤上遊戯、盤双六のサイコロの出目である。
「山法師」とは、比叡山の山法師が、国家鎮護の権威にかけて、強訴に及ぶこと多く、困った存在であったことを示す言葉である。

 日本の仏教は、国分寺の設立から、国家仏教の位置づけがあり、権威が高い状況にあった。

 神社ではなく、国分寺を設立し、仏教を浸透させようとしたことは、国字に漢字を用いるという、「国号・国体」の体制確立を推進する上で必要であったためである。文字の浸透を庶民にまで広げていったのは、国字としての漢字を確立させることにあった。

 日本国内では、縄文期には、意思を伝達するために「意匠デザイン」が、確立されつつあった。これは、刺突ハジチのような刺青による記録に、意思伝達の「|徴《しるし」が組み込まれていたからである。アニメ映画になっていましたが、半人半神マウイには、刺青が刻まれていて、自分自身の冒険を「意匠デザイン」として刻んでいました。
 縄文期には、ある程度の「しるし」の文化があったのは、間違いないと思います。

 どの程度、具体的な意思伝達ができるかは判りませんが、伝達するための「しるし」が使われていたことは、間違いないと判断できます。





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 国家体制を確立するにあたって、畿内ヤマトでは、大陸の漢字と互換可能で、伝達用に確立された「しるし」はありませんでした。
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 「文字」を「漢字」とすることで、伝承記録を国家による一元管理化に組み込むことができます。これを推進、実行する機関としてせっちされたのが、国分寺ということになります。
 つまり全国に設置された国分寺は、国営の情報教育機関ということになります。全国に「国字」として「漢字」を伝達し、公式記録を漢文で記述し、口述等の地域における記録を「万葉仮名」で記録する。地方官僚の育成は、全国支配体制の確立には必須でした。
 国分寺の僧侶達は、鑑真上人によって確立された戒壇で、認められた国家公認の情報教育機関員であったのです。

 国府を中心として、「国字」としての「漢字」が確立していきます。

 全国六十余州すべてに国分寺が設置されていったのは、公式記録を「国号・国体」設立以降に規定していくことにありました。
 設置にあたって、必要とされたのは、「国字」を「漢字」とするための教科書です。
 「万葉仮名」の教科書が、「古事記」であり、「漢文」の教科書が、「日本書紀」となります。

「古事記」「日本書紀」の編纂は、「漢文」「万葉仮名」の教科書としての意味合いが強かったのです。

 このため、「記紀」の編纂には、現行政権の恣意が加わり、編纂させる形となります。

 同時期に、地域の地誌編纂として、「風土記」が制作されているのも、意味合いとしては同じです。「国字」としての「漢字」を各地域でも浸透させて、現行政権の恣意を組み入れて、編纂されていくこととなります。ただし、地方には地方の統治にあたって考慮すべきことがありますから、編纂にあたって、地域政権にとっての恣意が組み入れられることとなります。





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 「記紀」の編纂で教科書を、六十余州へ配布、「風土記」の編纂で、「漢字」浸透を確認するという形となります。
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