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4人で『ビックボスゴブリン』戦 前衛潰し
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「行くよ!」
ローズはそう言って、魔法を唱え始めた。
俺は、ローズに合わせて、『ダブル』と『ファイアウォール』を唱え始めた。
ローズは魔法を唱えながら、メニューを開き『ノックバック』スキルを取っている。
それと同時に、シルさんも『ノックバック』スキルを取っていた。
2人の『ノックバック』はLv.1。ゴブリン達にどのぐらい通用するのだろうか?
少しの不安を抱えながら、ゴブリンがこちらに向かって走り出すのを待った。
にらみ合いは一瞬だった。
『ビックボスゴブリン』とそのお供のゴブリン達は、ゆっくりとしかし、劇的に動き出した。
動き出したのに合わせて、コルドが叫んだ。
「来たぞ!」
ゴブリン達は、前衛職のゴブリンを先頭に、槍のように鋭い魚鱗の陣で俺達に向かって突撃してきた。
前衛ゴブリン達が三角形の部分を担い、それから少し間を空けて、後衛ゴブリンと『ビックボスゴブリン』がついてくる形になっている。
三角形に布陣した前衛ゴブリンと、隙間を空けてその後ろに、四角形に布陣した後衛ゴブリン。
その2つの間は、だんだんと開いて言っている。
多分、前衛ゴブリンの方が足が速いため、前へ前へと行ってしまって、足の遅い後衛との間にどんどんと差ができてしまっているのだろう。
俺達は、もう少し距離を詰める必要があったため、棒立ちで準備が終わるのを待った。
魔法を唱え終わったので、俺はみんなに伝えた。
「魔法準備OK」
これで、いつでも壁をつくれる。
そう思いながら、俺は右手に鉄球を、左手に剣を構えた。
どちらかの手に剣を構えていないと、魔法を打てないからな。
『両利き』スキルとか合ったら良いな。
それがあったら、左手でも、もうちょっとかっこよく剣を構えられたんじゃないかな。
俺が準備を完了してから、数秒後に、ローズが言った。
「魔法準備OK」
魔法組の準備は終わった。
コルドとシルさんの方を見ると、2人とも準備万端のようだ。
ゴブリン達との距離は、もう少し、あと少し。
こちらから近づいてやろうかと思ってきた。
後数メートル。
先頭のゴブリン数匹が、ベストな位置に来た。
俺は、叫んだ。
「鉄球行くぞ」
そう言いながら、『ノックバック』の乗った鉄球を投げ出した。
「矢行くよ」
俺が投げ出したのと同時に、シルさんも弓を打ち出した。
先頭の数匹の頭上を越えて、その後ろのゴブリンに、当たった。
当たったゴブリンは、ノックバックをして、かなりのゴブリンを巻き込んで倒れた。
隊列に穴ができた。
俺は、その穴を広げるように、その穴の左右に鉄球を投げた。
すると、隊列に穴が何個もできた。
穴が増えてきたタイミングで、コルドが言った。
「前に出る!」
そしてコルドは、ゴブリン達の方に向かって走り出した。
走り出したコルドの背中を眺めながら、鉄球を投げまた穴を作る。
その穴と穴をつなげるように、シルさんの矢がゴブリン達を襲った。
俺のノックバックよりは小さなノックバックだが、つながりそうになっていた穴達をつなげるには、十分な威力だった。
次第にいくつもの穴がつながっていき、かなり鋭くなったゴブリンの軍団の先頭数匹と、その後ろのゴブリンを分断した。
完全に分断が成功したタイミングで、ローズが言った。
「『ファイアストーム』行くわ」
ローズの『ファイアストーム』が分断されたゴブリン達の奥の集団の方に直撃した。
これで、時間が稼げるし、ダメージも入れられる。
一石二鳥だな。
そしてそのときは来た。
コルドがゴブリンに接敵してコルドが後衛ゴブリン達の遠距離攻撃の射程に入った。
そして、先頭のゴブリン達と後続のゴブリン達との分断もできた。
『ファイアウォール』を打つのは今しかない。
そう思いながら叫んだ。
「「「「今」」」」
叫ぶと同時に、先頭ゴブリンと後続ゴブリンを分断するようにくの字に『ファイアウォール』を展開した。
俺とローズは、事前に打ち合わせることなく、ぴったりとくっつくように『ファイアウォール』を展開した。
そして、2人同時に言った。
「「壁作った(わ)(ぞ)」」
ゴブリンと戦闘中のコルドが言った。
「ゴブリンは、7匹!」
7匹か。
コルドならすぐに討伐するだろう。
俺は、止まることなく指示を出した。
「シルさんと俺は、回り込んでくるゴブリンの対処、ローズは、『ビックボスゴブリン』ヘの牽制、コルドは、孤立したゴブリンを倒してくれ。牽制や対処は、倒せれば倒すつもりでやってくれ」
孤立させてからの作戦をちゃんと伝えてなかったなぁ。
そう思いながら俺は指示を出した。
指示を聞いた3人は声をそろえていった。
「「「了解」」」
俺は、コルドがゴブリンを倒し終えるまで、後続のゴブリン達が、『ファイアウォール』の内側に来ないように牽制しつつ、1匹でも多くのゴブリンを倒そうと遠距離攻撃をした。
コルドとオブリントの戦闘はすぐに終わった。
7匹のゴブリンは、あっけなくコルドに倒された。
7匹を倒し終えたコルドは言った。
「孤立したゴブリン倒し終わったぞ!」
俺は、戦闘が終わり興奮しているコルドに指示を出す。
「それなら、俺達の方まで下がってきて」
コルドからはすぐに返事が来た。
「了解!」
後続のゴブリン達がもたついたことや、後衛のゴブリン達が、コルドを攻撃しながら進んだため、かなり前進の速度が落ちたことなどのおかげで、コルドの戦闘中に、俺達のところまで遠距離攻撃が来ることはなかった。
だけど、もうそろそろ危ないな。
俺達の数メートル前までゴブリン達の矢が来ている。
俺達まで届くの時間の問題だろう。
そう思いながら攻撃を続けていると、コルドが戻ってきた。
戻ってきたコルドは元気よく言った。
「戻ってきたぞ!」
俺は、みんなに次の指示を飛ばす。
「じゃあ、俺とローズの『ファイアウォール』のクールタイムが終わるまで、遠距離攻撃で牽制しつつ、距離を詰められないように、後退していくぞ」
3人からはノータイムで返事が返ってきた。
「「「了解」」」
それからしばらく、『ファイアウォール』のクールタイムが終わったら、数匹引き剥がして倒し、それが終わったら、引きながら遠距離攻撃で倒すというのを繰り返した。
前衛のゴブリンは、かなりの勢いで数を減らしていった。
孤立作戦も効果がかなりあったけれど、それ以上に、俺達の牽制が思ったよりもダメージを与えたようだった。
何度目かの『ファイアウォール』が終わり、戻ってきたコルドが言った。
「前衛のゴブリンは、あらかた片付け終わったぞ」
俺達は、ゴブリン達と一定の距離を取りながら話をした。
バックステップをしながら、シルさんは言った。
「思っていたよりも、牽制で削れたね」
そうだな。
『ノックバック』で隊列が乱れたし、遠距離攻撃の威力が思ったよりも高くてびっくりしている。
ローズもうんうんと頷きながら言った。
「前回よりもかなり良い感じだったわね」
シルさんがこっちを向きながら聞いた。
「後衛のゴブリンはどうやって倒すの?」
後衛は前回と同じ方法で良いな。
あれは特に変えるところもないだろう。
俺は、前回の作戦をそのまま言った。
「後衛は、ゴブリンと俺達の攻撃の射程差を生かして、絶妙な距離から永遠に遠距離攻撃をしていればOK」
シルさんは今度は、首をかしげながら言った。
「それって、前衛の時からそうしていれば良かったんじゃないの?」
確かにそれはそうだな。
まぁ、でもそっちよりは、さっきまでの作戦の方が効率的ではあるよな。
どう説明したもんかなぁ。
そう悩んでいると、コルドが代わりに説明をしてくれた。
「いや、兄貴、やってることは、さっきまでとこれからで大してかわらないんだぞ! ただ、後衛は、突っ込んでこずにじりじり詰めてくるせいで、後衛相手には、さっきまでの先頭を孤立させて叩く戦法が使えないから、さっきまでの戦い方の一部、孤立叩きが無しって感じだな! だから、そこ以外はそこまでさっきとやることはかわらないぞ!」
うん、その説明であっていると思う。
前衛ゴブリンは、三角形で来るから、先頭が尖っていて孤立させることができるんだけど、後衛ゴブリンは、四角形で来るから、孤立させるのが難しいんだよなぁ。
そう思いながら俺は何度か頷いておいてた。
シルさんも納得したようで、何度も頷きながら言った。
「そういうことなんだね。確かに言われてみるとそうか」
ローズが、話を切り上げるような声色で言った。
「じゃあ、やるわよ」
俺達3人は、力強く返事をした。
「「「了解」」」
ローズはそう言って、魔法を唱え始めた。
俺は、ローズに合わせて、『ダブル』と『ファイアウォール』を唱え始めた。
ローズは魔法を唱えながら、メニューを開き『ノックバック』スキルを取っている。
それと同時に、シルさんも『ノックバック』スキルを取っていた。
2人の『ノックバック』はLv.1。ゴブリン達にどのぐらい通用するのだろうか?
少しの不安を抱えながら、ゴブリンがこちらに向かって走り出すのを待った。
にらみ合いは一瞬だった。
『ビックボスゴブリン』とそのお供のゴブリン達は、ゆっくりとしかし、劇的に動き出した。
動き出したのに合わせて、コルドが叫んだ。
「来たぞ!」
ゴブリン達は、前衛職のゴブリンを先頭に、槍のように鋭い魚鱗の陣で俺達に向かって突撃してきた。
前衛ゴブリン達が三角形の部分を担い、それから少し間を空けて、後衛ゴブリンと『ビックボスゴブリン』がついてくる形になっている。
三角形に布陣した前衛ゴブリンと、隙間を空けてその後ろに、四角形に布陣した後衛ゴブリン。
その2つの間は、だんだんと開いて言っている。
多分、前衛ゴブリンの方が足が速いため、前へ前へと行ってしまって、足の遅い後衛との間にどんどんと差ができてしまっているのだろう。
俺達は、もう少し距離を詰める必要があったため、棒立ちで準備が終わるのを待った。
魔法を唱え終わったので、俺はみんなに伝えた。
「魔法準備OK」
これで、いつでも壁をつくれる。
そう思いながら、俺は右手に鉄球を、左手に剣を構えた。
どちらかの手に剣を構えていないと、魔法を打てないからな。
『両利き』スキルとか合ったら良いな。
それがあったら、左手でも、もうちょっとかっこよく剣を構えられたんじゃないかな。
俺が準備を完了してから、数秒後に、ローズが言った。
「魔法準備OK」
魔法組の準備は終わった。
コルドとシルさんの方を見ると、2人とも準備万端のようだ。
ゴブリン達との距離は、もう少し、あと少し。
こちらから近づいてやろうかと思ってきた。
後数メートル。
先頭のゴブリン数匹が、ベストな位置に来た。
俺は、叫んだ。
「鉄球行くぞ」
そう言いながら、『ノックバック』の乗った鉄球を投げ出した。
「矢行くよ」
俺が投げ出したのと同時に、シルさんも弓を打ち出した。
先頭の数匹の頭上を越えて、その後ろのゴブリンに、当たった。
当たったゴブリンは、ノックバックをして、かなりのゴブリンを巻き込んで倒れた。
隊列に穴ができた。
俺は、その穴を広げるように、その穴の左右に鉄球を投げた。
すると、隊列に穴が何個もできた。
穴が増えてきたタイミングで、コルドが言った。
「前に出る!」
そしてコルドは、ゴブリン達の方に向かって走り出した。
走り出したコルドの背中を眺めながら、鉄球を投げまた穴を作る。
その穴と穴をつなげるように、シルさんの矢がゴブリン達を襲った。
俺のノックバックよりは小さなノックバックだが、つながりそうになっていた穴達をつなげるには、十分な威力だった。
次第にいくつもの穴がつながっていき、かなり鋭くなったゴブリンの軍団の先頭数匹と、その後ろのゴブリンを分断した。
完全に分断が成功したタイミングで、ローズが言った。
「『ファイアストーム』行くわ」
ローズの『ファイアストーム』が分断されたゴブリン達の奥の集団の方に直撃した。
これで、時間が稼げるし、ダメージも入れられる。
一石二鳥だな。
そしてそのときは来た。
コルドがゴブリンに接敵してコルドが後衛ゴブリン達の遠距離攻撃の射程に入った。
そして、先頭のゴブリン達と後続のゴブリン達との分断もできた。
『ファイアウォール』を打つのは今しかない。
そう思いながら叫んだ。
「「「「今」」」」
叫ぶと同時に、先頭ゴブリンと後続ゴブリンを分断するようにくの字に『ファイアウォール』を展開した。
俺とローズは、事前に打ち合わせることなく、ぴったりとくっつくように『ファイアウォール』を展開した。
そして、2人同時に言った。
「「壁作った(わ)(ぞ)」」
ゴブリンと戦闘中のコルドが言った。
「ゴブリンは、7匹!」
7匹か。
コルドならすぐに討伐するだろう。
俺は、止まることなく指示を出した。
「シルさんと俺は、回り込んでくるゴブリンの対処、ローズは、『ビックボスゴブリン』ヘの牽制、コルドは、孤立したゴブリンを倒してくれ。牽制や対処は、倒せれば倒すつもりでやってくれ」
孤立させてからの作戦をちゃんと伝えてなかったなぁ。
そう思いながら俺は指示を出した。
指示を聞いた3人は声をそろえていった。
「「「了解」」」
俺は、コルドがゴブリンを倒し終えるまで、後続のゴブリン達が、『ファイアウォール』の内側に来ないように牽制しつつ、1匹でも多くのゴブリンを倒そうと遠距離攻撃をした。
コルドとオブリントの戦闘はすぐに終わった。
7匹のゴブリンは、あっけなくコルドに倒された。
7匹を倒し終えたコルドは言った。
「孤立したゴブリン倒し終わったぞ!」
俺は、戦闘が終わり興奮しているコルドに指示を出す。
「それなら、俺達の方まで下がってきて」
コルドからはすぐに返事が来た。
「了解!」
後続のゴブリン達がもたついたことや、後衛のゴブリン達が、コルドを攻撃しながら進んだため、かなり前進の速度が落ちたことなどのおかげで、コルドの戦闘中に、俺達のところまで遠距離攻撃が来ることはなかった。
だけど、もうそろそろ危ないな。
俺達の数メートル前までゴブリン達の矢が来ている。
俺達まで届くの時間の問題だろう。
そう思いながら攻撃を続けていると、コルドが戻ってきた。
戻ってきたコルドは元気よく言った。
「戻ってきたぞ!」
俺は、みんなに次の指示を飛ばす。
「じゃあ、俺とローズの『ファイアウォール』のクールタイムが終わるまで、遠距離攻撃で牽制しつつ、距離を詰められないように、後退していくぞ」
3人からはノータイムで返事が返ってきた。
「「「了解」」」
それからしばらく、『ファイアウォール』のクールタイムが終わったら、数匹引き剥がして倒し、それが終わったら、引きながら遠距離攻撃で倒すというのを繰り返した。
前衛のゴブリンは、かなりの勢いで数を減らしていった。
孤立作戦も効果がかなりあったけれど、それ以上に、俺達の牽制が思ったよりもダメージを与えたようだった。
何度目かの『ファイアウォール』が終わり、戻ってきたコルドが言った。
「前衛のゴブリンは、あらかた片付け終わったぞ」
俺達は、ゴブリン達と一定の距離を取りながら話をした。
バックステップをしながら、シルさんは言った。
「思っていたよりも、牽制で削れたね」
そうだな。
『ノックバック』で隊列が乱れたし、遠距離攻撃の威力が思ったよりも高くてびっくりしている。
ローズもうんうんと頷きながら言った。
「前回よりもかなり良い感じだったわね」
シルさんがこっちを向きながら聞いた。
「後衛のゴブリンはどうやって倒すの?」
後衛は前回と同じ方法で良いな。
あれは特に変えるところもないだろう。
俺は、前回の作戦をそのまま言った。
「後衛は、ゴブリンと俺達の攻撃の射程差を生かして、絶妙な距離から永遠に遠距離攻撃をしていればOK」
シルさんは今度は、首をかしげながら言った。
「それって、前衛の時からそうしていれば良かったんじゃないの?」
確かにそれはそうだな。
まぁ、でもそっちよりは、さっきまでの作戦の方が効率的ではあるよな。
どう説明したもんかなぁ。
そう悩んでいると、コルドが代わりに説明をしてくれた。
「いや、兄貴、やってることは、さっきまでとこれからで大してかわらないんだぞ! ただ、後衛は、突っ込んでこずにじりじり詰めてくるせいで、後衛相手には、さっきまでの先頭を孤立させて叩く戦法が使えないから、さっきまでの戦い方の一部、孤立叩きが無しって感じだな! だから、そこ以外はそこまでさっきとやることはかわらないぞ!」
うん、その説明であっていると思う。
前衛ゴブリンは、三角形で来るから、先頭が尖っていて孤立させることができるんだけど、後衛ゴブリンは、四角形で来るから、孤立させるのが難しいんだよなぁ。
そう思いながら俺は何度か頷いておいてた。
シルさんも納得したようで、何度も頷きながら言った。
「そういうことなんだね。確かに言われてみるとそうか」
ローズが、話を切り上げるような声色で言った。
「じゃあ、やるわよ」
俺達3人は、力強く返事をした。
「「「了解」」」
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