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1章 スタートダッシュ
スキル合成と売店でダンジョン前準備
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チュートリアルはもう終わりらしい。
これからは、自由に行動できるみたいだ。
もうちょっとあるもんだと思っていたから少し驚いた。
もう終わりなんだ。
まぁ、長くチュートリアルと称してプレイヤーを拘束するのも良くないから、最低限にしたのかな?
あり得そうだな。
えっと、今って何時だっけ?
俺は、メニューの時計から時刻を確認した。
ゲーム内時刻で、7時6分、現実の時間では、10時22分。
ゲームを始めてから、ゲーム内時間と、俺の体感時間では1時間、現実では20分ぐらいしか経っていないのか。
そんなもんな。
もっとがっつりチュートリアルをやったもんだと思っていた。
1時間か。外の時間だと20分か。
ゲームのチュートリアルにしては長かったな。
まぁ、それは多分、俺がゆっくりチュートリアルを進めていたからだろうな。
いろんな物に感動して、いろんな物に興味を持って、ゆっくりじっくりチュートリアルをしていたから、こんなに時間がかかったんだろうな。
普通の人なら、半分ぐらいの時間で終わったんじゃないかな。
それでも30分か。
30分も説明する要素があるゲームって、かなり大きなゲームだな。
これは、今までにない規模だよな。
まぁ、そもそも、フルダイブVRMMOと言うもの自体が、今までにないものだからな。
今までやっていた、VRのゲームとか、画面でいていたゲームとは勝手が違うんだろうな。
そう考えると、この30分、1時間が長いのか短いのかが分からないな。
比較対象がないから。
長い短いのは無しはどうでも良い。
これから、何をするかを考えなきゃな。
とりあえず、ダンジョンに行こう。
そうすると、何か依頼を受けていった方が効率が良いだろう。
じゃあ、とりあえずまた受付に行き、良い感じの依頼を見繕ってもらおう。
その前にやらなきゃいけないことがいくつかあるな。
まず、チュートリアルの後にしようと思っていた、スキルオーブとSPの書の使用をしないとだな。
今使わないとタンスの肥やしになりそうだから。
じゃあ、とりあえず、使うか。
俺は、ストレージから、まず、『疲労耐性』のスキルオーブを取り出した。
そして、使用した。
すると、スキルオーブは一瞬輝いて消えた。
これで使えたのかな?
少し不安になってきたな。
そう思っているとウィンドウが出てアナウンスが流れた。
スキル『疲労耐性』を獲得しました。
枠スキルは全て埋まっているため、予備スキルに入りました。
どうやら、きちんと使えていたみたいだ。
アナウンスを聞いた後に、ステータスを開いて改めて確認した。
きちんと予備スキルの欄に『疲労耐性』の文字があった。
取ったは良いけど、予備スキルだと使えないし成長もしないんだよな。
どうしたもんかな。
そういえば、このゲームってスキルとスキルを合成できるんだよな。
『キメラスキルオンライン』だもんな。
それをやって、枠を1枠減らせば、『疲労耐性』も枠スキルに入れられるな。
スキルの合成やってみるか。
どうやってやるんだろう?
チュートリアルで教えてほしかったな。
そう思って、いろいろポチポチ押していると、スキルを押したときに、『詳細を見る』の他に『合成する』という選択肢が出てきた。
ここから合成するのか。
じゃあ、合成してみるか
じゃあ、この『物理の心得』に、同じく心得と入っている『冒険者の心得』を合成してみようかな。
えっと、『合成』ボタンを押せば合成できるのか。
簡単だな。
俺は、『合成』ボタンを押した。
すると、『物理の心得』と『冒険者の心得』が合成されて、『1.物理冒険者の心得』になった。
『1.』って何だ?
あぁ、合成を1回しましたよの『1.』か。
1回合成したスキルを一次合成スキルって言うんだな。
へぇ、知らなかった。
チュートリアルで教えてくれたら良かったのに。
『物理冒険者の心得』の性能はどんな感じなのかな?
俺はわくわくしながら詳細を見た。
1.物理冒険者の心得
物理冒険者系職業の場合、物理攻撃のダメージが一定割合上昇する。
物理冒険者系の職業の場合、物理冒険者系職業関連能力が一定割合上昇する。
物理冒険者系の職業の場合、物理冒険者系職業の獲得経験値が一定割合上昇する。
上昇割合はレベルにより異なる。
【物理ダメージアップ率】
元:Lv.×1.5%物理ダメージアップ
Ⅰ:Lv.×3%物理ダメージアップ
Ⅱ:Lv.×5.5%物理ダメージアップ
Ⅲ:Lv.×10%物理ダメージアップ
Ⅳ:Lv.×18.5%物理ダメージアップ
Ⅴ:Lv.×35%物理ダメージアップ
【能力上昇割合】【経験値上昇割合】
元:Lv.×1.5%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×1.5%
Ⅰ:Lv.×3%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×3%
Ⅱ:Lv.×5.5%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×5.5%
Ⅲ:Lv.×10%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×10%
Ⅳ:Lv.×18.5%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×18.5%
Ⅴ:Lv.×35%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×35%
ニッチなスキルになったな。
まず、物理冒険者系限定のスキルになった。
そして、少しずつだけど%が上がった。
制約を強くすることで効果が上がったのかな。
俺的に考えたら、純粋な強化だな。
物理の心得だった部分に関しては、純粋な強化だし、冒険者の心得の部分に関しては、上がる能力の幅が狭まったけど、そこまで影響はないだろう。
少し心配なんだけど、サバイバル冒険者って、物理冒険者系の職業なのかな。
魔法をしている訳じゃないし、物理系なのかな。
そこら辺は少し不安だな。
まぁ、多分大丈夫でしょ。
合成して空いた枠に自動的に疲労耐性が入っていた。
これで、全部のスキルがうまく入ったな。
合成が楽しくなってきたから、もう1組ぐらい合成したいな。
でも、良い感じの組み合わせがありそうなスキルがないな。
『簡易鑑定』も『弓術』も『採取』も『疲労耐性』も全部バラバラな方面のスキルだから、合成語のイメージが浮かばない。
次のスキルが入ってくるまでは、合成はお預けかな。
スキルの話はこのぐらいにして、SPの書の方に移ろう。
SPの書を探してストレージをあさる。
今持っているSPの書は初日用依頼の報酬にもらった小1つだった。
ログイン報酬でもらったのは、SPの書じゃなくて、NPの書の中だった。
頭の中でごっちゃになっていたな。
じゃあ、それぞれ使っていくか。
どちらもストレージから出してきて、使用を選択した。
すると、SPの書もNPの書もスキルオーブと同じく一瞬光って消えてしまった。
この演出、ちゃんと使えているのか不安になるな。
そう思っているとまたアナウンスとそれのウィンドウが出た。
NPを5獲得しました。
SPを1獲得しました。
小で1,中で5なんだな。
じゃあ、早速振っていくか。
俺はステータスを開いて、能力値と消費値を改めてみた。
あれ?
なんか増えてない?
まだSPとNP振ってないんだけど。
何で増えているんだろう。
何か増える要因あったかな?
レベルアップもしていないし、ステータスが上がるようなスキルも持っていないんだけど。
ポチポチして原因を探っていると、割とすぐに分かった。
なぜか増えていたステータスの要因は、称号だった。
そういえば、『チュートリアル修了者』と言う称号をチュートリアルが終わったときのアナウンスでもらっていたわ。
チュートリアルが終わったことにしか関心がなくて、見逃していたな。
反省反省。
これの効果かぁ。
俺は、『チュートリアル修了者』の詳細を確認した。
チュートリアル修了者
チュートリアルを最初から最後まで完遂した物に与えられる称号。
この世界での動き方を最低限知っている。
条件:チュートリアルを最後まで行うこと。チュートリアル用のウィンドウが出たときに、その指示に従って行動する。
効果:各能力値、各消費値に1の補正が入る。
地味にデカい補正だな。
合計で8の補正か。
能力値に入る補正に関しては、1レベル分のNPよりも多い。
これは、かなり良い称号なんじゃないかな。
チュートリアルをちゃんとやって良かったな。
チュートリアル用のウィンドウの指示をきちんとこなして良かったな。
なんか報われたような気がする。
別にチュートリアルで大変な思いをしてきた訳ではないけれど。
原因も分かったところで、気を取り直して、NPとSPの割り振りをしちゃおう。
まず、SPに関しては、HP一択。
速攻でHPに割り振った。
続いて、NPの方。
どうしようかな。
割り振れるポイントは5ポイント。
これをどう割り振っていこう。
とりあえず使うステータスに均等にわる振っていくか。
どこかに特化する予定もないし、いろんな事が出来るように満遍なく。
俺は、とりあえずSTR、VIT、AGI、DEXに1ずつ割り振った。
残りの1ポイントはどうしようかな。
俺の中に、前回の戦闘で、ダンジョンラビットに2げきもくらったことが記憶に残っていたので、VITに割り振ることにした。
よし、これで、OK。
やるべきことはやったかな?
あ、そうだ。
売店も行かなきゃ。
今行かないと売店の存在を忘れそうだな。
依頼受けてからだと、依頼に気持ちが行ってしまって、売店に寄っている余裕はないだろう。
だから先に寄っておくか。
俺は、ギルド内の売店に向かった。
幸い今いたところの近くだったので、売店にはすぐに着いた。
売店という名前を聞いて思い浮かべていた店とは、全然違う店だった。
俺はここに来るまで、 駅の売店や、学校の売店、コンビニみたいな施設を思い浮かべていた。
まず、ギルドの売店は、商品が並んでいなかった。
そして、店員もいなかった。
そこには、姿見のようなサイズのタブレット端末が大量に並んでいた。
それだけしかなかった。
これだけなの?
商品は?店員さんは?
少し困惑から思考が止まった。
深呼吸をして冷静さを取り戻し、俺はとりあえず、デカいタブレット端末を操作してみることにした。
えっと、まず、ここにギルドカードをかざせば良いのか。
俺は、端末の指示に従いギルドカードをかざした。
すると、タブレットに俺のギルドカードの情報が映し出された。
本人で間違いないかという問いに、『はい』と答える
答え終えると、画面が切り替わり、メニュー表のような画面になった。
上に、アイテムの種類が並んでいて、それを選択すると、個別のアイテムが表示される。
タブレットで注文するタイプの外食みたいだなぁ。
スワイプさせれば次のページも見れるみたいだ。
ここも、タブレットで注文するタイプの外食みたいだな。
操作方法が分かったので、早速ポーションを探す。
俺は、とりあえず、ポーションのページを開いた。
すると、ずらっと様々なポーションが表示される。
これは、どれを買ったらいいのか分からないやつだ。
そう思ったので、俺は、ポーションページから、初心者にお勧め!ページに移った。
そこには、様々な物が並んでいた。
数種類のポーションに、携帯用の食料、砥石に、最低限の防具、消耗品類に、矢など、初心者向けの品質で、初心者向けの値段の物が並んでいた。
このページにある、ポーションを買おう。
MPポーションは必要ないから、HPポーションだけ。
このHPポーションはどんな性能なんだろうと思って端末から詳細を見た。
初心者向けHPポーション
回復量:30
初心者向けのリーズナブルなHPポーション。
初心者の低いHPを回復するには十分なHPポーション。
背伸びせず、まずはここからスタートしよう。
これでいいな。
前回の先頭で負ったダメージも、ギリギリ30には届かなかったし。
これで十分だろう。
後ついでに何か買おうかな。
そう思いながら初心者にお勧め!ページを眺めた。
目に付いた、携帯食料の詳細を見てみる。
初心者向け携帯食料
空腹値回復量:10
冒険の途中で空腹になってしまったときにさっと食べられる携帯食料。
手軽に持ち運ぶことができる。
携帯食料なので、料理としては珍しく、1枠で複数持ち運ぶことができる。
これも買っていこう。
空腹値が100になるとステータスがかなり下がるらしいし、持って行って損はないだろう。
それに、今何も食料を持っていないから、保険に持っておくにはちょうど良いだろう。
俺は、ポーションと携帯食料をそれぞれ10本カートに入れた。
これぐらいにしようかな。
いや、矢も買ってこう。
矢なんて、いくらあってもいいからな。
専用のストレージもあるし。
追加で、矢を10本束を3つカートに入れた。
よし、これで会計をしよう。
そう思い会計ボタンを押した。
えっと、ポーションが1本150Gで10本で1500G、携帯食料が、1本100Gで10本で1000G、矢が10本の束で1000G、3束で3000G、締めて5500Gか。
いい金額するな。
どれも数買っているからだろうけど。
俺は、金額の確認を終えて、支払いをおした。
すると、『残高が不足しています。ただいまの残高5299G。お支払いを止めますか?借り入れをしますか?口座に入金をして残高を増やしますか?』
残高がたりていないだと?!
まぁ、それもそっか。
まだ、依頼を3つクリアして、素材を2つ買取りに出しただけだもんな。
金を持っているはずがないよな。
それにしては、かなりギリギリみたいだけど。
どうしようかな。
確か借り入れられる額って、特別預入金の倍までだよな。
ということは、4Gまで借りることが出来るということか。
うん、たりないな。
そうなると、いくつか買う物を減らそうかな。
そういえば、チュートリアルの報酬とか、ログインボーナスとかでもらったお金って、口座に入金されたのではなく、ストレージの方に入っていたよな。
そう思って、ストレージを確認した。
すると、ストレージに13,000Gが入っていた。
これを入金すれば余裕じゃん。
俺は、余裕を持って、入金するを選択した。
すると、画面の一部が開き、ATMの入金みたいなお金を入れるところが出来た。
こんなにハイテクなんだな。
ゲームの中だからってやりたい放題だな。
と言うか、ここに紙幣じゃなくて硬貨を入れていいのかな?
ATMならダメだよな。
でも、硬貨しか持ってないんだよな。
まぁ、なんとかなるだろう。
そう思って一か八かで全額入れた。
するとうまく行ったみたいで、残高の表示が5299Gから、18,299Gに変化した。
これで支払いができる。
そう思いながらもう一度支払いボタンを押した。
支払いが終わると、先ほどと同じように画面の一部が開き、そこから今度は、商品が出てきた。
こんなことも出来るんだな。
ゲームの自由度ってすごい。
と言う過去の設定にしようといった人がすごいな。
そう思いながら、買った物をストレージに入れた。
よし、これで受付に行く前にやることが終わったし、後は受付に行って依頼を受けて、ダンジョンに行こう
これからは、自由に行動できるみたいだ。
もうちょっとあるもんだと思っていたから少し驚いた。
もう終わりなんだ。
まぁ、長くチュートリアルと称してプレイヤーを拘束するのも良くないから、最低限にしたのかな?
あり得そうだな。
えっと、今って何時だっけ?
俺は、メニューの時計から時刻を確認した。
ゲーム内時刻で、7時6分、現実の時間では、10時22分。
ゲームを始めてから、ゲーム内時間と、俺の体感時間では1時間、現実では20分ぐらいしか経っていないのか。
そんなもんな。
もっとがっつりチュートリアルをやったもんだと思っていた。
1時間か。外の時間だと20分か。
ゲームのチュートリアルにしては長かったな。
まぁ、それは多分、俺がゆっくりチュートリアルを進めていたからだろうな。
いろんな物に感動して、いろんな物に興味を持って、ゆっくりじっくりチュートリアルをしていたから、こんなに時間がかかったんだろうな。
普通の人なら、半分ぐらいの時間で終わったんじゃないかな。
それでも30分か。
30分も説明する要素があるゲームって、かなり大きなゲームだな。
これは、今までにない規模だよな。
まぁ、そもそも、フルダイブVRMMOと言うもの自体が、今までにないものだからな。
今までやっていた、VRのゲームとか、画面でいていたゲームとは勝手が違うんだろうな。
そう考えると、この30分、1時間が長いのか短いのかが分からないな。
比較対象がないから。
長い短いのは無しはどうでも良い。
これから、何をするかを考えなきゃな。
とりあえず、ダンジョンに行こう。
そうすると、何か依頼を受けていった方が効率が良いだろう。
じゃあ、とりあえずまた受付に行き、良い感じの依頼を見繕ってもらおう。
その前にやらなきゃいけないことがいくつかあるな。
まず、チュートリアルの後にしようと思っていた、スキルオーブとSPの書の使用をしないとだな。
今使わないとタンスの肥やしになりそうだから。
じゃあ、とりあえず、使うか。
俺は、ストレージから、まず、『疲労耐性』のスキルオーブを取り出した。
そして、使用した。
すると、スキルオーブは一瞬輝いて消えた。
これで使えたのかな?
少し不安になってきたな。
そう思っているとウィンドウが出てアナウンスが流れた。
スキル『疲労耐性』を獲得しました。
枠スキルは全て埋まっているため、予備スキルに入りました。
どうやら、きちんと使えていたみたいだ。
アナウンスを聞いた後に、ステータスを開いて改めて確認した。
きちんと予備スキルの欄に『疲労耐性』の文字があった。
取ったは良いけど、予備スキルだと使えないし成長もしないんだよな。
どうしたもんかな。
そういえば、このゲームってスキルとスキルを合成できるんだよな。
『キメラスキルオンライン』だもんな。
それをやって、枠を1枠減らせば、『疲労耐性』も枠スキルに入れられるな。
スキルの合成やってみるか。
どうやってやるんだろう?
チュートリアルで教えてほしかったな。
そう思って、いろいろポチポチ押していると、スキルを押したときに、『詳細を見る』の他に『合成する』という選択肢が出てきた。
ここから合成するのか。
じゃあ、合成してみるか
じゃあ、この『物理の心得』に、同じく心得と入っている『冒険者の心得』を合成してみようかな。
えっと、『合成』ボタンを押せば合成できるのか。
簡単だな。
俺は、『合成』ボタンを押した。
すると、『物理の心得』と『冒険者の心得』が合成されて、『1.物理冒険者の心得』になった。
『1.』って何だ?
あぁ、合成を1回しましたよの『1.』か。
1回合成したスキルを一次合成スキルって言うんだな。
へぇ、知らなかった。
チュートリアルで教えてくれたら良かったのに。
『物理冒険者の心得』の性能はどんな感じなのかな?
俺はわくわくしながら詳細を見た。
1.物理冒険者の心得
物理冒険者系職業の場合、物理攻撃のダメージが一定割合上昇する。
物理冒険者系の職業の場合、物理冒険者系職業関連能力が一定割合上昇する。
物理冒険者系の職業の場合、物理冒険者系職業の獲得経験値が一定割合上昇する。
上昇割合はレベルにより異なる。
【物理ダメージアップ率】
元:Lv.×1.5%物理ダメージアップ
Ⅰ:Lv.×3%物理ダメージアップ
Ⅱ:Lv.×5.5%物理ダメージアップ
Ⅲ:Lv.×10%物理ダメージアップ
Ⅳ:Lv.×18.5%物理ダメージアップ
Ⅴ:Lv.×35%物理ダメージアップ
【能力上昇割合】【経験値上昇割合】
元:Lv.×1.5%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×1.5%
Ⅰ:Lv.×3%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×3%
Ⅱ:Lv.×5.5%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×5.5%
Ⅲ:Lv.×10%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×10%
Ⅳ:Lv.×18.5%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×18.5%
Ⅴ:Lv.×35%職業関連能力アップ。特定職業経験値アップLv.×35%
ニッチなスキルになったな。
まず、物理冒険者系限定のスキルになった。
そして、少しずつだけど%が上がった。
制約を強くすることで効果が上がったのかな。
俺的に考えたら、純粋な強化だな。
物理の心得だった部分に関しては、純粋な強化だし、冒険者の心得の部分に関しては、上がる能力の幅が狭まったけど、そこまで影響はないだろう。
少し心配なんだけど、サバイバル冒険者って、物理冒険者系の職業なのかな。
魔法をしている訳じゃないし、物理系なのかな。
そこら辺は少し不安だな。
まぁ、多分大丈夫でしょ。
合成して空いた枠に自動的に疲労耐性が入っていた。
これで、全部のスキルがうまく入ったな。
合成が楽しくなってきたから、もう1組ぐらい合成したいな。
でも、良い感じの組み合わせがありそうなスキルがないな。
『簡易鑑定』も『弓術』も『採取』も『疲労耐性』も全部バラバラな方面のスキルだから、合成語のイメージが浮かばない。
次のスキルが入ってくるまでは、合成はお預けかな。
スキルの話はこのぐらいにして、SPの書の方に移ろう。
SPの書を探してストレージをあさる。
今持っているSPの書は初日用依頼の報酬にもらった小1つだった。
ログイン報酬でもらったのは、SPの書じゃなくて、NPの書の中だった。
頭の中でごっちゃになっていたな。
じゃあ、それぞれ使っていくか。
どちらもストレージから出してきて、使用を選択した。
すると、SPの書もNPの書もスキルオーブと同じく一瞬光って消えてしまった。
この演出、ちゃんと使えているのか不安になるな。
そう思っているとまたアナウンスとそれのウィンドウが出た。
NPを5獲得しました。
SPを1獲得しました。
小で1,中で5なんだな。
じゃあ、早速振っていくか。
俺はステータスを開いて、能力値と消費値を改めてみた。
あれ?
なんか増えてない?
まだSPとNP振ってないんだけど。
何で増えているんだろう。
何か増える要因あったかな?
レベルアップもしていないし、ステータスが上がるようなスキルも持っていないんだけど。
ポチポチして原因を探っていると、割とすぐに分かった。
なぜか増えていたステータスの要因は、称号だった。
そういえば、『チュートリアル修了者』と言う称号をチュートリアルが終わったときのアナウンスでもらっていたわ。
チュートリアルが終わったことにしか関心がなくて、見逃していたな。
反省反省。
これの効果かぁ。
俺は、『チュートリアル修了者』の詳細を確認した。
チュートリアル修了者
チュートリアルを最初から最後まで完遂した物に与えられる称号。
この世界での動き方を最低限知っている。
条件:チュートリアルを最後まで行うこと。チュートリアル用のウィンドウが出たときに、その指示に従って行動する。
効果:各能力値、各消費値に1の補正が入る。
地味にデカい補正だな。
合計で8の補正か。
能力値に入る補正に関しては、1レベル分のNPよりも多い。
これは、かなり良い称号なんじゃないかな。
チュートリアルをちゃんとやって良かったな。
チュートリアル用のウィンドウの指示をきちんとこなして良かったな。
なんか報われたような気がする。
別にチュートリアルで大変な思いをしてきた訳ではないけれど。
原因も分かったところで、気を取り直して、NPとSPの割り振りをしちゃおう。
まず、SPに関しては、HP一択。
速攻でHPに割り振った。
続いて、NPの方。
どうしようかな。
割り振れるポイントは5ポイント。
これをどう割り振っていこう。
とりあえず使うステータスに均等にわる振っていくか。
どこかに特化する予定もないし、いろんな事が出来るように満遍なく。
俺は、とりあえずSTR、VIT、AGI、DEXに1ずつ割り振った。
残りの1ポイントはどうしようかな。
俺の中に、前回の戦闘で、ダンジョンラビットに2げきもくらったことが記憶に残っていたので、VITに割り振ることにした。
よし、これで、OK。
やるべきことはやったかな?
あ、そうだ。
売店も行かなきゃ。
今行かないと売店の存在を忘れそうだな。
依頼受けてからだと、依頼に気持ちが行ってしまって、売店に寄っている余裕はないだろう。
だから先に寄っておくか。
俺は、ギルド内の売店に向かった。
幸い今いたところの近くだったので、売店にはすぐに着いた。
売店という名前を聞いて思い浮かべていた店とは、全然違う店だった。
俺はここに来るまで、 駅の売店や、学校の売店、コンビニみたいな施設を思い浮かべていた。
まず、ギルドの売店は、商品が並んでいなかった。
そして、店員もいなかった。
そこには、姿見のようなサイズのタブレット端末が大量に並んでいた。
それだけしかなかった。
これだけなの?
商品は?店員さんは?
少し困惑から思考が止まった。
深呼吸をして冷静さを取り戻し、俺はとりあえず、デカいタブレット端末を操作してみることにした。
えっと、まず、ここにギルドカードをかざせば良いのか。
俺は、端末の指示に従いギルドカードをかざした。
すると、タブレットに俺のギルドカードの情報が映し出された。
本人で間違いないかという問いに、『はい』と答える
答え終えると、画面が切り替わり、メニュー表のような画面になった。
上に、アイテムの種類が並んでいて、それを選択すると、個別のアイテムが表示される。
タブレットで注文するタイプの外食みたいだなぁ。
スワイプさせれば次のページも見れるみたいだ。
ここも、タブレットで注文するタイプの外食みたいだな。
操作方法が分かったので、早速ポーションを探す。
俺は、とりあえず、ポーションのページを開いた。
すると、ずらっと様々なポーションが表示される。
これは、どれを買ったらいいのか分からないやつだ。
そう思ったので、俺は、ポーションページから、初心者にお勧め!ページに移った。
そこには、様々な物が並んでいた。
数種類のポーションに、携帯用の食料、砥石に、最低限の防具、消耗品類に、矢など、初心者向けの品質で、初心者向けの値段の物が並んでいた。
このページにある、ポーションを買おう。
MPポーションは必要ないから、HPポーションだけ。
このHPポーションはどんな性能なんだろうと思って端末から詳細を見た。
初心者向けHPポーション
回復量:30
初心者向けのリーズナブルなHPポーション。
初心者の低いHPを回復するには十分なHPポーション。
背伸びせず、まずはここからスタートしよう。
これでいいな。
前回の先頭で負ったダメージも、ギリギリ30には届かなかったし。
これで十分だろう。
後ついでに何か買おうかな。
そう思いながら初心者にお勧め!ページを眺めた。
目に付いた、携帯食料の詳細を見てみる。
初心者向け携帯食料
空腹値回復量:10
冒険の途中で空腹になってしまったときにさっと食べられる携帯食料。
手軽に持ち運ぶことができる。
携帯食料なので、料理としては珍しく、1枠で複数持ち運ぶことができる。
これも買っていこう。
空腹値が100になるとステータスがかなり下がるらしいし、持って行って損はないだろう。
それに、今何も食料を持っていないから、保険に持っておくにはちょうど良いだろう。
俺は、ポーションと携帯食料をそれぞれ10本カートに入れた。
これぐらいにしようかな。
いや、矢も買ってこう。
矢なんて、いくらあってもいいからな。
専用のストレージもあるし。
追加で、矢を10本束を3つカートに入れた。
よし、これで会計をしよう。
そう思い会計ボタンを押した。
えっと、ポーションが1本150Gで10本で1500G、携帯食料が、1本100Gで10本で1000G、矢が10本の束で1000G、3束で3000G、締めて5500Gか。
いい金額するな。
どれも数買っているからだろうけど。
俺は、金額の確認を終えて、支払いをおした。
すると、『残高が不足しています。ただいまの残高5299G。お支払いを止めますか?借り入れをしますか?口座に入金をして残高を増やしますか?』
残高がたりていないだと?!
まぁ、それもそっか。
まだ、依頼を3つクリアして、素材を2つ買取りに出しただけだもんな。
金を持っているはずがないよな。
それにしては、かなりギリギリみたいだけど。
どうしようかな。
確か借り入れられる額って、特別預入金の倍までだよな。
ということは、4Gまで借りることが出来るということか。
うん、たりないな。
そうなると、いくつか買う物を減らそうかな。
そういえば、チュートリアルの報酬とか、ログインボーナスとかでもらったお金って、口座に入金されたのではなく、ストレージの方に入っていたよな。
そう思って、ストレージを確認した。
すると、ストレージに13,000Gが入っていた。
これを入金すれば余裕じゃん。
俺は、余裕を持って、入金するを選択した。
すると、画面の一部が開き、ATMの入金みたいなお金を入れるところが出来た。
こんなにハイテクなんだな。
ゲームの中だからってやりたい放題だな。
と言うか、ここに紙幣じゃなくて硬貨を入れていいのかな?
ATMならダメだよな。
でも、硬貨しか持ってないんだよな。
まぁ、なんとかなるだろう。
そう思って一か八かで全額入れた。
するとうまく行ったみたいで、残高の表示が5299Gから、18,299Gに変化した。
これで支払いができる。
そう思いながらもう一度支払いボタンを押した。
支払いが終わると、先ほどと同じように画面の一部が開き、そこから今度は、商品が出てきた。
こんなことも出来るんだな。
ゲームの自由度ってすごい。
と言う過去の設定にしようといった人がすごいな。
そう思いながら、買った物をストレージに入れた。
よし、これで受付に行く前にやることが終わったし、後は受付に行って依頼を受けて、ダンジョンに行こう
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
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気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
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フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
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2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
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自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
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