キメラスキルオンライン

百々 五十六

文字の大きさ
55 / 124
1章 スタートダッシュ

猫を追いかけて

しおりを挟む
 ”はい”を押すと、いつも通り、クエスト用のウィンドウが現れた。

 《町中クエスト》
 《猫を追いかけて》
 《その1 猫を影から眺めよう》

 自由気ままに生きる猫を追いかけてみましょう。
 ただし、姿を見せると、猫は警戒して、いつものように自由気ままに動いてくれません。
 なので、猫から姿が見えないように隠れながらついて行きましょう。


 へぇ、猫を追いかけるんだ。
 まぁ、クエスト名からなんとなくそっち系だとは思っていたけど、まんまそっち系なんだな。
 何というか、キメラスキルオンラインって、ひねりがないことが多いよね。
 モンスターの名前とかとかもそうだし、装備の名前とかクエストの名前もそうだよな。
 まぁ、わかりやすくて良いんだけどな。
 隠れながら追いかけるのか。
 うまく隠れられるか不安だな。
 なんとなく出来ない気がするな。
 だって、なーさんは、幸運の鈴をつけていて、定期的にチリンチリン鳴るからな。
 どうしようもないよな。
 まぁ、音は隠せなかったとしても、姿は隠せるようにしないとな。
 そう思いながら言った。

「あの猫を追いかければいいのか」

「なぁ?」

「俺たちは、あの猫に見つからないように追いかけるらしい。なーさん、出来るか?」

「なぁ!」

「じゃあ、さっそく追いかけよう。猫もそっぽを向いて歩きだしたし」

「なぁ!」

「にゃ」

 俺達は、肉串の串を加えた猫を追いかけだした。
 とりあえず、猫のいる方向に向かって歩く。
 この間に角を1つ2つ曲がられていたら、どうしようもないな。
 そう思いながら、言った。

「住宅地エリアの方に行ったな」

「な」

「さっそく追いかけるか」

「なー」

 俺達は、ストーカー? 探偵? 張り込み? とにかく、それらのまねごとをいながら、猫を追いかけていった。
 なぜ追いかける必要があるのかは分からない。
 とにかく、指示の通りに追いかけていった。
 俺達はノリノリで猫を追いかけていく。

「あそこの角を曲がったな」

「なぁ」

「じゃあ、あそこの角まで進むか」

「なぁ」

 猫は、自由気ままに、歩く。
 くねくねと路地裏を進んでいく。
 特に振り返ることもない。
 だから、尾行は簡単だった。
 猫が角を曲がる前は、そのさらに前の角に姿を隠し、角を曲がった瞬間に素早く移動して、次の角に移動する。
 そうやって、俺達は移動していった。
 なーさんもかなりノリノリで付き合ってくれている。
 猫が立ち止まると俺達も立ち止まる。

「立ち止まったな」

「なぁ」

「じゃあ、俺たちも少し立ち止まるか」

「な」

 猫は、不意に立ち止まったと思ったら、何をするでもなく、歩き出した。
 不思議な動きをするな。
 もしかしたら、猫たちは俺達とは全く違ったものを見ているのかもしれないな。
 そう思いながら、猫を追っていく。
 すると、猫は、住宅地の中にある、空き地で立ち止まった。
 また、ただ立ち止まっただけなのかな。
 そんなことを思いながら、猫を観察していく。

「空き地に行ったな」

「なぁ」

「あそこの角から見守るか」

「なー」

「にゃー」

「鳴きだしたな」

「な」

「何をしているんだろうな?」

「なぁ?」

 猫が、空き地で鳴いていて、何をしているのだろうと俺となーさんは首をかしげている。
 意味のある行動ではないのかもしれないけど、どういう意図なのか考えてしまう。
 首をかしげていると、猫が空き地に1匹また1匹と集まってきた。
 あぁ、もしかして、集合の合図だったのかな。
 それで鳴いていたのかな。
 それなら十分有り得るな。
 そう思いながら、物陰から、猫の観察を続ける。

「猫が集まってきたな」

「な」

「集会か何かかな?」

「なぁ?」

 猫が集まりきったようだ。
 猫は鳴くのを止めた。
 数えると、10匹以上いるみたいだ。
 14匹の猫が、空き地に集まった。
 猫でも14匹集まると独特な風格があるな。
 そんなことを考えていると、新たなクエストウィンドウが出現した。


 《町中クエスト》
 《猫を追いかけて》
 《その2 猫たちと交流しよう》

 猫の集会に参加して、猫たちと交流を持ちましょう。
 携帯食など、手持ちの食べ物を振る舞うと、警戒が解けて受け入れてくれる可能性が高いです。
 猫との交流を持ちましょう。


 今度は、隠れずに出て良いみたいだ。
 猫たちと交流か。
 受け入れてくれるのならば、やってみたいな。
 癒やされそうだし。
 猫は、たかだか携帯食で、受け入れてくれるのかな。
 そこが、少し不安だな。
 俺の携帯食料は、最低限の価格のやつだけど大丈夫かな。
 俺は、少しの不安を抱えながら言った。

「今度は、あそこに合流すればいいらしいぞ」

「な?」

「あそこに行って、食料を分けてあげればいいらしい」

「なぁ」

「とりあえず行ってみよう」

「なぁ!」

 俺達は、人数分の携帯食料をもって、猫たちの前に出た。
 俺達が空き地に足を踏み入れると、猫たちが一斉に警戒態勢に入り、威嚇するように、鳴き出した。
 もしかして失敗したかな?

「にゃ!」

「にゃ?」

「にゃ!」

「にゃ!」

「かなり警戒されているな」

「な」

 どうしたもんかな。
 このままだと受け入れてもらえないな。
 どうしたら良いんだろうな。
 とりあえず、ウィンドウの指示通りに、携帯食をあげようかな。
 俺はそのぐらいの気持ちで言った。

「携帯食料はいらないか?」

「なぁ?」

「おいしいぞ」

「な!」

 俺は、屈んで携帯食を、猫たちの目線の高さに出した。
 すると、猫たちは、1匹1つずつ、携帯食を取っていった。
 携帯食を地面に置いて、各々食べていった。

「にゃ」

「にゃー」

「ニャー」

「にゃ!」

「うまいか? どうだ?」

「「「「にゃ!」」」」

 猫たちは、うまそうに、携帯食を食べる。
 俺的には、携帯食はおいしいけれど、そこまでおいしいものではないという印象だな。
 店で食べるようなものや、自炊したものに比べるとさすがに、1段2段味が落ちる。
 けど、猫たちにとってはとてもおいしいごちそうみたいだな。
 それだけ腹が減っていたと言うことなのかな。
 それとも、俺と猫たちとでは味覚が根本的から違うのかな。
 そんなことを考えながら言った。

「そうかうまいか。良かったな!」

「なぁ!」

「にゃ?」

「なに? 撫でていいのか?」

「にゃ!」

 携帯食を食べ終えると、猫たちの内の1匹が、なでてほしそうにすり寄ってきた。
 これはなでろと言うことだよな。
 そう言うなら仕方がない。
 遠慮なくなでさせてもらおう。
 そう思いながら、なでた。

「じゃあ、遠慮なく」

「なぁ」

「どうだ気持ちいいか?」

「にゃ~」

「にゃ!」

「お前も撫でていいのか?」

「にゃ!」

「じゃあ、こっちの手で撫でようではないか」

「にゃ~」

「どうだ? 気持ちいいか?」

「にゃ~」

「気持ちいいのか。よかったな」

「「「にゃ!」」」

 残りの猫たちも、なでてほしそうな視線を送ってくる。
 これは、全員が満足いくまでなでなきゃいけないやつだな。
 これは癒やしを超えて、少し疲れそうだな。
 そう思いながら猫たちに言った。

「撫でてもらいたいなら、じゃあ、こっちに並んでくれ」

「なぁ!」

「「「「にゃ!」」」」

「行儀よく並んでくれるんだな」

「なぁ」

「結構なでたし、次の猫に交代だな」

 俺達は、交代交代で、次々と猫をなでていった。
 なんとか、癒やしの気持ちが勝っているうちに全員をなで終えることが出来た。
 本当に良かった。
 苦行に変わる前に追われて本当に良かった。
 なでられた猫たちは、満足そうにしている。
 俺は、若干の疲れも感じながら、猫たちに向かって言った。

「みんな満足したか?」

「「「「にゃ!」」」

「そうか。それは良かった」

「なぁ!」

 いつの間にか、猫たちとかなり仲良くなれたな。
 これも、最初に、携帯食を食べさせると良いとアドバイスをくれた、ウィンドウさんのおかげだな。
 ありがとう、ウィンドウさん。
 俺と猫たちを引き合わせてくれて。
 ウィンドウに感謝していると、新たなクエストウィンドウが出てきた。


 《町中クエスト》
 《猫を追いかけて》
 《その3 猫たちについて行こう》

 猫たちに仲間として受け入れられたので、今度は、堂々と猫たちについて行きましょう。
 猫たちとともに町中を散策しましょう。
 もちろん猫たちについて行く形で。


 今度は、一緒に移動して良いんだな。
 最初みたいに、影から追いかけなくて良いんだな。
 みんなと一緒に行動できるのはうれしいな。
 何というか、全然別のゲームをやっているような気持ちになるな。
 猫たちと戯れていると、戦闘をメインとしたゲームをやっている気がしないな。
 何というか、ふれあいとか癒やしをメインにしているゲームをやっている気分になるな。
 そんなことを考えながら言った。

「みんなで移動するのか?」

「「「「にゃ」」」」

「それに付いて行っていいか?」

「「「「にゃ」」」」

「そうか。じゃあ、付いて行かせてもらうな」

「なぁ!」

「まずは、どこに行くんだ?」

「にゃ!」

「あっちか。あっちの方は行ったことがないな」

「な!」

 俺となーさんは、猫たちの隊列の最後尾を追いかける形で、移動を始めた。
 猫たちが歩く真ん中に入れられると、歩幅とかの関係から、踏んでしまったり、蹴ってしまったりする可能性があるので、最後尾になった。
 さすがに行く場所も分からないのに最前に行くのは、さすがに厳しかったので、最後尾に来た。
 俺が最後尾にいるので、それに合わせて、なーさんも最後尾に来た。
 そうやって歩いていると、新しいクエストウィンドウが出た。


 《町中クエスト》
 《猫を追いかけて》
 《その4 町の人と交流を持とう》

 猫たちと行動をともにしながら、町の人たちと交流を持ちましょう。
 猫たちは顔が広いので、いろんな人たちとつながりを作ってくれます。
 猫たちと行動をともにしながら、様々な住民と交流を持ちましょう。


 今度は、猫たちと地域の住民との交流に参加させてもらえると言うことか。
 何というか、それ、俺は邪魔じゃない?
 猫の群れの中にぽつんと人が1人。
 変な人だと思われそうだな。
 そうならないように最大限気をつけよう。
 そう思っていると、店の裏手に来た。
 1匹の猫が、代表して鳴いた。

「にゃ」

 すると、裏口から、店主らしき40代ぐらいの女性が出てきた。
 その女性は、猫たちを見ると、うれしそうな顔をして言った。

「あら。今日も来たのね。じゃあ、今日は、野菜の切り落としをあげるわ」

「「「「にゃ」」」」

「いつ来ても良いわよ」

「「「「にゃ」」」」

 その女性は、楽しそうに猫たちと交流している。
 これは、完全に俺の出る幕はないな。
 というか、空気になっていた方が良いな。
 そう思っていると、その女性は、俺がいることに気づいた。
 そして、首をかしげながら言った。

「あら、今日はお客さんもいるのね」

「こんにちは」

「こんにちは。なんで猫たちと一緒に?」

「今日、猫たちと仲良くなって、猫たちに連れられてここまで来ました」

「そうなのね。さすがに、野菜の切り落としは食べないわよね」

「そうですね。さすがに食べないですね」

「そうよね」

「ここは何の店なんですか?」

「ここは、お惣菜屋よ。いろんな種類のお惣菜を売っているわ」

「そうなんですね。店の中を見ても良いですか?」

「良いけど、猫たちはさすがにダメね」

「じゃあ、少し個々でもらった野菜を食べて待っていてくれ」

「「「「にゃ」」」」

「じゃあ、店内に行きましょう」

「はい」

 俺は、女性に続いて、店の表側に来た。
 ちなみになーさんは、猫たちと一緒に、野菜をついばんでいる。
 さすがに、惣菜屋さんに連れて行くのはどうかなと思ってきたので、おいてきた。
 おいてきたというか、なーさんが空気を読んで、その場にとどまったという表現の方が正しいかな。
 そんなことを考えながら、扉を開ける。
 すると、ドアベルが鳴る。

 コロンカラン

 店内には、様々な惣菜が並んでいた。
 どれもおいしそう。
 食卓で出てきたら喜ぶようなもの達が並んでいる。
 俺は、素直な感想を言った。

「おいしそうですね」

「そう言ってもらえるとうれしいわ」

「あの、惣菜を買いたいんですけど、いくらになりますか?」

「1皿で300Gよ」

「そうなんですね。じゃあ、この揚げ物と、こっちの和え物ください」

「唐揚げと、ごま和えね。2つで600Gよ」

「ギルドカードでお願いします」

「あら、もしかして、冒険者さん?」

「はい、そうです」

「冒険者さんが来るなんて珍しいわね」

「そうですかね?」

「冒険者さん達が使う通りから少し離れているからね」

「そうなんですね」

「あぁ、ギルドカードは、ここにかざして」

「はい」

「はい、これが唐揚げと和え物ね」

「ありがとうございます」

「猫たちにお礼を言っておいて、お客さんを連れてきてくれてありがとうって」

「分かりました」

 そう言って、俺は、1人で店を出た。

 コロンカラン

 店を出ると、店の裏側に回った。
 そこには、既に出された野菜を食べ終えた猫たちとなーさんがいた。
 もう食べ終えたのか。
 早いな。
 そう思いながら言った。

「もう、野菜を食べ終えたのか」

「「「「にゃ」」」

「店主さんが、感謝していたぞ。お客さんを連れてきてくれてありがとうだって」

「「「「にゃ!」」」」

 それから、2件ほど店を回った。
 どこの店の店主さんも、惣菜屋さんの店主さんと同じように、俺がいることに困っていたな。
 まぁ、そうなるよな。
 そう思いながら、最初の空き地まで戻ってきた。
 まぁ、いろんな人と知り合えたし、猫たちと楽しいお散歩が出来たから良いとしよう。
 今回知り合った人たちは、住宅エリアの人たちだから、どちらかというと、町中のこと、この町に住んでいく上で必要そうなものを売っている人たちだったな。
 冒険して戦ってと言うことに使うものはあまり売っていなかったな。
 まぁ、それも当たり前か。
 そういう関連の店は、冒険者用のエリアに店を出すもんな。
 空き地に戻ってそんなことを考えていると、新しいクエストウィンドウが出た。


 《町中クエスト》
 《猫を追いかけて》
 《その5 散歩の終わり》

 猫は気まぐれで、やりたいことが終わったらすぐに、解散をします。
 去っていく猫たちを見送ってください。
 また会えることを願いながら。


 そうか、そうだよな。
 いつまでも一緒に行動する訳じゃないんだよな。
 そうだよな。
 最初の猫が集合の合図をしたら集まったのだ。
 集合していないときは、各々分かれて動いているんだよな。
 少し寂しく思いながらも言った。

「おまえ達、もう今日は解散するのか?」

「「「「にゃ」」」」

「そうか。短い間だったけど少し寂しいな」

「なぁ」

「「「「にゃ」」」」

「また会おうな」

「「「「にゃ」」」」

 そう言うと、猫たちは散り散りになっていった。
 各々の持ち場に帰っていった。
 普段の猫たちは何をしているんだろうな。






















しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

キメラスキルオンライン 【設定集】

百々 五十六
SF
キメラスキルオンラインの設定や、構想などを保存しておくための設定集。 設定を考えたなら、それを保存しておく必要がある。 ここはそういう場だ。

癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。

branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位> <カクヨム週間総合ランキング最高3位> <小説家になろうVRゲーム日間・週間1位> 現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。 目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。 モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。 ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。 テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。 そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が―― 「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!? 癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中! 本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ! ▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。 ▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕! カクヨムで先行配信してます!

【完結】VRMMOでスライム100万匹倒して最強になった僕は経験値で殴るゲームやってます

鳥山正人
ファンタジー
検証が大好きな主人公、三上ハヤト。 このゲームではブロンズ称号、シルバー称号、ゴールド称号が確認されている。 それ以上の称号があるかもしれないと思い、スライムを100万匹倒したらプラチナ称号を手に入れた主人公。 その称号効果はスライム種族特効効果。 そこからは定番の経験値スライムを倒して最強への道かと思ったら・・・ このゲームは経験値を分け与える事が出来て、売買出来るゲーム。 主人公は経験値でモンスターを殴ります。 ────── 自筆です。

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。

鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。 鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。 まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。 ──────── 自筆です。

俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件

夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。 周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。 結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。

【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました

鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。 だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。 チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。 2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。 そこから怒涛の快進撃で最強になりました。 鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。 ※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。 その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。 ─────── 自筆です。 アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

処理中です...