キメラスキルオンライン

百々 五十六

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1章 スタートダッシュ

にゃーさんに攻撃が出来るだと?!

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 俺は、次のダンジョンボアに標準をあわせて攻撃していく。
 前線では、なーさんが、飛び回りながら、ヘイトをとり続けている。
 そのおかげで、敵が近づいてくる速度が、じわじわと言うレベルに抑えられている。
 ありがとうなーさん。
 なーさんは、魔法で壁を作ったり、爪や魔法で攻撃したりして、ヘイトを取りつつ、こっちにて気が行かないように誘導していた。
 ヘイト取りがメインではあるが、その過程で、ダメージもかなり与えてくれている。
 これはかなりありがたいな。
 あのヘイト取りのおかげで、こっちにヘイトが向かず、なーさんの方に集中しているんだろうな。
 なーさんがいなかったら今頃引き殺されているんだろうな。
 そう思いながら矢を放つ。


 410ダメージ


 お! 今回の戦闘初のクリティカルが出た。
 何か演出等がある訳ではない。
 ただ、目や耳と言った、防御力の低いところにあたり、通常よりも大きなダメージが出ることを俺が勝手に、クリティカルと言っているだけだ。
 俺は、クリティカルが出たことで思わず声が出た。

「お! クリティカルだな」

 各々、自分の作業に集中しているため、誰からも反応は返ってこない。
 まぁ、それでいいんじゃないかな。
 そう思いながら、次の矢を放った。


 219ダメージ


 さっきのクリティカルのおかげもあってか、今回は、2発で仕留めることが出来た。
 クリティカルを入れないと、ダンジョンボアを2発で仕留められないんだよな。
 4層の強さがそこに表れているよな。
 ダンジョンディアとか、ダンジョンウルフは、こいつよりも確実に硬くて、よりHPも高いんだろうな。
 ちゃんと倒せるかな。
 少し不安になってきたな。
 不安になりながらも、口では、全力で喜びながら言った。

「よし、1匹倒しきった」

「にゃ」

「まだまだ長そうだな」

「にゃ」

 それから、順調に戦闘は進んでいった。
 特にトラブルというトラブルはない。
 なーさんが攻撃を受けて吹き飛ばされてくるようなこともなければ、俺の矢が尽きる何店てこともない。
 ただ、確実に距離をつめられながら、攻撃を加えていった。
 大半のヘイトは、なーさんの方に向かっているようだが、俺もダメージを加えているため、うっすらとヘイトを取っているようだ。
 そのため、モンスター達は、少しずつ距離をつめてきている。

 飛んでこっちに来たら、数秒でやられてしまうと言う距離までモンスター達が迫ってきた。
 これはさすがに、そろそろ危ないんじゃないかな?
 そう思いながら言った。

「ちょっと距離をつめられてきたな」

「にゃ」

「さすがのなーさんでも、その場に30匹のモンスターをとどめておくのは難しいみたいだな」

「にゃ」

 まぁ、1対30で敵をその場にとどまらせ続けるみたいな芸当は出来ないよな。
 出来る方は怖いもんな。
 それが出来るのだとしたら、もっと戦闘が楽になるもんな。
 そもそも、なーさんって、回避盾とか、ヘイト要因って、本職じゃないんだよ。
 それなのに、これだけの成果を出してくれている。
 それってすごいことなんじゃないかな。
 ちゃんとなーさんのフォローも入れておく。

「距離をつめられてしまうのは仕方がないよな」

「にゃ、にゃ」

「それに、普通に接近してくるのの、数倍遅いだけでもかなりありがたいよな」

「にゃ!」

 かなりありがたい。
 もしなーさんがいなかったら、1分も経たずにつめられていた距離。
 それを10分強も維持してくれている。
 これってめちゃくちゃすごいことだよな。
 なーさんに対する感謝の念はつきないな。
 もちろんにゃーさんにも感謝はしているぞ。
 にゃーさんのおかげで火力がかなり上がっているからな。
 クリティカルも出やすくなっているような気がするし。
 2人のどちらがいなくても、ボコボコにされていたと思う。
 俺は、矢を放ちながら決断を下した。

「1回、俺達はさらに後ろに下がるか」

「にゃー」

「俺の攻撃がギリギリ通るぐらいまで下がろう」

「にゃ!」

「なーさんは、なるべくそのまま前線を維持しておいてくれ!」

「なぁ! なー」

 俺は、一度弓の構えを解いて、前線との距離を取った。
 このぐらいの距離かな?
 このぐらいの距離なら、多少威力は減衰するかもしれないけど、矢は当たるな。
 この距離なら、敵がなーさんからヘイトをこっちに移してきてもなんとか対処できるだろう。
 そんな場所を見つけて、再び矢を構えた。
 俺は、砂丘の上から、矢を放つ。
 敵はちょうど、砂丘の間のくぼんだ土地にいる。
 高所からの攻撃なので、射程が長くなっているのが良い。
 上り坂だから、敵が登りづらいというのも良い。
 俺は上機嫌で矢を放ち続けた。

 戦闘開始から、15分強。
 ようやく、ダンジョンボアを始末し終えた。
 長かった。
 まぁ、途中に移動をもう1度挟んだから、このぐらいの長さになってしまったんだけどな。
 これで敵の数が30匹から12匹減って18匹になるのか。
 何というか、一気に気が楽になってきたな。
 30匹の敵というと、軍団という硬い軍って感じがするけど、18匹の敵と言われると、それよりも規模の小さい、2,3パーティーの合同パーティーぐらいの規模だよな。
 ここまで来れば早々負けることはないだろう。
 それこそ、油断でもしない限りは。
 俺は、ホッと一息入れながら言った。

「ふぅ、これで、ダンジョンボアは終わりだな」

「なぁ!」

「にゃ」

 2人もまだまだ元気そうだな。
 2人の集中力がまだあるなら、まだまだいけるだろうな。
 特になーさんの集中力が。
 なーさんの集中力が切れると、一気に前線が崩壊して、敵がなだれ込んでくる。
 そうなるとさすがに負けてしまうので、確認のため、なーさんにもう一度聞いた。

「なーさんはまだまだいけそうか?」

「なぁ!」

「まぁ、敵は魔法を使ってくることはないから、最悪やばい状況になったら、上空に逃げてくれよ」

「なぁ!」

「じゃあ、次は、ダンジョンディアか」

「にゃ」

 俺達は、ダンジョンディアに攻撃するターンに入った。
 まぁ、攻撃先を変更しているのは俺だけなんだけどな。
 なーさんは、ヘイトを維持しておくために、基本的には満遍なく攻撃してる。
 たまに、こちらの援護のために、対象のモンスターを攻撃してくれることもある。
 にゃーさんに至っては、攻撃すらしていない。
 まぁ、にゃーさんは、支援魔法担当だからな。
 戦闘の方は専門外なんだろう。
 魔法が使えるなら、戦闘も出来そうなもんだけどな。
 そう思いながら、俺は、ダンジョンディアに向かって矢を放つ。


 201ダメージ


 198ダメージ


 398ダメージ


 お! またクリティカル。
 今度は、眼球に矢が刺さった。
 ダンジョンディアはかなり硬いな。
 その上、ダンジョンボアよりも高HP。
 これはかなり苦労しそうだな。
 多分、30匹の群れのダンジョンボアを12匹を倒すのと、18匹の群れのダンジョンディア10匹倒すのでは、同じぐらいの時間がかかるんだろうな。
 集中力が持つのか少し心配だな。
 頭の中では心配しながらも、口ではクリティカルを喜んだ。

「お! クリティカル」

「にゃ」

「ダンジョンディアは、やっぱりダンジョンボアよりも硬いな」

「にゃ」

「なーさんが、多少HPを削ってくれているから、戦いやすいな」

「にゃ」

 俺は、話ながらも攻撃していた。
 やっぱり硬いな。
 そして、ダンジョンボアと比べると少しだけ、チームプレイをしようという気持ちが見える。
 場所の交代などの連携しようと動くことが何回かあるため、攻撃をしづらいんだよな。
 そんなことを考えながら矢を放つ。


 199ダメージ


 ようやく、ダンジョンディアノ1匹目を倒すことが出来た。
 これで、敵は残り17匹か。
 そろそろカウントダウンだな。
 俺は、先が見えてきて浮かれながら言った。

「よし、ダンジョンディア1匹目」

「にゃ」

「後、敵は、17匹か」

「にゃ」

「30匹って聞くと圧倒されていたけど、17匹なら、いけそうな気がしてきたな」

「にゃ」

 後17匹、後17匹とウキウキな状態で矢を放つ。


 399ダメージ


 運の良いことに、クリティカルになった。
 これまた幸運だな。
 なんか、よりテンションが上がってきた。
 俺は上機嫌に言った。

「お、またクリティカル」

 俺がクリティカルに喜んでいると、にゃーさんは、気合いを入れてい鳴いた。

「にゃ! にゃ!」

 にゃーさんが、鳴くと同時に、バフが入った。


 にゃーさんが、にゃーさんに、支援魔法INTアップを発動しました。
 にゃーさんのINTが8上昇しました。
 にゃーさんが、アロンに、支援魔法STRアップを発動しました。
 アロンのSTRが10上昇しました。
 にゃーさんが、なーさんに、支援魔法VITアップを発動しました。
 なーさんのVITが10上昇しました。
 にゃーさんが、アロンに、支援魔法DEXサブアップを発動しました。
 アロンのDEXが5上昇しました。
 にゃーさんが、なーさんに、支援魔法INTサブアップを発動しました。
 なーさんのINTが5上昇しました。


 にゃーさんがバフをくれたと言うことは、ちょうどバフがきれていたと言うことなんだろうな。
 そんなに長時間も戦闘をしたかな?
 そう思いぱっと時間を確認すると、20分近くも戦闘をしていた。
 まぁ、ダンジョンボアに15分ぐらい使っちゃったからな。
 これぐらい経っていたとしても不思議じゃないな。
 これでまた、バフ込みのステータスで戦えるのか。
 ありがとうにゃーさん。
 その気持ちで言った。

「ナイスバフだ」

「にゃ」

「バフがきれるぐらい戦闘をしていたんだな」

「にゃ!」

「素因な戦闘時間になるのは、にゃーさんが合流してから初だな」

「にゃー」

 そんなことを話ながらもきちんと手は動かしている。
 会話を終えて、再び矢に意識を集中させる。
 そして、放った矢がクリティカルになった。

 389ダメージ


「お! またクリティカル」


 189ダメージ


 俺の何でもない攻撃を受けて、ダンジョンディアが倒れた。
 ふぅ、これで、ダンジョンディアは2匹目か。
 残りは16か。
 まぁ、なんとかなるよな。
 これから、加速的に、戦闘は楽になっていくよな。
 敵の数が減っていくんだし。
 そう思いながら言った。

「これで2匹目だな」

「にゃー」

「後16匹」

「にゃ」

 にゃーさんが盛り上げるために頑張って声出し手をしてくれている。
 にゃーさんからの声援は、力になることはあっても邪魔になることはない。
 ただなぁ、何かしら、支援以外ににゃーさんに役割を持たせてあげたいな。
 俺達って、攻撃をバンバン受けるタイプじゃないから、回復薬になったとしても、今と同じように暇になっちゃうよな。
 それ以外だと、どんな役割があるかな。
 遠距離攻撃かな。
 遠距離攻撃の手段さえあれば、にゃーさんも戦闘中に手持ち無沙汰じゃなくなるんだけどな。
 俺は矢を放ちながら言った。

「にゃーさんが何かしらの遠距離攻撃手段をもっていれば、バフをかけた後に手持ち無沙汰にならずにすむんだけどな」

「にゃ」

「にゃーさんって、攻撃魔法は使えないのか?」

「にゃ! にゃー」

 え?! 使えるの?
 使えるなら先に言ってよ。
 言ってくれたら、すごく戦闘が楽になったのに。
 まぁ、どのぐらいの火力かにもよるけどな。
 そう思いながらにゃーさんに言った。

「いけるのか。じゃあ、攻撃してみてくれ」

「にゃーにゃ!」

 にゃーさんは、火の玉をダンジョンディアに向かってはなった。
 その姿を矢を放ちながら見る。
 ダメージ的には、30前後と言ったところかな。
 ダンジョンディアでそのぐらいのダメージが出るなら、かなりの戦力になるな。
 これなら、もっと早く聞いておくべきだったな。
 俺は、ちょっとの後悔を抱えたまま言った。

「うん、ダメージは、レベル相応というか、ステータス相応の感じだけど、まぁ、攻撃手段があるなら、戦闘に参加してもらおうかな」

「にゃ」

「じゃあ、魔法攻撃を継続してくれ。多分にゃーさんが戦闘に参加すれば、かなり戦闘時間の短縮になるだろうし」

「にゃ」

「それに、そっちの方が、やることがあったほうが楽しいだろ?」

「にゃ、にゃ!」

「じゃあ、よろしく」

「にゃ!」

 にゃーさんが、攻撃に参加した。
 これで、ダメージ量は増えたんじゃないかな。
 それに、遊ばせていた、にゃーさんという戦力を投入できたと言うこともデカい。
 それから、俺達は、ペースを上げて攻撃していった。
 にゃーさんの攻撃はかなりありがたい。
 ダメージの補助としても優秀だし、ちょっとしたヘイト取りとか、ミリでHPが残った敵のとどめを刺すなど、かなりの活躍をしてくれた。
 支援職の人に戦闘をさせてはいけないという固定観念のせいで、こんだけの戦力を今まで無駄にしていたと言うことか。
 これは反省しないとダメだな。
 反省、反省。
 俺は、ダンジョンディアのいなくなった敵の群れを眺めながら反省をした。
 俺は反省しながら言った。

「ふぅ、残りは、ウルフ系2種だけだな」

「にゃ!」

「なぁ!」

「後は、8匹だけか」

「にゃ」

「いつもの戦闘だな」

「にゃ!」

「最後まで気合いを入れていけよ」

「なぁ!」

 俺達は、勢いそのままで、攻撃を入れていった。
 逆に、終わりが見えたことで、温存がなくなってダメージを与えるペースが上がったような気もする。

 156ダメージ


 162ダメージ


「やっぱり、ウルフ系はダメージの通りが悪いな」

「にゃ」

「まぁ、8匹ぐらいなら、数に押されることもないだろうから、落ち着いてゆっくり確実にやっていこう」

「にゃ!」

 俺達は、テンション高く、勢いのある攻撃を続けていった。
 なーさんも守りのスタイルから、攻撃的なスタイルに切り替わった。
 その攻勢の結果、ダンジョンディアを10匹倒すよりも早く、ウルフ系のモンスター8匹を倒した。




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