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1章 スタートダッシュ
帰り道にレベルアップと新たな称号
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俺達は、地図と格闘しながら、3層へと帰るゲートへと向かった。
もちろん道中で戦闘もした。
通り道にいて邪魔なやつとも戦ったし、たまたま近くを通りかかった敵とも戦った。
ただ、後方の敵とは、襲われない限り戦うことはしなかった。
俺達はあくまで、ゲートへと向かっているのだ。
狩りの時間ではない。
だから、ゲートから遠ざかってしまう後方の敵とは戦わなかった。
そうやって進んでいくと、ようやく、俺達が4層に来たときのゲートが見えてきた。
つい、そのままゲートまで行こうとしてしまったが、一度冷静になって立ち止まった。
その後安全を確認するためにつぶやいた。
「索敵」
敵の反応があった。
反応は地中からだ。
あぁ、またワームか。
4層の戦闘は、最初もワーム最後もワームなんだな。
そう思いながら言った。
「ゲートのそばに、ワームがいるな。3層に行くためにはあれを倒さないとダメそうだな」
「にゃ」
「なぁ」
「ワームは4体いるっぽいな。あれが、4層に来た直後に当たらなくてよかったな。4層に来た途端ワームに襲われていたら、死ぬか逃げ帰っていただろうな」
「にゃ」
「なぁ!」
「じゃ、ちゃちゃっと、あいつを倒しちゃおう!」
「にゃ!」
「なぁ!」
4層に来てから狩りの連続で、慣れたチームワークで戦闘を始めた。
戦闘自体は、簡単なものだった。
ワームの数が、今までより少し多かったけれど、それほど気にはならなかったな。
そんな感想しか出てこないぐらい、こなすように戦闘をした。
まぁ、ワームとの戦闘ぐらい慣れたものだな。
油断さえしなければ、大きなミスさえしなければ、ワームにやられることはないだろう。
そのぐらい鮮麗された連携で、パパッとワームを倒しきった。
ワームを倒し終えると、ゲートのそばに座って言った。
「ふぅ、あっさり倒せたな」
「にゃ」
「なぁ」
「索敵」
「もう、敵もいないみたいだし」
俺は、地面に座ったまま、戦闘結果のウィンドウを確認した。
ダンジョンワーム×4を討伐しました。
素材は、直接ストレージに入れられました。
獲得素材:ワーム肉×4
経験値を得ました。
レベルが上昇しました。
NPを5獲得しました。
SPを10獲得しました。
職業レベルが上がりました。
DEXが1上昇しました。
合成・分解能力が1上がりました。
合成・分解能力が2になったので、1次スキルを使った合成、1次称号を使った合成ができるようになりました。
合成分解能力が2になったので、2次スキル、2次称号の分解ができるようになりました。
スキル『1.物理冒険者の心得』がレベルアップしました。
スキル『弓術』がレベルアップしました。
なーさんのレベルが上昇しました。
なーさんは、SPを10、NPを5獲得しました。
なーさんが獲得したSPは、HPに10割り振られました。
なーさんが獲得したNPは、STRに5割り振られました。
なーさんのAGIが1上昇しました。
なーさんのDEXが1上昇しました。
なーさんのVITが1上昇しました。
なーさんの『体術』のレベルが上昇しました。
おぉ、レベルが上がっている。
まぁ、こんだけ戦闘したんだから、さすがにそろそろ上がるとは思っていたけど、ちょうど良いタイミングだったな。
これでレベル10か。
なんか、壁を越えたような感じがあるな。
これで夢の2桁か。
次は夢の3桁かな。
それとも、次の目標は手堅く20かな。
そんなことを考えながら言った。
「ようやくレベル10になったな」
「にゃ」
「なぁ!」
「やっぱり、かなりレベルアップギリギリだったみたいだな」
「にゃ」
[なぁ]
なーさんの方もレベルが上がったみたいだな。
まぁ、俺と同じで、レベルアップギリギリまで経験値が溜まっていたんだろうな。
俺は、なーさんを褒めるように言った。
「なーさんのレベルが上がったんだな」
「なぁ!」
「にゃ!」
「一気に、俺達パーティーのレベルが上がったな」
「にゃ」
「なぁ」
レベル10になったことで、合成・分解能力が上がったらしい。
これはあれだな、キメラスキルオンラインのタイトルにもなっている、スキルをキメラにしていく要素だな。
これがあれば、1次スキル、1次称号同士を合成できるのか。
それは良いな。
かなり良いな。
1次スキル同士の合成はまだ出番はないだろうけど、称号の方は今すぐ使いたいな。
手持ちに1次称号が2つもあるし。
俺は勢いで言った。
「合成・分解能力か。使ってみるか」
「にゃ?」
「なぁ?」
「ちょうど、1次称号が2つあるし、これを合成して強力な称号を作っていこう」
「なぁ」
「にゃ」
「スキルに関しては、今は良いかな。使うと、尖りそうな組み合わせは多いけど、万能に使えそうな組み合わせは特にないな」
「にゃ」
「なぁ」
「じゃあ、早速合成してみるか」
「にゃ」
「なぁ」
俺は、まず、ステータスから、合成する2つの称号を確認した。
1.森の歩き方修了者
チュートリアルを最後まで完遂し、森の歩き方について学んだものに与えられる称号。
この称号を持つものは、森の歩き方と、この世界での動き方を最低限知っている。
条件1:チュートリアルを最後まで行うこと。チュートリアル用のウィンドウが出たときに、その指示に従って行動する。
条件2:《フィールドクエスト》《森の歩き方》を完了させること。
条件3:『チュートリアル修了者』に『森の歩き方』を加える形で合成をする。
効果1:森フィールドを自分で移動することで、地図を広げていくときに、群生地や採掘地、巣などと言った様々な情報が書き込まれる。
効果2:森フィールドの場合、AGIが12上昇し、DEXが6上昇する。
効果3:各能力値、各消費値に1の補正が入る。AGIとDEX更に1の補正が入る。
1.猫軍団・草原担当軍団員
草原の歩き方を学んだ、猫軍団の草原担当軍団員に与えられる称号。
この称号を持つ者は、猫軍団に所属することができる。
この称号を持つ者は、草原の歩き方を最低限知っている。
条件1:猫軍団と一定期間ともにいたこと
条件2:多くの他の猫軍団員から入団の許可を得たこと
条件3:《フィールドクエスト》《草原の歩き方》を完了させること。
条件4:『猫軍団・軍団員』に『草原の歩き方』を加える形で合成した。
効果1:軍団の招集の合図を聞くことができる。
効果2:招集した、軍団幹部の指揮下に入ることができる。
効果3:指揮下に入ると、指揮官の一部の能力が共有され、指揮官から付与されるバフは増大する。
効果5:指揮下にいるときに、草原フィールドを自分で移動することで、地図を広げていくときに、群生地や採掘地、巣などと言った様々な情報が書き込まれる。
効果6:指揮下にいるときに、草原フィールドの場合、AGIが14上昇し、STRが7上昇する。
どちらの称号も、歩き方系の称号を加える形の称号だ。
相性は良いんじゃないかな。
その歩き方系の称号の相手の方の称号も、癖のある称号じゃないし、反発し合うようなものでもない。
これは、案外無難に良い感じのものができあがるんじゃないかな。
これは、今までなかった、合成で汎用性が上がるみたいな現象が起きるのかも知れないな。
俺は、ウキウキで言った。
「この2つを合成しちゃおう!」
「にゃ!」
「なぁ」
俺は、ステータスから合成を選択した。
今回は、『1.森の歩き方修了者』を『1.猫軍団・草原担当軍団員』に加える形での合成にした。
順番に関しては、直感だ。
こっちの方がいいものができる気がしたのでそうしたまでだ。
そして、合成ボタンを押した。
すると、一瞬で称号が合成された。
俺は、興奮しながら叫んだ。
「出来た!」
「にゃ?」
「なぁ?」
俺は、出来た称号の詳細を確認した。
2.猫軍団・《草原森林歩方修了》草原森林担当軍団員
チュートリアルを最後まで完遂し、草原の歩き方と森の歩き方を学んだ、草原森林担当の猫軍団の軍団員に与えられる称号
この称号を持つものは、草原の歩き方と、森の歩き方、この世界での動き方を最低限知っていて、猫軍団として軍団員の多くに認められている。
条件1:猫軍団と一定期間ともにいたこと
条件2:多くの他の猫軍団員から入団の許可を得たこと
条件3:チュートリアルを最後まで行うこと。チュートリアル用のウィンドウが出たときに、その指示に従って行動する。
条件4:《フィールドクエスト》《森の歩き方》を完了させること。
条件5:《フィールドクエスト》《草原の歩き方》を完了させること。
条件6:『チュートリアル修了者』に『森の歩き方』を加える形で合成した『1.森の歩き方修了者』を、『猫軍団・軍団員』に『草原の歩き方』を加える形で合成した『1.猫軍団・草原担当軍団員』に加える形で合成すること。
効果1:軍団の招集の合図を聞くことができる。
効果2:招集した、軍団幹部の指揮下に入ることができる。
効果3:指揮下に入ると、指揮官の一部の能力が共有され、指揮官から付与されるバフは増大する。
効果4:指揮下に入ると、各能力値、各消費値に3の補正が入る。AGIとDEX更に2の補正が入る。
効果5:指揮下にいるときに、草原フィールドや、森林フィールドを自分で移動することで、地図を広げていくときに、群生地や採掘地、巣などと言った様々な情報が書き込まれる。
効果6:指揮下にいるときに、草原フィールドもしくは、森林フィールドで活動している場合、AGIが21上昇し、STRが11上昇する。
この称号を持つ者は、猫軍団に所属することができる。
この称号を持つ者は、草原の歩き方を最低限知っている。
この称号を持つ者は、森の歩き方を最低限知っている。
この称号を持つ者は、チュートリアルを完全に終了している。
すごい長いな。
俺の初期のステータスよりも長いんじゃないかな。
文字数に関しては、今の俺のステータスよりも多い気がする。
そう思いながら、書かれていることを読んでいった。
条件に関しては、元々の称号の入手条件と、それを合成していく過程が書かれている。
これさえ読んでしまえば、この称号は簡単に手に入るかもしれないな。
続いて、効果欄を読んでいく。
効果は、6つか。
すごいことが書かれているな。
えっと、要約すると、にゃーさんの指揮下に入れば、元々の『森の歩き方』『草原の歩き方』『チュートリアル修了者』『猫軍団・軍団員』の強化版の能力が受けられると言うことか。
特にデメリットもない。
縛りも、にゃーさんの指揮下に入ることと、一部の能力に関しては、森林、草原エリアに限定されると軽微なもの。
これはかなりのあたり合成なんじゃないかな。
少なくとも外れではないな。
これが外れだったら、何があたりだというのだろうか。
何というか、全部の称号の良いところをもってきたみたいな能力だな。
これは、文句なしで今までの称号で一番の称号だな。
俺は心の底から喜びながら言った。
「『2.猫軍団・《草原森林歩方修了》草原森林担当軍団員』になったぞ!」
「なぁ?」
「にゃ!」
「今までよりもかなり強化されたみたいだな!」
「なぁ!」
「にゃ」
なーさんもにゃーさんもうれしそうにしている。
俺が強くなったことがうれしいのかな。
もしくは、俺がうれしそうにしているからうれしいのかな。
まぁ、そのどちらかだといいな。
俺は、称号の内容をざっくりと語った。
「にゃーさんの指揮下に入ると、能力値、消費値が合計で28も上がるみたいだぞ! さらに、森林か草原のフィールドの場合は、そこに追加で、32も能力値が上がるらしい」
「にゃ?!」
「なぁ?!」
「すごい称号になったな」
「にゃ」
「なぁ!」
「早速ステータスが上がっているみたいだ」
「にゃ」
「なぁ」
早速、称号の効果が出ていた。
ステータスがどの項目も増加している。
これはかなりのメリット称号だな。
そう思いながら、ステータスを眺めていると、使っていないSPとNPが目に付いた。
そう言えば、レベルアップしてすぐに、称号の合成をしたから、レベルアップ時のステータス割り振りをしていなかったな。
これも振っておかないとな。
そう思いながら言った。
「さっきレベルが上がって手に入れた、SPとNPも振っておかないとだな」
「にゃ」
「なぁ」
俺は、SPはもちろんHPに脳死で振った。
NPの方はどうしようかな。
今一番必要なのは火力だよな。
それなら、STRでいっか。
他に振るところがないもんな。
魔法系のステータスであるMNDとかINTは元々いらないし、VITは前線に出ないから最低限で良い、AGIは、俺が速くなっても、他の2人がAGIが低かったら、結局移動速度は変わらない。
DEXでも今のところ困っていないから、消去法であってもSTRになるんだよな。
そう思いながら、俺は上機嫌に、NPをSTRに全部振った。
よし、これでステータス振りは完了だな。
俺は、ご機嫌に言った。
「よし、これでいいな!」
「にゃ!」
「なぁ」
「じゃあ、ゲートを潜って、3層に行くぞ。その後はそのままの勢いで町まで行っちゃおう!」
「にゃ!」
「なぁ!」
そう言って、俺達は、ゲートを潜っていった。
もちろん道中で戦闘もした。
通り道にいて邪魔なやつとも戦ったし、たまたま近くを通りかかった敵とも戦った。
ただ、後方の敵とは、襲われない限り戦うことはしなかった。
俺達はあくまで、ゲートへと向かっているのだ。
狩りの時間ではない。
だから、ゲートから遠ざかってしまう後方の敵とは戦わなかった。
そうやって進んでいくと、ようやく、俺達が4層に来たときのゲートが見えてきた。
つい、そのままゲートまで行こうとしてしまったが、一度冷静になって立ち止まった。
その後安全を確認するためにつぶやいた。
「索敵」
敵の反応があった。
反応は地中からだ。
あぁ、またワームか。
4層の戦闘は、最初もワーム最後もワームなんだな。
そう思いながら言った。
「ゲートのそばに、ワームがいるな。3層に行くためにはあれを倒さないとダメそうだな」
「にゃ」
「なぁ」
「ワームは4体いるっぽいな。あれが、4層に来た直後に当たらなくてよかったな。4層に来た途端ワームに襲われていたら、死ぬか逃げ帰っていただろうな」
「にゃ」
「なぁ!」
「じゃ、ちゃちゃっと、あいつを倒しちゃおう!」
「にゃ!」
「なぁ!」
4層に来てから狩りの連続で、慣れたチームワークで戦闘を始めた。
戦闘自体は、簡単なものだった。
ワームの数が、今までより少し多かったけれど、それほど気にはならなかったな。
そんな感想しか出てこないぐらい、こなすように戦闘をした。
まぁ、ワームとの戦闘ぐらい慣れたものだな。
油断さえしなければ、大きなミスさえしなければ、ワームにやられることはないだろう。
そのぐらい鮮麗された連携で、パパッとワームを倒しきった。
ワームを倒し終えると、ゲートのそばに座って言った。
「ふぅ、あっさり倒せたな」
「にゃ」
「なぁ」
「索敵」
「もう、敵もいないみたいだし」
俺は、地面に座ったまま、戦闘結果のウィンドウを確認した。
ダンジョンワーム×4を討伐しました。
素材は、直接ストレージに入れられました。
獲得素材:ワーム肉×4
経験値を得ました。
レベルが上昇しました。
NPを5獲得しました。
SPを10獲得しました。
職業レベルが上がりました。
DEXが1上昇しました。
合成・分解能力が1上がりました。
合成・分解能力が2になったので、1次スキルを使った合成、1次称号を使った合成ができるようになりました。
合成分解能力が2になったので、2次スキル、2次称号の分解ができるようになりました。
スキル『1.物理冒険者の心得』がレベルアップしました。
スキル『弓術』がレベルアップしました。
なーさんのレベルが上昇しました。
なーさんは、SPを10、NPを5獲得しました。
なーさんが獲得したSPは、HPに10割り振られました。
なーさんが獲得したNPは、STRに5割り振られました。
なーさんのAGIが1上昇しました。
なーさんのDEXが1上昇しました。
なーさんのVITが1上昇しました。
なーさんの『体術』のレベルが上昇しました。
おぉ、レベルが上がっている。
まぁ、こんだけ戦闘したんだから、さすがにそろそろ上がるとは思っていたけど、ちょうど良いタイミングだったな。
これでレベル10か。
なんか、壁を越えたような感じがあるな。
これで夢の2桁か。
次は夢の3桁かな。
それとも、次の目標は手堅く20かな。
そんなことを考えながら言った。
「ようやくレベル10になったな」
「にゃ」
「なぁ!」
「やっぱり、かなりレベルアップギリギリだったみたいだな」
「にゃ」
[なぁ]
なーさんの方もレベルが上がったみたいだな。
まぁ、俺と同じで、レベルアップギリギリまで経験値が溜まっていたんだろうな。
俺は、なーさんを褒めるように言った。
「なーさんのレベルが上がったんだな」
「なぁ!」
「にゃ!」
「一気に、俺達パーティーのレベルが上がったな」
「にゃ」
「なぁ」
レベル10になったことで、合成・分解能力が上がったらしい。
これはあれだな、キメラスキルオンラインのタイトルにもなっている、スキルをキメラにしていく要素だな。
これがあれば、1次スキル、1次称号同士を合成できるのか。
それは良いな。
かなり良いな。
1次スキル同士の合成はまだ出番はないだろうけど、称号の方は今すぐ使いたいな。
手持ちに1次称号が2つもあるし。
俺は勢いで言った。
「合成・分解能力か。使ってみるか」
「にゃ?」
「なぁ?」
「ちょうど、1次称号が2つあるし、これを合成して強力な称号を作っていこう」
「なぁ」
「にゃ」
「スキルに関しては、今は良いかな。使うと、尖りそうな組み合わせは多いけど、万能に使えそうな組み合わせは特にないな」
「にゃ」
「なぁ」
「じゃあ、早速合成してみるか」
「にゃ」
「なぁ」
俺は、まず、ステータスから、合成する2つの称号を確認した。
1.森の歩き方修了者
チュートリアルを最後まで完遂し、森の歩き方について学んだものに与えられる称号。
この称号を持つものは、森の歩き方と、この世界での動き方を最低限知っている。
条件1:チュートリアルを最後まで行うこと。チュートリアル用のウィンドウが出たときに、その指示に従って行動する。
条件2:《フィールドクエスト》《森の歩き方》を完了させること。
条件3:『チュートリアル修了者』に『森の歩き方』を加える形で合成をする。
効果1:森フィールドを自分で移動することで、地図を広げていくときに、群生地や採掘地、巣などと言った様々な情報が書き込まれる。
効果2:森フィールドの場合、AGIが12上昇し、DEXが6上昇する。
効果3:各能力値、各消費値に1の補正が入る。AGIとDEX更に1の補正が入る。
1.猫軍団・草原担当軍団員
草原の歩き方を学んだ、猫軍団の草原担当軍団員に与えられる称号。
この称号を持つ者は、猫軍団に所属することができる。
この称号を持つ者は、草原の歩き方を最低限知っている。
条件1:猫軍団と一定期間ともにいたこと
条件2:多くの他の猫軍団員から入団の許可を得たこと
条件3:《フィールドクエスト》《草原の歩き方》を完了させること。
条件4:『猫軍団・軍団員』に『草原の歩き方』を加える形で合成した。
効果1:軍団の招集の合図を聞くことができる。
効果2:招集した、軍団幹部の指揮下に入ることができる。
効果3:指揮下に入ると、指揮官の一部の能力が共有され、指揮官から付与されるバフは増大する。
効果5:指揮下にいるときに、草原フィールドを自分で移動することで、地図を広げていくときに、群生地や採掘地、巣などと言った様々な情報が書き込まれる。
効果6:指揮下にいるときに、草原フィールドの場合、AGIが14上昇し、STRが7上昇する。
どちらの称号も、歩き方系の称号を加える形の称号だ。
相性は良いんじゃないかな。
その歩き方系の称号の相手の方の称号も、癖のある称号じゃないし、反発し合うようなものでもない。
これは、案外無難に良い感じのものができあがるんじゃないかな。
これは、今までなかった、合成で汎用性が上がるみたいな現象が起きるのかも知れないな。
俺は、ウキウキで言った。
「この2つを合成しちゃおう!」
「にゃ!」
「なぁ」
俺は、ステータスから合成を選択した。
今回は、『1.森の歩き方修了者』を『1.猫軍団・草原担当軍団員』に加える形での合成にした。
順番に関しては、直感だ。
こっちの方がいいものができる気がしたのでそうしたまでだ。
そして、合成ボタンを押した。
すると、一瞬で称号が合成された。
俺は、興奮しながら叫んだ。
「出来た!」
「にゃ?」
「なぁ?」
俺は、出来た称号の詳細を確認した。
2.猫軍団・《草原森林歩方修了》草原森林担当軍団員
チュートリアルを最後まで完遂し、草原の歩き方と森の歩き方を学んだ、草原森林担当の猫軍団の軍団員に与えられる称号
この称号を持つものは、草原の歩き方と、森の歩き方、この世界での動き方を最低限知っていて、猫軍団として軍団員の多くに認められている。
条件1:猫軍団と一定期間ともにいたこと
条件2:多くの他の猫軍団員から入団の許可を得たこと
条件3:チュートリアルを最後まで行うこと。チュートリアル用のウィンドウが出たときに、その指示に従って行動する。
条件4:《フィールドクエスト》《森の歩き方》を完了させること。
条件5:《フィールドクエスト》《草原の歩き方》を完了させること。
条件6:『チュートリアル修了者』に『森の歩き方』を加える形で合成した『1.森の歩き方修了者』を、『猫軍団・軍団員』に『草原の歩き方』を加える形で合成した『1.猫軍団・草原担当軍団員』に加える形で合成すること。
効果1:軍団の招集の合図を聞くことができる。
効果2:招集した、軍団幹部の指揮下に入ることができる。
効果3:指揮下に入ると、指揮官の一部の能力が共有され、指揮官から付与されるバフは増大する。
効果4:指揮下に入ると、各能力値、各消費値に3の補正が入る。AGIとDEX更に2の補正が入る。
効果5:指揮下にいるときに、草原フィールドや、森林フィールドを自分で移動することで、地図を広げていくときに、群生地や採掘地、巣などと言った様々な情報が書き込まれる。
効果6:指揮下にいるときに、草原フィールドもしくは、森林フィールドで活動している場合、AGIが21上昇し、STRが11上昇する。
この称号を持つ者は、猫軍団に所属することができる。
この称号を持つ者は、草原の歩き方を最低限知っている。
この称号を持つ者は、森の歩き方を最低限知っている。
この称号を持つ者は、チュートリアルを完全に終了している。
すごい長いな。
俺の初期のステータスよりも長いんじゃないかな。
文字数に関しては、今の俺のステータスよりも多い気がする。
そう思いながら、書かれていることを読んでいった。
条件に関しては、元々の称号の入手条件と、それを合成していく過程が書かれている。
これさえ読んでしまえば、この称号は簡単に手に入るかもしれないな。
続いて、効果欄を読んでいく。
効果は、6つか。
すごいことが書かれているな。
えっと、要約すると、にゃーさんの指揮下に入れば、元々の『森の歩き方』『草原の歩き方』『チュートリアル修了者』『猫軍団・軍団員』の強化版の能力が受けられると言うことか。
特にデメリットもない。
縛りも、にゃーさんの指揮下に入ることと、一部の能力に関しては、森林、草原エリアに限定されると軽微なもの。
これはかなりのあたり合成なんじゃないかな。
少なくとも外れではないな。
これが外れだったら、何があたりだというのだろうか。
何というか、全部の称号の良いところをもってきたみたいな能力だな。
これは、文句なしで今までの称号で一番の称号だな。
俺は心の底から喜びながら言った。
「『2.猫軍団・《草原森林歩方修了》草原森林担当軍団員』になったぞ!」
「なぁ?」
「にゃ!」
「今までよりもかなり強化されたみたいだな!」
「なぁ!」
「にゃ」
なーさんもにゃーさんもうれしそうにしている。
俺が強くなったことがうれしいのかな。
もしくは、俺がうれしそうにしているからうれしいのかな。
まぁ、そのどちらかだといいな。
俺は、称号の内容をざっくりと語った。
「にゃーさんの指揮下に入ると、能力値、消費値が合計で28も上がるみたいだぞ! さらに、森林か草原のフィールドの場合は、そこに追加で、32も能力値が上がるらしい」
「にゃ?!」
「なぁ?!」
「すごい称号になったな」
「にゃ」
「なぁ!」
「早速ステータスが上がっているみたいだ」
「にゃ」
「なぁ」
早速、称号の効果が出ていた。
ステータスがどの項目も増加している。
これはかなりのメリット称号だな。
そう思いながら、ステータスを眺めていると、使っていないSPとNPが目に付いた。
そう言えば、レベルアップしてすぐに、称号の合成をしたから、レベルアップ時のステータス割り振りをしていなかったな。
これも振っておかないとな。
そう思いながら言った。
「さっきレベルが上がって手に入れた、SPとNPも振っておかないとだな」
「にゃ」
「なぁ」
俺は、SPはもちろんHPに脳死で振った。
NPの方はどうしようかな。
今一番必要なのは火力だよな。
それなら、STRでいっか。
他に振るところがないもんな。
魔法系のステータスであるMNDとかINTは元々いらないし、VITは前線に出ないから最低限で良い、AGIは、俺が速くなっても、他の2人がAGIが低かったら、結局移動速度は変わらない。
DEXでも今のところ困っていないから、消去法であってもSTRになるんだよな。
そう思いながら、俺は上機嫌に、NPをSTRに全部振った。
よし、これでステータス振りは完了だな。
俺は、ご機嫌に言った。
「よし、これでいいな!」
「にゃ!」
「なぁ」
「じゃあ、ゲートを潜って、3層に行くぞ。その後はそのままの勢いで町まで行っちゃおう!」
「にゃ!」
「なぁ!」
そう言って、俺達は、ゲートを潜っていった。
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周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
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剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
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たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
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