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eスポーツ部誕生
34 チュートリアル19
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「今、光速のプレイを見ていて思ったんやけど、戦闘時もマウス操作でカメラを動かす方が、自動移動よりいいんか?」
それまで黙って速人のプレイを見ていた翔が質問した。
「さすが翔君。いい所に気が付いたね。初心者はカメラの自動移動が楽だと思うんだけど、慣れてくればマウスによるカメラ移動が圧倒的に良いよ。自動移動だとカメラ操作を意識しなくても良い反面、視界が中央に表示されているチャンピオンの範囲内しか見えない。カメラのマウス移動なら、かなり広くまで視界を広げられるので上級者は皆この方法を使うよ」
「なるほどな。ほんならカメラ操作から練習しないかんがね」
「そうだね。初心者のうちから慣れておいたほうが、後で使い方を変えるより良いだろうね」
「よし、やったるでよ。ところで、これからどう攻める?」
速人はミニマップを見ながら言った。
「今のチャンピオンの状況が、トップは2対0、ミッドが1対1、ボットが2対1の優勢な状況。このままトップレーンを突っ込んでもいいんだけど、二人に色々教えたいからあえてミッドに向かうね」
「まだ何かあるんか?」
「ジャングルで教えてない事が、まだあるんだよ」
「ほぇー、でら覚えないかん事が多いがね」
「ごめんね、もう少し付き合って」
マスター・イーはジャングルに突中にし、すぐに川に入りミッドレーンへと向かった。しばらく川を進むとエメラルドグリーンのカニのような生き物がいた。
「このカニを倒すと色々いい事があるんだ」
「何があるんや?」
「まず、ライフやマナが回復して、場所は限られているけど視界が広がるんだ。ただ、すぐに逃げちゃうから、取り逃がさないよう気を付けないといけないけど」
マスター・イーはスキル『ウージュースタイル』を発動し、カニに攻撃を仕掛けた。カニは反撃せず、ひたすら逃げようとする。逃がしてはならないと追いかけながら攻撃を続け、何とか仕留めることができた。するとカニを倒した効果により、マスター・イーのライフとマナが一気に回復した。
「これがカニの効果だよ。まだジャングルには大物達が残っているよ。そいつらは、僕一人じゃ倒せない。基本的には、仲間と力を合わせて倒すんだ。倒せば一気にゲームの勝敗を左右する事も可能になるんだよ」
速人はそう言って、マスター・イーをジャングル内の目的地まで進めた。そして、身の丈10m以上ある紫の大蛇のような巨大なモンスターに遭遇した。蛇、いや何本も鉤爪のような足があるから蛇ではない。芋虫とも違う。一番適切な表現は怪獣だ。巨大なスーパーヒーローにでも変身しない限り、勝てそうもない相手である。
それまで黙って速人のプレイを見ていた翔が質問した。
「さすが翔君。いい所に気が付いたね。初心者はカメラの自動移動が楽だと思うんだけど、慣れてくればマウスによるカメラ移動が圧倒的に良いよ。自動移動だとカメラ操作を意識しなくても良い反面、視界が中央に表示されているチャンピオンの範囲内しか見えない。カメラのマウス移動なら、かなり広くまで視界を広げられるので上級者は皆この方法を使うよ」
「なるほどな。ほんならカメラ操作から練習しないかんがね」
「そうだね。初心者のうちから慣れておいたほうが、後で使い方を変えるより良いだろうね」
「よし、やったるでよ。ところで、これからどう攻める?」
速人はミニマップを見ながら言った。
「今のチャンピオンの状況が、トップは2対0、ミッドが1対1、ボットが2対1の優勢な状況。このままトップレーンを突っ込んでもいいんだけど、二人に色々教えたいからあえてミッドに向かうね」
「まだ何かあるんか?」
「ジャングルで教えてない事が、まだあるんだよ」
「ほぇー、でら覚えないかん事が多いがね」
「ごめんね、もう少し付き合って」
マスター・イーはジャングルに突中にし、すぐに川に入りミッドレーンへと向かった。しばらく川を進むとエメラルドグリーンのカニのような生き物がいた。
「このカニを倒すと色々いい事があるんだ」
「何があるんや?」
「まず、ライフやマナが回復して、場所は限られているけど視界が広がるんだ。ただ、すぐに逃げちゃうから、取り逃がさないよう気を付けないといけないけど」
マスター・イーはスキル『ウージュースタイル』を発動し、カニに攻撃を仕掛けた。カニは反撃せず、ひたすら逃げようとする。逃がしてはならないと追いかけながら攻撃を続け、何とか仕留めることができた。するとカニを倒した効果により、マスター・イーのライフとマナが一気に回復した。
「これがカニの効果だよ。まだジャングルには大物達が残っているよ。そいつらは、僕一人じゃ倒せない。基本的には、仲間と力を合わせて倒すんだ。倒せば一気にゲームの勝敗を左右する事も可能になるんだよ」
速人はそう言って、マスター・イーをジャングル内の目的地まで進めた。そして、身の丈10m以上ある紫の大蛇のような巨大なモンスターに遭遇した。蛇、いや何本も鉤爪のような足があるから蛇ではない。芋虫とも違う。一番適切な表現は怪獣だ。巨大なスーパーヒーローにでも変身しない限り、勝てそうもない相手である。
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