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いるこれらの書き込みを見ていると、男というのは、女は裏でこういうことをしているものだと勝手に考えて笑いのネタにする連中が多いと感じてしまう。(この文章上における)去年起きた、人気女性アイドルと男性アーティストの不倫騒動の時にも、どこにも根拠がない女性アイドルのいやらしい話がネット上に数多く出てきたものだ。
さらにネットサーフィンを続けて確認すると、問題のモデル派遣会社や被害者が通っていた大学は、これらの悪いうわさを否定していないことがわかった。時間が時間なだけにまだ対応できていないのか、触らぬ神に祟りなしを貫くつもりなのか。
これは関係者に直接聞いたほうがよさそうだ。声明が出ない理由が前者なら、真相は気長に待っていれそのうちわかるだろう。だが私は前菜より先にメインディッシュが食べたい人間なのだ。
早速パジャマから私服に着替えた私は、ママが用意してくれていたトーストをあっという間にかじり終えて家を飛び出し、カラッと晴れた引山の町の中に出ていった。
ここで地理的な話をさせてもらうと、引山は名古屋市の名東区にある住宅地、および市の東側の車による交通の要所の一つになっている場所だ。全国チェーンのスーパーやらガソリンスタンドやらが立ち並ぶ県道から横道に入ると、古い家と新しい家が入り混じる住宅地になり、町のはずれあたりまで行くと市バスのターミナルや高速道路のインターチェンジが存在する。要は全国どこにでもある市町村の玄関口みたいな場所だと思ってくれればいい。別にコテコテの名古屋弁をしゃべる人や、味噌煮込みうどんやエビフライが死ぬほど好きな人が大勢いるわけではない。
私は自宅から東へ十分ほど歩いてその引山のバスターミナルに向かうと、そこから地下鉄茶屋ヶ坂駅まで市バスで行き、そこから名東区内にある本郷という駅まで地下鉄で向かい、そこからまた市バスに乗ってお隣長久手市の片平にあるA大学まで行った。車による交通の要所とは言ったが、それは市役所や繁華街のある中区へ基幹バス一本で行けるというだけの話。市の最東端までは電車を使って一時間はかけないと最速で向かうことができないのだ。きれいにバスだけで大学に行こうとすると、約三十分おきにしか出ない本郷行きのバスに間に合う必要が出てきてしまう。
そんな自分のバイクを手に入れれば解消できる苦労をしてやってきた私の学び舎は、県内限定クラスの知名度を持つ私大である。大学曰く一番の自慢は、各専門の分野に最前線で携わってきた、社会の実情をよく知っている講師陣だという。私はここで、昔中学校の国語教師をしていたという人のゼミに所属し、文化史から人間の心理や思想について考えていくという勉強をしている。
だがこの本にその先生は出てくることはない。何せうちの担当は、毎期ラスト三週間はゼミの講義を休みにする代わりに、他のゼミの倍以上の論文提出を要求する人なのだ。聞いた話だと、この人はこの休み期間を利用して、骨董市で古い雑誌や本を探し回ったり、名古屋や長久手の小学校で読み聞かせをしたりしているという。大学講師という仕事も、
さらにネットサーフィンを続けて確認すると、問題のモデル派遣会社や被害者が通っていた大学は、これらの悪いうわさを否定していないことがわかった。時間が時間なだけにまだ対応できていないのか、触らぬ神に祟りなしを貫くつもりなのか。
これは関係者に直接聞いたほうがよさそうだ。声明が出ない理由が前者なら、真相は気長に待っていれそのうちわかるだろう。だが私は前菜より先にメインディッシュが食べたい人間なのだ。
早速パジャマから私服に着替えた私は、ママが用意してくれていたトーストをあっという間にかじり終えて家を飛び出し、カラッと晴れた引山の町の中に出ていった。
ここで地理的な話をさせてもらうと、引山は名古屋市の名東区にある住宅地、および市の東側の車による交通の要所の一つになっている場所だ。全国チェーンのスーパーやらガソリンスタンドやらが立ち並ぶ県道から横道に入ると、古い家と新しい家が入り混じる住宅地になり、町のはずれあたりまで行くと市バスのターミナルや高速道路のインターチェンジが存在する。要は全国どこにでもある市町村の玄関口みたいな場所だと思ってくれればいい。別にコテコテの名古屋弁をしゃべる人や、味噌煮込みうどんやエビフライが死ぬほど好きな人が大勢いるわけではない。
私は自宅から東へ十分ほど歩いてその引山のバスターミナルに向かうと、そこから地下鉄茶屋ヶ坂駅まで市バスで行き、そこから名東区内にある本郷という駅まで地下鉄で向かい、そこからまた市バスに乗ってお隣長久手市の片平にあるA大学まで行った。車による交通の要所とは言ったが、それは市役所や繁華街のある中区へ基幹バス一本で行けるというだけの話。市の最東端までは電車を使って一時間はかけないと最速で向かうことができないのだ。きれいにバスだけで大学に行こうとすると、約三十分おきにしか出ない本郷行きのバスに間に合う必要が出てきてしまう。
そんな自分のバイクを手に入れれば解消できる苦労をしてやってきた私の学び舎は、県内限定クラスの知名度を持つ私大である。大学曰く一番の自慢は、各専門の分野に最前線で携わってきた、社会の実情をよく知っている講師陣だという。私はここで、昔中学校の国語教師をしていたという人のゼミに所属し、文化史から人間の心理や思想について考えていくという勉強をしている。
だがこの本にその先生は出てくることはない。何せうちの担当は、毎期ラスト三週間はゼミの講義を休みにする代わりに、他のゼミの倍以上の論文提出を要求する人なのだ。聞いた話だと、この人はこの休み期間を利用して、骨董市で古い雑誌や本を探し回ったり、名古屋や長久手の小学校で読み聞かせをしたりしているという。大学講師という仕事も、
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