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#23ー3
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「そんな奴は警察にはいらないんだよ! そうやってめそめそ泣いてる暇があったらもう一度小学校から」
「湯浅君!」
山下が声を張り上げ、度を超えた湯浅の言葉を遮った。
部屋の中が静まり返った。湯浅も黙り、刑事も顔を上げて山下に視線を送る。
そして部屋中にいた捜査一課の人間が、手を止めて視線を向けてきたところで、山下が口を開いた。
「さすがに言いすぎだよ。それにそんなに怒るようなことじゃないじゃないか」
山下は意識して、口調を普段通りの落ちついたものに戻した。
そして山下の予想通り、湯浅の中の情動はこれでは止まってくれなかった。
「言いすぎ? 今のどこが?」
「たかが言葉遣いで大げさだって」
「いいや、目上の人間に敬意を払うのは当然のことだろ」
「確かにそうだけど……。怒り方が極端なんだよ。なんか途中からゆとり教育がどうのこうのとか……」
「それのどこがおかしいんだよ」
「だからね。怒る気持ちは分かるし、そういうのは大切だと思うよ。でもそれにばっかり時間使ったり、個人的なことにまで口を出すのは」
「問題か? 俺らの世代の教育なんてあんなもんだったろ。それをこのぬるま湯みたいな学校行ってたやつにして何が」
「いやだからね! 人によって合ってる教え方なんて違うものなんだよ! 分かる⁉」
話を遮って自分の意見ばかりを押し通そうとする湯浅に、山下は次第に声の大きさを上げていく。
「それこそできない奴の言い訳だろ。一回叱られたくらいでやる気なくなるような奴が警察にいても邪魔になるだけだ。仕事に悪影響だ」
「悪影響って……! そんなこと言ったら君だって、最近は検察書類の確認作業してないじゃないか! あれで滞ってる仕事がどれだけあるか」
「それは今関係ないだろ!」
「いいや! 関係ある! 君は少し和製切り裂きジャックに気を取られすぎだ!」
「それくらいじゃないと意味ないんだよ、あいつには! いつ次の殺しがあるか分からん時に、過ぎた話のための書類作るだなんて馬鹿げてる!」
「それをするのが警察の仕事なんだよ! 第一、今回の和製切り裂きジャックは、まだ第二の犯行をしてないだろ! まだ連続殺人と決まったわけじゃない!」
「いいや! このまま放置すれば必ず次の殺しは起こる! あいつは鈴木の犯行を模倣してるんだよ!」
「湯浅君!」
山下が声を張り上げ、度を超えた湯浅の言葉を遮った。
部屋の中が静まり返った。湯浅も黙り、刑事も顔を上げて山下に視線を送る。
そして部屋中にいた捜査一課の人間が、手を止めて視線を向けてきたところで、山下が口を開いた。
「さすがに言いすぎだよ。それにそんなに怒るようなことじゃないじゃないか」
山下は意識して、口調を普段通りの落ちついたものに戻した。
そして山下の予想通り、湯浅の中の情動はこれでは止まってくれなかった。
「言いすぎ? 今のどこが?」
「たかが言葉遣いで大げさだって」
「いいや、目上の人間に敬意を払うのは当然のことだろ」
「確かにそうだけど……。怒り方が極端なんだよ。なんか途中からゆとり教育がどうのこうのとか……」
「それのどこがおかしいんだよ」
「だからね。怒る気持ちは分かるし、そういうのは大切だと思うよ。でもそれにばっかり時間使ったり、個人的なことにまで口を出すのは」
「問題か? 俺らの世代の教育なんてあんなもんだったろ。それをこのぬるま湯みたいな学校行ってたやつにして何が」
「いやだからね! 人によって合ってる教え方なんて違うものなんだよ! 分かる⁉」
話を遮って自分の意見ばかりを押し通そうとする湯浅に、山下は次第に声の大きさを上げていく。
「それこそできない奴の言い訳だろ。一回叱られたくらいでやる気なくなるような奴が警察にいても邪魔になるだけだ。仕事に悪影響だ」
「悪影響って……! そんなこと言ったら君だって、最近は検察書類の確認作業してないじゃないか! あれで滞ってる仕事がどれだけあるか」
「それは今関係ないだろ!」
「いいや! 関係ある! 君は少し和製切り裂きジャックに気を取られすぎだ!」
「それくらいじゃないと意味ないんだよ、あいつには! いつ次の殺しがあるか分からん時に、過ぎた話のための書類作るだなんて馬鹿げてる!」
「それをするのが警察の仕事なんだよ! 第一、今回の和製切り裂きジャックは、まだ第二の犯行をしてないだろ! まだ連続殺人と決まったわけじゃない!」
「いいや! このまま放置すれば必ず次の殺しは起こる! あいつは鈴木の犯行を模倣してるんだよ!」
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