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第一章 護衛艦フワデラ
第2話 帝国水陸機動隊
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~ 見知らぬ海岸 ~
海岸に上陸した我々は、とりあえず近くにある小高い丘を目指すことにした。
そこに登れば周辺を見渡すことができると思ったからだが、もうひとつ理由があった。
丘の方向から吹きつける風の中に、大勢の人や動物たちが叫んでいるかのような声が混ざっていたからだ。
我々が丘に登って内陸部を見下ろすと、眼下に大きな平原が広がっていた。
そしてその大平原は、大軍勢がぶつかり合う巨大な戦場となっていた。
正確な数は分からないが、ざっと見積もっただけでも四~五十万を下ることはない兵士たちが戦っている。
「こ、これは……」
目の前のスペクタクルな光景に気を取られていると、帝国水陸機動隊隊長の南大尉が、私の肩をトントンと叩いて声を掛けてくる。
「槍兵に騎兵……随分古めかしい戦い方をしているようですね」
南大尉が手渡してきた双眼鏡を覗いた私は、さらに驚愕することになる。
戦場には明らかにサイズがおかしな兵士……いや巨人がいた。
翼を生やした兵士が宙を飛んでいる。
戦場にいる兵士たちの約半分は、明らかに人間ではなかった。
「艦長! あちらを見てください!」
南大尉が指さした方向を見ると、戦場の一部が白く塗り潰されていくのが見えた。まるで床板に白いペンキを塗っていくかのように、次々と戦場が白くなっていく。
見るものすべてが異様な状況を前にして、我々はなすすべもなく立ち尽くすことしかできない。
それでも気を取り直して戦場を観察し続けていると、私はあることに気が付いた。
戦場が白く塗られているかのように見えたのは、兵士たちが白くて小さな何かに変化しているのが原因のようだった。
すぐに私はその小さなものの正体を知って愕然とする。
「兵士たちが子供に変えられているだと!?」
そう私が叫んだ刹那――
私と48名の帝国水陸機動隊の上に運命の刻が訪れる。
「アルティメットエターナル幼女ぉぉぉぉ!」
戦場からそんな声が聞こえた気がする。
次の瞬間――
激しい光と爆風が我々を襲った。
~ 海岸 ~
「退避! 退避! 全員、艦に戻れ! 装備は放棄して構わん! 急げぇぇぇぇ!」
私は喉を枯らして指示を出していた。
インカムを使って艦上にいる平野副長に我々の回収を要請するが、彼女は私のことを艦長であると認めようとしなかった。
私は甲高い声を上げて、一度限り有効な機密コードを叫ぶ。
「なっ!? か、艦長なのですか?」
「そうだよ! 何ならお前のスリーサイズと体重も言ってやろうか!?」
「やめろ!」
平野副長がドスの効いた低い声で怒鳴ったので、私は少しちびった。
「そ、それで艦長。艦長たちが上陸した地点にたくさんの子どもが集まってきているのですが……」
「それが私たちなんだよ!」
「えっ!?」
まぁ、そういう反応になるだろうな。
「どういう理屈かわからんが、とにかく上陸した全員が幼女になってしまった! いま艦に向って手を振っているのが私だ!」
そう言いながら、私は海上にいる護衛艦に向って大きく手を振った。
「あっ、確認しました。そんなに一生懸命手を振って、可愛いですね」
「そんな感想いらないから! すぐ迎えを寄越してくれ! 幼女の体ではボートも動かせん!」
「了! では坂上大尉を向かわせます。艦長は先にヘリでお戻りください。殿《しんがり》は南大尉に任せて、急ぎ鑑の指揮をお願いします」
「なんだ? お前に任せると言ったはずだが?」
「とにかく急ぎお戻りください」
ヘリが到着すると私は怪我をしている幼女たちと共に艦へ戻った。
「すまん、先に艦に戻る! お前たち全員必ず無事に戻れ!」
残された幼女たちに叫ぶと、元帝国水陸機動隊の幼女たちがグッと親指を立てて応えてくれた。
~ 護衛艦フワデラ艦橋 ~
艦橋に戻った私は平野副長から状況について報告を受ける。
「艦に近づく飛翔体多数。偵察ドローンからの映像出します」
艦内モニターに鳥の群れのようなものが映し出された。
飛翔体は蝙蝠のようにバタバタとした飛び方をしている。
「映像から、一体一体の飛翔体はヘリ相当の大きさであると思われます」
平野副長の報告を聞いた私は、改めてモニターに映った飛翔体を観察する。
近づきつつある飛翔体のシルエットに私は心当たりがあった。
それは……
「ドラゴン!? ドラゴンじゃないか!? 平野! 竜だよ! ドラゴン超カッケー!」
「そのドラゴンの群れが坂上大尉のボートに向かっているようなのですが」
「友達になりたがってる……ということではなさそうだな」
ドラゴンの一体が急降下してボートを威嚇する。
「CIWSで行けるか?」
「レーダーで捕捉できていますし、おそらく問題ないかと」
「よし、一匹残らず撃ち落とせ!」
こうして「帝国海軍ミサイル護衛艦フワデラ vs ドラゴンの群れ」の火ぶたが降ろされた。
そして――
我々はドラゴンを瞬殺した。
~ 幼女回収後 ~
「艦長、全幼女の回収が終了しました。全員無事です」
「よかった。では様子を見に行くとしよう」
「装備の回収はどうされますか?」
「私たちが幼女になってしまった原因が判明するまではそのままにしておくしかないな。下手に戻って幼女を増やしてしまうことになったら目も当てられん」
「了」
私が平野副長と共に格納庫に到着すると、ちょうど医療班が48名の幼女の健康チェックを行っているところだった。
何名か怪我をした幼女たちもいたようだが、どれもすり傷程度だったようで、今では48名全員が元気にはしゃいでいる。
「保育園かここは……」
「みんな可愛いですね」
私の到着に気がついた南大尉(幼女)が、帝国水陸機動隊(幼女)に号令を掛ける。
「艦長着! 整列!」
48名の帝国水陸機動隊(幼女)が迅速に整列して私に敬礼する。
彼らのきびきびとした動作は以前と全く変わっていなかった。
とはいえ目の前に居並ぶ幼女たちを見ると、護衛艦フワデラが陸戦のプロフェッショナル48名を失ってしまったことを痛感せざる得ない。
ドラゴンがいるようなこの異世界でこれがどれほどの痛手か。私は暗澹《あんたん》たる気持ちになる。
不安を紛らわそうとしていたのだろう、無意識のうちに私は平野副長のおっぱいをいっぱいもみもみしてしまった。
だが平野副長からビンタが飛んでくるようなことはなく、彼女は私のしたいままにさせていた。
もしかして私が幼女だからだろうか。そうだとしたら――
幼女すげぇ!
~ 医務室 ~
「間違いないか?」
私は医務室のベッドから身を起こし、イケメンメガネの草壁医官に尋ねた。
「間違いありません」
「確かなのか」
「確かです。どこからどう見ても艦長は幼女です」
「マジかぁ」
「マジです」
身体検査を終えた私は、ベッドから降りると検査に同席していた平野副長の体を上って胸の定位置に落ち着く。
「さも当然のようにわたしに上るのやめていただけませんか?」
「無理だな」
「奥様に報告しますが?」
「ひっ!? い、いや、これについては問題ないはずだ。なにせ私は幼女だから大人に守って貰わねばならん。それも信用できる大人にな」
「信用できる大人……」
平野副長の顔がちょっと嬉しそうな感じになる。平野とは幼い頃から家族ぐるみの付き合いであった私だからこそ、気づくことができた微妙な変化だった。
「私の妻と並ぶ二大女ゴリラの異名を持つお前でないと護衛はつと……痛い痛い! 鼻もげる! はにゃがもへりゅぅぅぅぅ!」
「私の妻と並ぶ……なんですか?」
「ひひょ! びひょ! とってもひれいなにだいびひょ!」
平野副長が私の鼻をつまんでいた指を離す。
「ぷっはぁぁ。 死ぬかと思った……」
「発言には注意されることです」
「ぬぅ。そうしよう。それで草壁医務官、機動隊の連中も私と同じと考えて良いのか?」
「はい。全員幼女でした」
「マジかぁ……」
「マジです」
異世界に来て半日もしないうちに、精強な帝国水陸機動隊が幼女になってしまった。
ここがどのような世界なのかわからないが、補給が受けられない状況でもあるし、まずは急いで地上に拠点を確保する必要があるだろう。
だが陸上で作戦展開する際に最も有能な帝国水陸機動隊が、今では全員幼女になってしまっている。
私は頭を抱えた。
海岸に上陸した我々は、とりあえず近くにある小高い丘を目指すことにした。
そこに登れば周辺を見渡すことができると思ったからだが、もうひとつ理由があった。
丘の方向から吹きつける風の中に、大勢の人や動物たちが叫んでいるかのような声が混ざっていたからだ。
我々が丘に登って内陸部を見下ろすと、眼下に大きな平原が広がっていた。
そしてその大平原は、大軍勢がぶつかり合う巨大な戦場となっていた。
正確な数は分からないが、ざっと見積もっただけでも四~五十万を下ることはない兵士たちが戦っている。
「こ、これは……」
目の前のスペクタクルな光景に気を取られていると、帝国水陸機動隊隊長の南大尉が、私の肩をトントンと叩いて声を掛けてくる。
「槍兵に騎兵……随分古めかしい戦い方をしているようですね」
南大尉が手渡してきた双眼鏡を覗いた私は、さらに驚愕することになる。
戦場には明らかにサイズがおかしな兵士……いや巨人がいた。
翼を生やした兵士が宙を飛んでいる。
戦場にいる兵士たちの約半分は、明らかに人間ではなかった。
「艦長! あちらを見てください!」
南大尉が指さした方向を見ると、戦場の一部が白く塗り潰されていくのが見えた。まるで床板に白いペンキを塗っていくかのように、次々と戦場が白くなっていく。
見るものすべてが異様な状況を前にして、我々はなすすべもなく立ち尽くすことしかできない。
それでも気を取り直して戦場を観察し続けていると、私はあることに気が付いた。
戦場が白く塗られているかのように見えたのは、兵士たちが白くて小さな何かに変化しているのが原因のようだった。
すぐに私はその小さなものの正体を知って愕然とする。
「兵士たちが子供に変えられているだと!?」
そう私が叫んだ刹那――
私と48名の帝国水陸機動隊の上に運命の刻が訪れる。
「アルティメットエターナル幼女ぉぉぉぉ!」
戦場からそんな声が聞こえた気がする。
次の瞬間――
激しい光と爆風が我々を襲った。
~ 海岸 ~
「退避! 退避! 全員、艦に戻れ! 装備は放棄して構わん! 急げぇぇぇぇ!」
私は喉を枯らして指示を出していた。
インカムを使って艦上にいる平野副長に我々の回収を要請するが、彼女は私のことを艦長であると認めようとしなかった。
私は甲高い声を上げて、一度限り有効な機密コードを叫ぶ。
「なっ!? か、艦長なのですか?」
「そうだよ! 何ならお前のスリーサイズと体重も言ってやろうか!?」
「やめろ!」
平野副長がドスの効いた低い声で怒鳴ったので、私は少しちびった。
「そ、それで艦長。艦長たちが上陸した地点にたくさんの子どもが集まってきているのですが……」
「それが私たちなんだよ!」
「えっ!?」
まぁ、そういう反応になるだろうな。
「どういう理屈かわからんが、とにかく上陸した全員が幼女になってしまった! いま艦に向って手を振っているのが私だ!」
そう言いながら、私は海上にいる護衛艦に向って大きく手を振った。
「あっ、確認しました。そんなに一生懸命手を振って、可愛いですね」
「そんな感想いらないから! すぐ迎えを寄越してくれ! 幼女の体ではボートも動かせん!」
「了! では坂上大尉を向かわせます。艦長は先にヘリでお戻りください。殿《しんがり》は南大尉に任せて、急ぎ鑑の指揮をお願いします」
「なんだ? お前に任せると言ったはずだが?」
「とにかく急ぎお戻りください」
ヘリが到着すると私は怪我をしている幼女たちと共に艦へ戻った。
「すまん、先に艦に戻る! お前たち全員必ず無事に戻れ!」
残された幼女たちに叫ぶと、元帝国水陸機動隊の幼女たちがグッと親指を立てて応えてくれた。
~ 護衛艦フワデラ艦橋 ~
艦橋に戻った私は平野副長から状況について報告を受ける。
「艦に近づく飛翔体多数。偵察ドローンからの映像出します」
艦内モニターに鳥の群れのようなものが映し出された。
飛翔体は蝙蝠のようにバタバタとした飛び方をしている。
「映像から、一体一体の飛翔体はヘリ相当の大きさであると思われます」
平野副長の報告を聞いた私は、改めてモニターに映った飛翔体を観察する。
近づきつつある飛翔体のシルエットに私は心当たりがあった。
それは……
「ドラゴン!? ドラゴンじゃないか!? 平野! 竜だよ! ドラゴン超カッケー!」
「そのドラゴンの群れが坂上大尉のボートに向かっているようなのですが」
「友達になりたがってる……ということではなさそうだな」
ドラゴンの一体が急降下してボートを威嚇する。
「CIWSで行けるか?」
「レーダーで捕捉できていますし、おそらく問題ないかと」
「よし、一匹残らず撃ち落とせ!」
こうして「帝国海軍ミサイル護衛艦フワデラ vs ドラゴンの群れ」の火ぶたが降ろされた。
そして――
我々はドラゴンを瞬殺した。
~ 幼女回収後 ~
「艦長、全幼女の回収が終了しました。全員無事です」
「よかった。では様子を見に行くとしよう」
「装備の回収はどうされますか?」
「私たちが幼女になってしまった原因が判明するまではそのままにしておくしかないな。下手に戻って幼女を増やしてしまうことになったら目も当てられん」
「了」
私が平野副長と共に格納庫に到着すると、ちょうど医療班が48名の幼女の健康チェックを行っているところだった。
何名か怪我をした幼女たちもいたようだが、どれもすり傷程度だったようで、今では48名全員が元気にはしゃいでいる。
「保育園かここは……」
「みんな可愛いですね」
私の到着に気がついた南大尉(幼女)が、帝国水陸機動隊(幼女)に号令を掛ける。
「艦長着! 整列!」
48名の帝国水陸機動隊(幼女)が迅速に整列して私に敬礼する。
彼らのきびきびとした動作は以前と全く変わっていなかった。
とはいえ目の前に居並ぶ幼女たちを見ると、護衛艦フワデラが陸戦のプロフェッショナル48名を失ってしまったことを痛感せざる得ない。
ドラゴンがいるようなこの異世界でこれがどれほどの痛手か。私は暗澹《あんたん》たる気持ちになる。
不安を紛らわそうとしていたのだろう、無意識のうちに私は平野副長のおっぱいをいっぱいもみもみしてしまった。
だが平野副長からビンタが飛んでくるようなことはなく、彼女は私のしたいままにさせていた。
もしかして私が幼女だからだろうか。そうだとしたら――
幼女すげぇ!
~ 医務室 ~
「間違いないか?」
私は医務室のベッドから身を起こし、イケメンメガネの草壁医官に尋ねた。
「間違いありません」
「確かなのか」
「確かです。どこからどう見ても艦長は幼女です」
「マジかぁ」
「マジです」
身体検査を終えた私は、ベッドから降りると検査に同席していた平野副長の体を上って胸の定位置に落ち着く。
「さも当然のようにわたしに上るのやめていただけませんか?」
「無理だな」
「奥様に報告しますが?」
「ひっ!? い、いや、これについては問題ないはずだ。なにせ私は幼女だから大人に守って貰わねばならん。それも信用できる大人にな」
「信用できる大人……」
平野副長の顔がちょっと嬉しそうな感じになる。平野とは幼い頃から家族ぐるみの付き合いであった私だからこそ、気づくことができた微妙な変化だった。
「私の妻と並ぶ二大女ゴリラの異名を持つお前でないと護衛はつと……痛い痛い! 鼻もげる! はにゃがもへりゅぅぅぅぅ!」
「私の妻と並ぶ……なんですか?」
「ひひょ! びひょ! とってもひれいなにだいびひょ!」
平野副長が私の鼻をつまんでいた指を離す。
「ぷっはぁぁ。 死ぬかと思った……」
「発言には注意されることです」
「ぬぅ。そうしよう。それで草壁医務官、機動隊の連中も私と同じと考えて良いのか?」
「はい。全員幼女でした」
「マジかぁ……」
「マジです」
異世界に来て半日もしないうちに、精強な帝国水陸機動隊が幼女になってしまった。
ここがどのような世界なのかわからないが、補給が受けられない状況でもあるし、まずは急いで地上に拠点を確保する必要があるだろう。
だが陸上で作戦展開する際に最も有能な帝国水陸機動隊が、今では全員幼女になってしまっている。
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