137 / 214
第六章 リーコス村開拓
第135話 母親の行方
しおりを挟む
護衛艦フワデラの艦長室。
ラピスの身心も落ち着いてきたので、平野副長とシンイチ、ライラ、トルネラに集まってもらって、一緒にラピスの話を聞くことにした。
ラピスは、妖異軍によって初めて戦闘ドローン・イタカが撃墜された村に暮らしていたらしい。妖異が村に押し寄せた際、彼女の父親はラピスを森の中に逃がした後、妖異軍に見つかって殺されてしまう。
森の中で身を隠していたラピスは、次々と村人が殺されていく様子を見ていた。そして、もはや自分が帰る場所がなくなったことを、ラピスはその幼い心で理解した。
どうせなら父や村人たちと死のうとラピスが考え始めたとき、我々のヘリが到着。続いてシンイチが幼女化ビームで村にいた統べての妖異を薙ぎ払ってしまった。
急な事の成り行きに戸惑うラピスだったが、見知らぬ私たちに対して警戒を解くことはなくそのまま森の中に潜み続けた。
結果的にはそんな警戒は必要なかったのだが、安易に飛び出さず、状況を観察する判断ができるなんて、なんて賢い娘だと思う。
遺体を集めた私たちが、最後に村人に向って敬礼する姿を見て、ラピスは私たちが頼るべき大人だと認識したらしい。だが森を出たラピスが村に戻ったときには、既に私たちのヘリは飛び立っていた。
慌てたラピスは、ただひたすらヘリが去った方向を目指して進み続けた。森を抜け、山を越え、川を渡り、その間ずっとはぐれ妖異や魔物から身を隠し、進んだ。
それから一週間後、奇跡的にリーコス村へと辿り着き、ズタボロになって北門前で倒れていたのだ。
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁん! ラピズゥゥゥゥゥ!」
そして今、ラピスに抱きついて号泣している幼女、それが私である。
「えらいぃぃ! こんなに小っちゃいのにえらいぃぃぃ! よくがんばっだ! がんばっだよぉぉぉ」
小っちゃい幼女の私が小っちゃいラピスの頭をよしよしする。
ラピスの話を聞いていた全員が涙を拭っていた。
私は、ラピスが息も絶え絶えの状態で倒れている姿を見ているから、なおさら胸が締め付けられる。シンイチも私と同じなのだろう、彼も目を真っ赤にしてすすり泣いていた。
ただひたすらヘリの去った方向を目指し、山河が横たわる長い距離を幼子がたったひとりで進んで来たのだ。いくらラミアが強靭な種族と言え、これは奇跡の中の奇跡のはずだ。
「ラビズぅぅぅぅ!」
ついに鼻水まで流し始めた私の顔を、ラピスがいやいやと拒絶して手で押しのけて遠ざける。
バサッ!
平野が私の顔にタオルを掛け、そのまま鼻チンするように言ったのでその通りにする。
「艦長、いい加減にしてください。ラピスが困ってます。というか嫌がってます」
「ぞ、ぞうが……ずまない……」
平野がゴシゴシと力を込めて私の顔を拭う。ちょ、ヒリヒリする!
「むぅ! 平野、痛い!」
力入れ過ぎだろ平野! 艦長のプリティ幼女フェイスに傷がついたらどうするんだ!
「艦長、とりあえずラピスにはおやつでも食べてもらいませんか? ラピス、食堂でパフェを作ってもらうといいわ」
私の抗議のほっぺたプクーを無視して、平野副長がラピスに優しく微笑みかける。パフェと聞いたラピスの表情がパアァァッと明るくなった。
「そ、そうだな……では、シンイチとライラで士官食堂に連れて行ってやってくれ。トルネラは残ってもらえるか」
ラピスとシンイチ、ライラが艦長室を出て行った後、私はトルネアから話を聞くことにした。ラピスの話をラミア族の視点から見て、何か分かったことがないかを確認したかったのだ。
トルネアが顎に手を当てて思案する。
「そうですね……まずラピスの母親がどうなっているのか気になりました」
確かに、あの年頃なら、母親の存在を忘れるなんてことはなかなか考えられない。ということは、あの戦闘で母親が殺されたというわけでないのか。
トルネアによると、ラミア族は人間や亜人の男性と結ばれるそうだ。子を授かる場合に誕生するのは必ずラミアになるのだとか。
期せずして、ここでラミアに女性しかいない理由が判明した。
ラミアは大食漢なので、村が貧しかったりすると、母娘のいずれかが村から離れて暮らすことがある。娘が幼いうちは母親が村から出る場合ば多い。
「ということは、母親は生きているのか?」
「そうかもしれませんね。ただ特段の事情がなければ、母親が離れて暮らすと言っても、頻繁に夫や娘に会いに戻ってくるものだと思います。でも、それならラピスの口から母親のことが出てもいいはずなのに……」
もしかすると母親とは死別でもしたか、何か深い事情があるのかもしれない。母親のことについてはラピスの状態を見ながら探ることにしよう。
「艦長」
「どうした平野」
「母親が健在である可能性を考慮し、ラピスが無事であることを知らせる手配をしておいた方が良いのでは?」
確かに平野の言う通りだ。もし、トルネラの言うような単なる食糧事情による別居状態だった場合、村へ戻ってきた母親が苦悩することは間違いない。
「早急に対応しておく必要があるな。無人の村を見て絶望する母親なんて見たくない」
その後、ラピスが落ち着いているときを見計らって、シンイチに母親の存在について聞いてもらった。
ラピスはずっと父親と二人暮らしだったようで、母親のことをほとんど覚えておらず、母親の居場所どころかその生死さえ確認することができなかった。
とりあえず私はラピスの村に避難者掲示板を設置することにした。また王国騎士団に協力を要請し、彼らの捜索対象にラピスの母親を加えてもらった。
トルネアがラミアのネットワークを通じて母親について既に調べ始めてくれていた。またグレイベア村のルカ村長も捜索への協力を申し出てくれた。
もしラピスの母親が既に亡くなっていたら、これらは全て無駄骨に終わる。
だがそうでなかった場合のことを考えれば、私に躊躇する気持ちは全くなかった。
ラピスの身心も落ち着いてきたので、平野副長とシンイチ、ライラ、トルネラに集まってもらって、一緒にラピスの話を聞くことにした。
ラピスは、妖異軍によって初めて戦闘ドローン・イタカが撃墜された村に暮らしていたらしい。妖異が村に押し寄せた際、彼女の父親はラピスを森の中に逃がした後、妖異軍に見つかって殺されてしまう。
森の中で身を隠していたラピスは、次々と村人が殺されていく様子を見ていた。そして、もはや自分が帰る場所がなくなったことを、ラピスはその幼い心で理解した。
どうせなら父や村人たちと死のうとラピスが考え始めたとき、我々のヘリが到着。続いてシンイチが幼女化ビームで村にいた統べての妖異を薙ぎ払ってしまった。
急な事の成り行きに戸惑うラピスだったが、見知らぬ私たちに対して警戒を解くことはなくそのまま森の中に潜み続けた。
結果的にはそんな警戒は必要なかったのだが、安易に飛び出さず、状況を観察する判断ができるなんて、なんて賢い娘だと思う。
遺体を集めた私たちが、最後に村人に向って敬礼する姿を見て、ラピスは私たちが頼るべき大人だと認識したらしい。だが森を出たラピスが村に戻ったときには、既に私たちのヘリは飛び立っていた。
慌てたラピスは、ただひたすらヘリが去った方向を目指して進み続けた。森を抜け、山を越え、川を渡り、その間ずっとはぐれ妖異や魔物から身を隠し、進んだ。
それから一週間後、奇跡的にリーコス村へと辿り着き、ズタボロになって北門前で倒れていたのだ。
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁん! ラピズゥゥゥゥゥ!」
そして今、ラピスに抱きついて号泣している幼女、それが私である。
「えらいぃぃ! こんなに小っちゃいのにえらいぃぃぃ! よくがんばっだ! がんばっだよぉぉぉ」
小っちゃい幼女の私が小っちゃいラピスの頭をよしよしする。
ラピスの話を聞いていた全員が涙を拭っていた。
私は、ラピスが息も絶え絶えの状態で倒れている姿を見ているから、なおさら胸が締め付けられる。シンイチも私と同じなのだろう、彼も目を真っ赤にしてすすり泣いていた。
ただひたすらヘリの去った方向を目指し、山河が横たわる長い距離を幼子がたったひとりで進んで来たのだ。いくらラミアが強靭な種族と言え、これは奇跡の中の奇跡のはずだ。
「ラビズぅぅぅぅ!」
ついに鼻水まで流し始めた私の顔を、ラピスがいやいやと拒絶して手で押しのけて遠ざける。
バサッ!
平野が私の顔にタオルを掛け、そのまま鼻チンするように言ったのでその通りにする。
「艦長、いい加減にしてください。ラピスが困ってます。というか嫌がってます」
「ぞ、ぞうが……ずまない……」
平野がゴシゴシと力を込めて私の顔を拭う。ちょ、ヒリヒリする!
「むぅ! 平野、痛い!」
力入れ過ぎだろ平野! 艦長のプリティ幼女フェイスに傷がついたらどうするんだ!
「艦長、とりあえずラピスにはおやつでも食べてもらいませんか? ラピス、食堂でパフェを作ってもらうといいわ」
私の抗議のほっぺたプクーを無視して、平野副長がラピスに優しく微笑みかける。パフェと聞いたラピスの表情がパアァァッと明るくなった。
「そ、そうだな……では、シンイチとライラで士官食堂に連れて行ってやってくれ。トルネラは残ってもらえるか」
ラピスとシンイチ、ライラが艦長室を出て行った後、私はトルネアから話を聞くことにした。ラピスの話をラミア族の視点から見て、何か分かったことがないかを確認したかったのだ。
トルネアが顎に手を当てて思案する。
「そうですね……まずラピスの母親がどうなっているのか気になりました」
確かに、あの年頃なら、母親の存在を忘れるなんてことはなかなか考えられない。ということは、あの戦闘で母親が殺されたというわけでないのか。
トルネアによると、ラミア族は人間や亜人の男性と結ばれるそうだ。子を授かる場合に誕生するのは必ずラミアになるのだとか。
期せずして、ここでラミアに女性しかいない理由が判明した。
ラミアは大食漢なので、村が貧しかったりすると、母娘のいずれかが村から離れて暮らすことがある。娘が幼いうちは母親が村から出る場合ば多い。
「ということは、母親は生きているのか?」
「そうかもしれませんね。ただ特段の事情がなければ、母親が離れて暮らすと言っても、頻繁に夫や娘に会いに戻ってくるものだと思います。でも、それならラピスの口から母親のことが出てもいいはずなのに……」
もしかすると母親とは死別でもしたか、何か深い事情があるのかもしれない。母親のことについてはラピスの状態を見ながら探ることにしよう。
「艦長」
「どうした平野」
「母親が健在である可能性を考慮し、ラピスが無事であることを知らせる手配をしておいた方が良いのでは?」
確かに平野の言う通りだ。もし、トルネラの言うような単なる食糧事情による別居状態だった場合、村へ戻ってきた母親が苦悩することは間違いない。
「早急に対応しておく必要があるな。無人の村を見て絶望する母親なんて見たくない」
その後、ラピスが落ち着いているときを見計らって、シンイチに母親の存在について聞いてもらった。
ラピスはずっと父親と二人暮らしだったようで、母親のことをほとんど覚えておらず、母親の居場所どころかその生死さえ確認することができなかった。
とりあえず私はラピスの村に避難者掲示板を設置することにした。また王国騎士団に協力を要請し、彼らの捜索対象にラピスの母親を加えてもらった。
トルネアがラミアのネットワークを通じて母親について既に調べ始めてくれていた。またグレイベア村のルカ村長も捜索への協力を申し出てくれた。
もしラピスの母親が既に亡くなっていたら、これらは全て無駄骨に終わる。
だがそうでなかった場合のことを考えれば、私に躊躇する気持ちは全くなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる