女主と悪魔執事達と黒猫｡

devil･13｡ローズタウン園（ウェディングヒストリー）

水のリゾートのベリス都を後にした､あたしとムーンは次の思い出の場所のローズタウンに来た｡

そこには2階の部屋の執事達の

ハウレとフェネとボスとガモンがいた｡

ガモン「主様､ようこそっす」

フェネ「主様､ようこそ､ローズタウンへ､いらっしゃいませ」

ボス「よう､主様」

ハウレ「ボス､ちゃんと挨拶しろ､主様御待ちしていました」

主サトミ「2階の皆」

ボス「主様､以前､3階部屋の執事達と一緒だった目の前で若い貴族達に絡まれたそうだな｡しかも俺以上に暴言を吐いて若造の貴族達にガツンと言い倒した､そうじゃねぇか」

フェネ「大丈夫でしたか?」

ガモン「大変だったそうじゃないすか」

ハウレ「主様が言葉をボス以上に咄嗟に荒げて貴族達に言ってやったそうですね」

ハウレ達に以前のローズタウンの思い出を蒸し返されてガチンと全身､石みたいに固まりローズタウンでの若い貴族達が､あまりにも酷すぎる言い草に､あたしは､つい堪忍袋の緒が切れて咄嗟にもう一人の､あたしが暴言でぶちギレた時の事だ…

主サトミ《あの時か…極力思い出したくなかった…永遠に忘れて抹消したかった思い出だ…でも…幾ら貴族達に､しつこく嫌味ネチネチ言われたからって貴族達に向かって『てめえら!』とか『馬ー鹿!』は超絶ヤバかったよね…》

ハウレ「ですが俺達､執事達の為に若い貴族達の嫌みな言い草に立ち向かって咄嗟に暴言で成敗してガツンと言ってやったのは嬉しいです」

主サトミ「あの時は貴族達の嫌みがネチネチしつこかったから我慢出来なくて…つい…暴言で…ぶちギレてしまったんだよね…」

ハウレ「ですが俺達､悪魔執事を庇って頂いて…こんな事､言うのは主様に申し訳ないのですが…」

ボス「俺が言える事じゃねぇが､主様の判断は正しかったと思うぜ」

主サトミ「ボス…」

ハウレ「ですが…あまり貴族達には歯向かわない方が良いと思います…しかも理由はどうであっても暴言吐いて成敗すると貴族達が何してくるか…もっと嫌味な言動が悪化してくるか分かりませんから…」

主サトミ「ハウレ…」

ハウレ「もし何か､あったら俺達に言って下さい｡俺達が主様を守りますので」

主サトミ「うん…」