女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・15。服飾の街(ウェディングヒストリー)

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思い出の場所、続いては服飾の街。

ビサイユだ。

そこには地下部屋執事トリオがいた。

ミヤとフルーと、そして…

ラトス・バックルは普段は穏やかだけど本気で大激怒させると悪魔執事の中で特に満月の夜は超絶大暴走して見境無くなる程、暴れまくる超絶猟奇的な要注意危険人物だ。

大好物は、ただパセリのみしか食べるらしいから…

だから…あんなに顔色が良くないのかな?

そんな事を思ってると…

ラトス「クフフ、主様、御待ちしていましたよ」

ラトスが一応、笑顔で、あたしを出迎えてくれた。

ミヤ「主様、待ってたよ」

フルー「主様、行きましょうか」

主サトミ「何処に連れてってくれるの?」

フルー「今回の主様の衣装もウェディング服に近いですけど、今回は参考の為に主様にウェディングショップに寄らせて頂いて主様にウェディングドレスの試着を、して頂きます」

主サトミ「えっ…?試着」

フルー「早速、行きましょうか」

主サトミ「ちょっと…フルー?」

フルーは半ば強引にウェディングショップに寄った。

フルーは人見知りだから代わりにラトスがアポ取った。

ラトス「主様、どうぞ、御入り下さい」

フルー「何でラトスが変わりに交渉してんだよ?」

ラトス「おや?ですが、フルーは顔真っ赤になって、どもりまくって、あのまま、いつまで経っても終わらない気がしましたので私が変わりに交渉しましたけど?」

フルー「うぅ…悔しいけど…ありがとう…ラトス…」

ラトスにニコッと笑いながら

ラトス「いいえ、流石、私の可愛い弟ですね」
 
フルー「毎回言うけど俺の事、可愛いって言うのやめろよ!俺は可愛くないし!」

ミヤ「まぁまぁ、フルーくん、早く主様にウェディングドレスの試着をさせてあげよう」

フルー「はい、そうですね。主様、どれか御好きなウェディングドレスを御試着下さい」

主サトミ「沢山、種類有りすぎて、躊躇するね」

フルー「これは、どうです」

主サトミ「うん、じゃ、それを試着するよ」

あたしは試着室でウェディングドレスを試着した。

試着を終えた、あたしは…多少照れながら…

主サトミ「どうかな…?」

ミヤ&フルー&ラトス「「「………」」」

主サトミ「どうしたの?何か…おかしかった…?」

ミヤ「いや…あまりにも見惚れる程…主様とウェディングドレスの2つが綺麗だったから言葉が詰まってしまったよ…」

主サトミ「えっ…?」

フルー「はい、とっても、よく、お似合いですよ。主様」

ラトス「えぇ、この世の者とは思えない美しさですよ」

主サトミ「この世の者とは思えないって…ラトス…」

フルー「ラトス!」

主サトミ「でも皆どうも…ありがとう…」

あたしは照れながら俯いた…












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