女主と悪魔執事達と黒猫｡

devil･38｡鏡の館･ミラーパレス（本編）

鏡､それは人物や物や真実を写す物｡

あたしは鏡の前でを軽く身だしなみを整えてる最中だ｡

その後デビパレの廊下を歩いてるとラトスが手鏡を持って見てる｡

主サトミ「ラトス?手鏡持って､どうした?」

ラトス「おや?これは主様｡フルーが
鏡を見るように言われたんです」

主サトミ「そうなんだ」

すると…耳と尻尾が垂れ下がったムーンがトボトボと歩いてきた｡

主サトミ「ムーン?どうした?元気ないね」

ラトス「そういえば､そうですね何時もは煩いくらいドタドタ足音立てて来るのに何か様子が変ですね」

ムーン「はい…実は…ダイエットしてるんです」

ロノン「あー､ムーン､ここに居たな｡昼食残して逃げるから」

主サトミ「えっ?出雲は残さず全部食べるのに珍しいね」

ラトス「ふむ､そうですね｡ですが黒猫さんの体重を縮めたいという気持ちが分かりません､猫は体重が､あった方が良いですよね?」

ムーン「スリムで身軽なラトスさんには､お腹自力で引っ込める気持ち分かりませんよ」

主サトミ《分からない様で分かる…》

すると…フルーが作った衣装であろう､ローブを着たルカとナクルが帰って着た｡

ルカ「ただいまクローバー家から戻りました｡主様」

主サトミ「ルカ」

ナクル「はぁ､本当に今回は今まで以上に大変でしたよ」

主サトミ「ん?ナクル?どうかした?」

ルカ「えぇ､実はですね…」

【数時間前･クローバー邸､本家】

フィレイ「ルカ殿､ナクル殿｡本日来て貰ったのは他でもない」

ルカ「本日お招き頂きありがとうございます」

ナクル「どうも､ありがとうございます｡フィレイ様」

フィレイ「今回は鏡の館､ミラーパレスに行って現在､引きこもり中の私の貴族の従兄弟のミラに会って､どうにかして外の世界に連れ出して欲しいのだ」

ルカ「はい､承知致しました」

ナクル「そちらの従兄弟のミラ様に会ってどうにか外に連れて来たら宜しいのですね」

フィレイ「始めに言っておくが､その私の従兄弟のミラは今まで貴族と違って､それ以上に､とんでもなく失礼で無礼な言動をして君達に大迷惑､掛けるかも知れないから覚悟しておいた方が良い」

【現在･デビルパレス】

主サトミ「成る程」

ルカ「はい､私とナクルくんは事前に鏡の館､ミラーパレスに行ったのですが…」

ナクル「フィレイ様の事前､警告通り､あのミラ様が…これが…また…とんでもない性格が最悪な若い貴族の方でして…」