女主と悪魔執事達と黒猫｡

devil･57｡美しい獲物（fastハロウィン･ナクル編）

ナクル「『おや?どうされました?』」

ファーストハロウィーン用にバンパイアに変身したナクルに多少…緊張と動揺した…

主サトミ「いや…別に何でもない…」

ナクル「『そうですか?何だか瞳が恐怖の色になられてる様にも見えましたが､大丈夫ですよ､襲ったりしませんよ｡"今は"ね｡私に目を付けられるなんて貴女は運が悪かったのですよ』」

主サトミ《"今は"?》

【数時間後】

ナクルが､あたしに覆い被さる様にベッドに乗った…

主サトミ「ちょっと!ナクル!?いきなり何なの!?」

ナクル「何かとは?何時見ても美しい獲物です｡美味しい良い香りがします」

するとナクルは…

ナクル「何だか主様の心臓の音が丸聞こえしてくる様な気がします｡実際微かに聞こえてますけどね」

あたしの胸の真ん中に触れるか触れないかギリギリの所まで耳を近付けて…

あたしの心臓の音を聞いてる…

主サトミ《恥ずかしいよ…》

ナクル「何時も思いますが主様の首筋はとても綺麗です｡今すぐ､その首筋に､かぶり付きたいです」

主サトミ「ちょ…!!!ちょっと!!!待ってよ!!!」

ナクル「いいえ､待ちません｡私は狙った獲物は逃しません｡絶対に」

ナクルはニッコリ笑顔で…あたしの近付いて…

ナクル「では主様の首筋を頂くとしましょう｡大丈夫です｡噛まれてしまえば終わりですので」

主サトミ「!!!!」

あたしはナクルに首筋を噛まれるのを覚悟して…ぎゅッと目を強く瞑った…

主サトミ《もうダメだ!!!ナクルに首筋､噛まれる!!!》