女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・187。舞踏会の料理(ペンギンの男の子&鴉の子供の男とハウレ&ボス編)10

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あたしが夜、廊下を歩いてると。

2階部屋からハウレとボスと

あと2人居る。

どうやら合わせて4人居る。

あたしは気になって2階部屋に入る事にする。

コンコン…ガチャ。

主サトミ「ねぇ何、話してるの?」

ハウレ「主様。こんばんは」

ボス「主様。お疲れ」

ペンギンの男の子「あるじさまだ」

鴉の子供の男「…………」

ペンギンの男の子「鴉の子供の男は相変わらずだな」

鴉の子供の男「別に良いだろ」

主サトミ「所で4人共何話してたの?」

ハウレ「実はですね。舞踏会の料理や菓子には何に、しようかに、ついて話し合ってたんです。ハロウィンに菓子は外せませんから」

主サトミ「成る程」

ボス「所でペンギンの子供の男と鴉の子供の男は何が好きなんだ?」

ペンギンの男の子「僕は鰯のムニエルが食べたいな」

鴉の子供の男「俺様は銀座に、ある高級寿司が食いてぇな」

ボス「その"ぎんざ"って何だ?」

主サトミ「あたしの世界での、ずっと遠い高級街だよ」

ボス「成る程な。主様の世界にあるずっと遠い所の高級街なんだな」

ペンギンの男の子「所で料理も、お菓子も全部ハウレさんの手作りなの?」 

主サトミ「あっ…それは…」

ボス「こいつに料理と菓子作らせたら全部、丸焦げに、なって炭にならぁ」

ハウレ「うっ…否定…出来ないのが悔しいな…」

ペンギンの男の子「ハウレさんは料理が苦手なんだね」

ハウレ「でも魚料理、多くないか?」

ボスはフッと嘲笑う様に…

ボス「フッ、今年のハロウィンの料理は魚料理がメインでも良いんじゃねぇか」

ハウレ「ボス…お前…わざと言ってるだろ!」

ペンギンの男の子「えっ?ハウレさんは魚が嫌いなの?」

ハウレ「あぁ…まぁな…」

ペンギンの男の子「御免ね…そうとは知らずに…」

ハウレ「いや…ペンギンの男の子は全然…何も悪くない…」

鴉の子供の男「えぇい!寿司は、やめだ!」

主サトミ《もしかしてハウレに気遣って…》

ハウレ「済まないな…俺のために気遣って…」

鴉の子供の男「別に気遣ってる訳じゃねぇ」

ペンギンの男の子「因みにハウレさんは何が好物なの?」 

ハウレ「俺はバナナマフィンが好物だ」

ペンギンの男の子「成る程。ハウレさんはバナナマフィンが好物なんだね」

ボス「フン、だが主様の好物の方が優先だ」

主サトミ「えっ?あたし?」

ボス「因みに主様の好物の料理と菓子は何だ?」

主サトミ「えっと…あたしは…」

あたしは数秒間…考えた…

主サトミ「あたしはバナナマフィンとステーキが食べたいな」

ハウレ&ボス「「えっ?」」

主サトミ「あと鰯のムニエルと高級寿司も食べたい」

ペンギンの男の子「あるじさま。良いの?」

鴉の子供の男「あるじ、お前、良い奴だな」

ハウレ「主様に気遣わせてしまって…申し訳ございません…」

ボス「主様…済まねぇな…」

主サトミ「楽しい舞踏会に、しようよ」

こうして4人が好物の料理菓子が決定したのだった。

─舞踏会の料理・END。別の話に続く─









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