女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・186。一緒に連れて(黒耳の白犬の男の子とルカ編)9

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ある日あたしが外に出ると

ルカと黒耳の白犬の男の子が散歩してた。

ルカ「おや?主様、来てくれたんですね。こんにちは」

黒耳の白犬の男の子「あるじさま。こんにちは」

主サトミ「ルカ、黒耳の白犬の男の子、散歩してたの?」

ルカ「はい、こうして主様に会えたんですから」

ルカはにっこり笑顔で何時ものあたしに関しての決まり文句を言う。

主サトミ「またルカは、そうやって…あたしを…からかう…」

ルカ「フフフ、からかってなんかいませんよ」

黒耳の白犬の男の子「ねぇ、ルカさん、僕、街に散歩して出てもっと知りたい」

ルカ「うーん、だけど街に出たら人目に付いてしまうんじゃないですか?」

主サトミ「黒耳の白犬の男の子は街に出て散歩して、もっと知りたいの?」

黒耳の白犬の男の子「うん、"えすぽわー"って街に行って見たい」

主サトミ「ルカ、この子連れてってあげようよ」

ルカ「連れてって、あげても良いけど、ここは主様に決めて貰いましょう」

主サトミ「えっ?あたしが?」

ルカ「はい」

主サトミ「あたしは勿論、大賛成だよ。でも人目に付かない様に気を付けないと」

ルカ「そうですね。黒耳の白犬の男の子には人間の男の子の変装をして頂きます。人間の男の子の服を作ってくれる様にフルーくんに頼んで見ます」

主サトミ「うん、フルーなら人間の男の子の服もいとも簡単に作れるよね」

ルカ「はい、では黒耳の白犬の男の子の脚を触って良いですか?」

黒耳の白犬の男の子「えっ?僕の脚を触るの?」

ルカ「はい、さっきから、ずっと気になって触りたくて仕方無いんです」

黒耳の白犬の男の子「しょうがないな…特別だよ…」

ルカ「はい、では」

ルカは黒耳の白犬の男の子の脚を触る。

ルカ「おぉっ、ぷよぷよしてるね。ムーンくんと良い勝負だね」

主サトミ《良いな…気持ち良さそうだな…あたしも触りたいな…》

あたしの気持ちを察したのか…

ルカ「主様も黒耳の白犬の男の子の脚を触りますか?」

主サトミ「良いの?うん!」

黒耳の白犬の男の子「あるじさまがOKしてくれたから特別だよ」

あたしも黒耳の白犬の男の子の脚をルカとは反対の右足を触った。

主サトミ「ふわふわだ」

黒耳の白犬の男の子「2人とも…くすぐったいよ…」

ルカ「おっと、これは触りすぎましたかね」

主サトミ「御免、くすぐったかった?」

ルカ「所で街に出掛ける為の黒耳の白犬の男の子を乗せる馬車を用意しないといけませんね」

黒耳の白犬の男の子「ねぇ、ルカさん、馬車に乗ってる最中も"えすぽわー"以外にも話しようよ」

ルカ「はい、そうですね。馬車の御者はロノンくんに頼みましょう。食材を買いに行くって行ってましたし」

主サトミ「うん、それが良いね」

こうして、ルカと黒耳の白犬の男の子と一緒に、あたしも馬車に乗ってエスポワーと、それ以外の街にも人目に重々気を付けるように慎重に細心の注意を払いながら行くのだった。

─一緒に連れて・END。別の話に続く─
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