女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・198。真昼の逃走(執事now・マルハナ編)

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マルハナ「ルカ先生、悪いがここで休ませてくれ」

ルカ「おや?マルハナくん、どうかしたのかな?」

マルハナ「いや…ちょっとな…」

主サトミ「マルハナ、ルカ」

あたしはマルハナの怪しい声がゴールドリングから聞こえたので

そのマルハナの声の行く先を辿ってったら

ルカが担当する医務室にマルハナが居た。

マルハナ「ベア達が模擬の相手になれって煩いから逃げて来たんだ」

主サトミ「成る程」

ルカ「そうらしいけどね。入口にはベアくん達が見張ってる見たいだけどね」

主サトミ「何か予定あった?」

マルハナ「何時も通り昼寝しようと思った」

主サトミ《其は何時も通りじゃ…しかも其の儘…正直にストレートに言うんだな…》

ルカ「好きなだけ、ゆっくりして行って良いよ」
 
マルハナ「本当か?流石ルカ先生、話分かるぜ」

主サトミ《ルカは何か企んでる気がする…》

ルカ「匿う代わりに…」

マルハナ「ん?何だ?」

ルカ「薬の人体実験に、なってくれないかな?」

マルハナ「えっ…!?そりゃ…どんな薬だ…!?」

ルカ「フフフ、それは打ってからの、お楽しみだよ♪」

ルカは不敵な笑みを浮かべる…

マルハナ「えっと俺は遠慮させて貰うぜ…」

ダッダッダッ

主サトミ「あっ、逃げた」

ルカ「フフフ、ただの栄養薬なのに♪でも彼は必要無いみたいだね♪」

逃げてくマルハナを見て…

あたしはルカの…したたかな恐ろしさを今一度…知った…

─真昼の逃走・END。別の話に続く─



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