女主と悪魔執事達と黒猫｡

devil･206｡昼下がりの読書（執事now･ボス編）

ボス「この本､中々､面白ぇじゃねぇか」

主サトミ「ボス､読書してんの?」

ボス「主様､あぁ､丁度､面白ぇ本見付けてな｡読んでたんだよ」

主サトミ《ボスでも､読書すんだ｡珍しい》

ボス「おい､今､珍しいと思っただろ!?」

主サトミ「うん､まぁ､正直､思った」

ボス「フン!雨の日じゃなかったら本なんか枕代わりに､してっけどな」

主サトミ「本を枕代わりにすんだね」

ボス「あぁ､この本なんか分厚くて枕に丁度良いな」

主サトミ「どれどれ?どんな本かな?」

ボス「主様は知る必要ねぇし｡主様には本を枕代わりに､なんかさせねぇよ」

主サトミ「そうかな?」

ボス「どうしても枕に､してぇなら俺の膝枕してやるぜ」

ボスはニヤッと不敵な笑みを浮かべた｡

主サトミ「ボスの膝枕!?」

ボス「あぁ､何なら今､俺の膝枕してやろうか?」

どうやらボスの言う事が冗談じゃない事を､あたしは悟った｡