女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・238。昼時の寄り添い(執事now・ベリー編)

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ベリー「うーん…幾ら寒いのが苦手だからって…ずっと…このままいるわけには…いきませんね…何時…主様が帰って来るかも知れませんので…」

主サトミ「ベリー…大丈夫…?」

ベリー「あっ…主様…?お帰りなさい…」

ベリーは火炎でパチパチ薪が燃える暖炉の前で毛布にくるまってた…

ベリー「申し訳ございません…主様に…このようなお姿で…直ぐ紅茶とお菓子を御用意致しますね…」

ベリーが毛布を外して暖炉から離れようとする…

あたしが向こうの世界に帰ってる時ですら…

それは…それで…あたしの為に気を使ってしまうのは彼の長所でも、あるが…

あたしは敢えて…それを引き留めた…

主サトミ「もう少し暖炉の前に居たら?」

ベリー「えっ?ですけど…私は執事としての務めが…ありますから…」

主サトミ「そのままだと風邪引いちゃうよ…」

こんな時ですら…自分の事より…あたしの事を気遣おうとする…どうしても自分の仕事をしようとする彼に

あたしはとある提案をした。

主サトミ「あたしも隣に来てベリーの傍に来て良い?」

ベリー「えっ?ですけど…」

主サトミ「2人で寄り添えば暖かいよ」

するとベリーは、にっこり笑顔で答える。

ベリー「はい、承知、致しました。是非とも主様の、お傍に居させて下さい」

主サトミ「うん」

あたしとベリーは、お互い一緒に1つの毛布に…くるまって体をくっ付け合って…

あたしは無言でベリーの背中に手を回して抱いた…

ベリー「主様の腕の…お陰で背中が…とても…ぽかぽかして暖かいです…

ベリーも…それに答える様に…あたしの腰に手を回して抱いた…

こうして…あたしとベリーは…1つの毛布の中で…くるまり合いながら

身体をくっ付け合いながら…

お互い身体を抱き合って…暖を取り合いながら…

二人きりの静かな空間で温まり合った…

─昼時の寄り添い・END。別の話しに続く─
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