女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・248。まだ知らない事(栄光の刻印。境界の街・エルドラ編の思い出編。ルカ編)

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あたしと3階の執事達と境界の晩餐に来てるが

今はルカと2人で居る。

見覚えのある女の子達がとある絵本を持って来た。

主サトミ《見覚えのある絵本だ》

女の子「私は、この絵本が、とても、お気に入りなのよ」

主サトミ「そうなんだ」

女の子「悪魔執事の主!そこに座りなさい!」

女の子に、そこのソファーに座る様に促された。

主サトミ「分かった」

ルカ「では私が読み聞かせ致しましょう」

女の子「ルカ様が読み聞かせなさって下さるのですか?」

ルカ「はい」

女の子「はい、では御願い致します」

ルカ「お任せ下さい」

主サトミ「あたしも興味あるな」

ルカ「はい、お任せ下さい。主様」

ルカは、その絵本の読み聞かせを始めた。

【その数時間後】

ルカ「私は、その何十年、何百年経っても主様の事を思ってます」

ルカに誰も居ない所まで連れて行かれて…また何時ものルカの、からかいだと思いながら…

主サトミ「また…からかってんの…?」

ルカ「いえいえ、私は至って本気です。ですが私の知らない事が、まだまだ沢山あるんですね」

主サトミ「知らない事…?」

ルカは1歩あたしに顔を近付けた…

体勢崩せば…あたしの唇とルカの唇が触れる程…

キスしそうな程…顔がスレスレ…ギリギリ近いが…

その状態で何とかキスせずに寸止めしてる…

するとルカのフッと笑う声が聞こえた…

主サトミ「…!」

ルカ「フフフ、このまま触れて、しまったら1体どうなってしまうんでしょうね」

主サトミ「……!!」

何考えてんのかルカは…

そのまま顔を近付けた…

主サトミ《ルカーっ!一体何考えてんの!?あたしとルカは主と執事なんだよ!?その一線は絶対越えたらダメなんだよ!》

あたしは心の中で絶叫しながら

ギュッと固く目を閉じて

歯を食い縛ってる…

どうやって回避すれば良い…!?

どうやって押し返せば良い…!?

すると…またルカのフッと笑う声が聞こえた…

主サトミ「…!?」

ルカ「何てね。冗談ですよ」

主サトミ「くっ…!!ルカ…!!また…!!あたしの事からかって…!!」

ルカ「おやおや、主様もしかして本気で私にキスされると思われてますか?」

ルカがニコニコしながら、あざとく、からかう様に答えるから…

流石に、あたしも苛々してきた…!!

また何時もの、からかいだった!!

主サトミ「そんなわけないでしょ!!何時か絶対仕返ししてやるから!!覚えといてよ!!」

それでもルカはニコニコしながら

ルカ「フフフ、それはそのひが来るまで楽しみに、してます」

こうして、あたしが怒った状態で時間だけが過ぎてくのだった…

─知らない事・END。別の話に続く─



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