244 / 257
devil・253。夜番の二人(悪魔執事個人編・ナクル編)
しおりを挟む
その日の夜ナクルは、あたしを部屋まで送ってくれた。
ナクル「では主様お休みなさい」
あたしは"お休み"って言い掛けたけど
あたしは、ある疑問をナクルに聞いた。
主サトミ「今日も夜の見回りするの?」
ナクル「はい、勿論で、ございます」
主サトミ「毎晩、見回りするのは大変じゃない?」
ナクル「はい、ですが、美しい主様を御守りする、これが私の指令ですから」
ナクルは挨拶が終わった後…
去ろうとした所を…
あたしは夜の見回りを想像するだけじゃなく
実際体験して理解したい…
あたしはナクルに頼んでみた…
主サトミ「あたしも一緒に夜の見回りしてみたい」
ナクル「えっ…?ですが…それですと主様の睡眠時間を削られてしまいます…」
主サトミ「少しで良いから」
ナクル「承知、致しました。そこまで仰るなら本当に少しだけ私と一緒に見回りを行って見ましょう」
あたしとナクルは今日限定で一緒に見回りをした。
ナクル「先ずはキッチンですね。流石に不届きものや泥棒は居ませんが、摘まみ食いを、してる人は見掛ける時が、あります」
主サトミ「へぇ…そうなんだ」
あたしは少し失笑した…
その他にも廊下や玄関は勿論。
コンサバトリー、ワインセラー等の見回りもした。
主サトミ「これだけ全部見回るの大変じゃない?」
ナクル「えぇ、ですが、これも美しい主様を完全完璧に御守りする為です」
主サトミ「でもナクルは凄いよね。こんな大変な事、毎晩してるんだよね」
ナクル「えぇ、ですが、ここの執事達は自分で身を守れる方達ばかりですので以前は、そこまで細心の注意を払ってませんでした」
主サトミ「そうなんだ」
ナクル「ですが今は違います。命掛けてでも絶対御守りしなければならない絶世の美しい方が、この屋敷に、いらっしゃってからは、やりがいが、ありますね」
主サトミ「やりがいが、ある?」
ナクル「はい、美しい主様が、この屋敷に、いらしてからは例え火の中、水の中、命懸けで美しい主様を御守りしなくてはならなくなりましたから」
ナクルの命懸けの見回りに
あたしはナクルに感謝の気持ちが沸き上がった。
主サトミ「ナクルいつもありがとう」
ナクル「いえ、礼には及びません。主様は、そろそろ御部屋に、お送り致しましょう。これ以上、主様の睡眠時間を削ってしまっては明日に影響を及ぼしますからね」
ナクルは、あたしを部屋まで送りながら話した。
ナクル「美しい主様が翌朝、気持ち良く、お目覚めなさった後、私が1番に美しい主様の、お顔を拝見する
事が出来ますからね」
ナクルが静かにニッコリ微笑みながら言った。
─夜番の二人・END。別の話に続く─
ナクル「では主様お休みなさい」
あたしは"お休み"って言い掛けたけど
あたしは、ある疑問をナクルに聞いた。
主サトミ「今日も夜の見回りするの?」
ナクル「はい、勿論で、ございます」
主サトミ「毎晩、見回りするのは大変じゃない?」
ナクル「はい、ですが、美しい主様を御守りする、これが私の指令ですから」
ナクルは挨拶が終わった後…
去ろうとした所を…
あたしは夜の見回りを想像するだけじゃなく
実際体験して理解したい…
あたしはナクルに頼んでみた…
主サトミ「あたしも一緒に夜の見回りしてみたい」
ナクル「えっ…?ですが…それですと主様の睡眠時間を削られてしまいます…」
主サトミ「少しで良いから」
ナクル「承知、致しました。そこまで仰るなら本当に少しだけ私と一緒に見回りを行って見ましょう」
あたしとナクルは今日限定で一緒に見回りをした。
ナクル「先ずはキッチンですね。流石に不届きものや泥棒は居ませんが、摘まみ食いを、してる人は見掛ける時が、あります」
主サトミ「へぇ…そうなんだ」
あたしは少し失笑した…
その他にも廊下や玄関は勿論。
コンサバトリー、ワインセラー等の見回りもした。
主サトミ「これだけ全部見回るの大変じゃない?」
ナクル「えぇ、ですが、これも美しい主様を完全完璧に御守りする為です」
主サトミ「でもナクルは凄いよね。こんな大変な事、毎晩してるんだよね」
ナクル「えぇ、ですが、ここの執事達は自分で身を守れる方達ばかりですので以前は、そこまで細心の注意を払ってませんでした」
主サトミ「そうなんだ」
ナクル「ですが今は違います。命掛けてでも絶対御守りしなければならない絶世の美しい方が、この屋敷に、いらっしゃってからは、やりがいが、ありますね」
主サトミ「やりがいが、ある?」
ナクル「はい、美しい主様が、この屋敷に、いらしてからは例え火の中、水の中、命懸けで美しい主様を御守りしなくてはならなくなりましたから」
ナクルの命懸けの見回りに
あたしはナクルに感謝の気持ちが沸き上がった。
主サトミ「ナクルいつもありがとう」
ナクル「いえ、礼には及びません。主様は、そろそろ御部屋に、お送り致しましょう。これ以上、主様の睡眠時間を削ってしまっては明日に影響を及ぼしますからね」
ナクルは、あたしを部屋まで送りながら話した。
ナクル「美しい主様が翌朝、気持ち良く、お目覚めなさった後、私が1番に美しい主様の、お顔を拝見する
事が出来ますからね」
ナクルが静かにニッコリ微笑みながら言った。
─夜番の二人・END。別の話に続く─
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる