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ラトスとの約束(2024年12月13日のXmas、執事個人編)
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Xmasが近付く頃。
あたしとラトスは森の奥まで散歩がてら出掛けた。
ラトスは何を思ったのか
相変わらず突拍子も無く
急に裸足になって降り積もってる雪の上を踏みつぶしたから
あたしは説得して屋敷に戻る様に促した。
【自室】
ラトスは暖炉の前で冷たい手足を温めてる…
主サトミ「何で急に裸足になったの…?」
ラトス「靴を履いた儘より裸足に…なった方が生きてる感じがするじゃないですか…手足の感覚が失われてゆくのが…また堪らないのですよ…」
主サトミ「…でも…」
ラトス「でも…もう大丈夫です…足の感覚は戻りました…」
ラトスは足の指をひらひらさせた…
主サトミ「良かった…」
あたしは安堵したものの…やっぱり…心配の念は消えない…
ラトス「手は…まだ感覚は戻りませんが…もう少しです…」
真っ白い痛々しいラトスの手を…あたしは躊躇無く握った…
ラトスの手を握った瞬間あたしの手が冷たさを感じたが…
それでも…あたしはラトスの手を離さずに…ぎゅうっと握り締めた…
主サトミ「ラトスの手まだ…こんなに冷たいじゃない…」
ラトス「おや…?主様…私の手を握って一体どうなさったのですか…?」
主サトミ「ラトスの手が冷たそうだったから…」
ラトス「それじゃ主様が冷たい思いをします…」
主サトミ「あたしは平気だよ。大丈夫だよ」
ラトス「いいえ…良くありません…主様…私の手を離して下さい…そうだ…その代わり…こうしたら如何でしょうか…?」
ラトスは…あたしの隣のソファーに座って…
ラトスは…あたしの身体に…ぴとっと…くっついた…
ラトス「クフフ…こうして2人で暖炉の前でソファーに座って身体を…くっ付けると…もっと暖かくなるでしょ…」
主サトミ「うん…そうだね…」
ラトス「主様…手を繋ぎましょう…」
主サトミ「手を…?」
ラトス「はい、手を繋ぐと…もっと暖かくなりますよ…」
ラトスに促され…あたしはラトスの手に手を伸ばした…
ラトス「クフフ…主様の手は矢張…柔らかくて暖かいですね…」
あたしとラトスは手を繋いで指を絡めた…
ラトス「主様と私このまま暖炉の炎の前で…じっとしてたら…どれだけ燃え上がるんでしょうかね…」
ラトスは相変わらず恐いことを人に与えたり自分からしたりする…
ラトスは…にっこり笑顔で微笑みながら…
ラトスの場合は…その笑顔が逆に恐かったりするのだが…
でも心底…嬉しい時の笑顔も…あるから…
ラトスの心底嬉しそうな笑顔は意外と可愛いのだ。
ラトス「主様…どうなさいましたか…?」
主サトミ「ううん…何でもない…」
ラトス「因みにですけど実際…直接…身体を燃え上げるのではなく心と気持ちの炎を燃え上げると言う事です…」
えっ?直接…身体を燃え上げるとか…
ラトスは…やっぱり恐い事を言う…
主サトミ「うん…それは勿論…分かってるよ…言葉の綾で言ったんでしょ…」
ラトス「クフフ…主様は流石…物分かりが良くて良かったです…」
相変わらずラトスの言動はハラハラ…ドキドキさせる…
でも…それが逆に心地良くて…
気持ち良かったりするのだ…
あたしとラトスは暖炉の前でソファーに2人座り手を繋いだまま…
心と気持ちの炎を燃え上げた…
─ラトスとの約束・END─
あたしとラトスは森の奥まで散歩がてら出掛けた。
ラトスは何を思ったのか
相変わらず突拍子も無く
急に裸足になって降り積もってる雪の上を踏みつぶしたから
あたしは説得して屋敷に戻る様に促した。
【自室】
ラトスは暖炉の前で冷たい手足を温めてる…
主サトミ「何で急に裸足になったの…?」
ラトス「靴を履いた儘より裸足に…なった方が生きてる感じがするじゃないですか…手足の感覚が失われてゆくのが…また堪らないのですよ…」
主サトミ「…でも…」
ラトス「でも…もう大丈夫です…足の感覚は戻りました…」
ラトスは足の指をひらひらさせた…
主サトミ「良かった…」
あたしは安堵したものの…やっぱり…心配の念は消えない…
ラトス「手は…まだ感覚は戻りませんが…もう少しです…」
真っ白い痛々しいラトスの手を…あたしは躊躇無く握った…
ラトスの手を握った瞬間あたしの手が冷たさを感じたが…
それでも…あたしはラトスの手を離さずに…ぎゅうっと握り締めた…
主サトミ「ラトスの手まだ…こんなに冷たいじゃない…」
ラトス「おや…?主様…私の手を握って一体どうなさったのですか…?」
主サトミ「ラトスの手が冷たそうだったから…」
ラトス「それじゃ主様が冷たい思いをします…」
主サトミ「あたしは平気だよ。大丈夫だよ」
ラトス「いいえ…良くありません…主様…私の手を離して下さい…そうだ…その代わり…こうしたら如何でしょうか…?」
ラトスは…あたしの隣のソファーに座って…
ラトスは…あたしの身体に…ぴとっと…くっついた…
ラトス「クフフ…こうして2人で暖炉の前でソファーに座って身体を…くっ付けると…もっと暖かくなるでしょ…」
主サトミ「うん…そうだね…」
ラトス「主様…手を繋ぎましょう…」
主サトミ「手を…?」
ラトス「はい、手を繋ぐと…もっと暖かくなりますよ…」
ラトスに促され…あたしはラトスの手に手を伸ばした…
ラトス「クフフ…主様の手は矢張…柔らかくて暖かいですね…」
あたしとラトスは手を繋いで指を絡めた…
ラトス「主様と私このまま暖炉の炎の前で…じっとしてたら…どれだけ燃え上がるんでしょうかね…」
ラトスは相変わらず恐いことを人に与えたり自分からしたりする…
ラトスは…にっこり笑顔で微笑みながら…
ラトスの場合は…その笑顔が逆に恐かったりするのだが…
でも心底…嬉しい時の笑顔も…あるから…
ラトスの心底嬉しそうな笑顔は意外と可愛いのだ。
ラトス「主様…どうなさいましたか…?」
主サトミ「ううん…何でもない…」
ラトス「因みにですけど実際…直接…身体を燃え上げるのではなく心と気持ちの炎を燃え上げると言う事です…」
えっ?直接…身体を燃え上げるとか…
ラトスは…やっぱり恐い事を言う…
主サトミ「うん…それは勿論…分かってるよ…言葉の綾で言ったんでしょ…」
ラトス「クフフ…主様は流石…物分かりが良くて良かったです…」
相変わらずラトスの言動はハラハラ…ドキドキさせる…
でも…それが逆に心地良くて…
気持ち良かったりするのだ…
あたしとラトスは暖炉の前でソファーに2人座り手を繋いだまま…
心と気持ちの炎を燃え上げた…
─ラトスとの約束・END─
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