熱い日

狭山雪菜

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家族旅行5

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はぁはぁと肩で息をし胸が上下に膨らむ
「美樹」
低い声が胸から聞こえ、抱きしめている腕を解いた

兄の顔を見て、下に視線を落とすと、既にズボンのファスナーが全開で下着がずれて兄の昂りが天を向いていた
お互い何も言わずに、一度立ち上がり両肩に手をつけ兄の昂りに目掛け跨り腰を下ろす
兄は下着の隙間から指を入れ広げると自身を埋めた
片手で腰を下ろすのを手伝う兄の先端が埋まると、腰を掴み一気に引き下げる
「っっっ!!!」
仰反る私を力一杯抱きしめ、ソファーのクッションを利用し下から突き上げる兄
一心不乱にイクだけの事を考え下から突く兄
下からの衝撃に前後に揺らし蜜壺全体で愛する美樹
誰もいない事をいいことに喘ぎ声が高く甘く兄を誘惑していく
目の前で揺れる胸に噛み付くと、更に声が上がり蜜壺を締め付ける
肌のぶつかりが最高潮に達した時ーー

出された昂りからびゅっびゅっと白い証が美樹の身体にかかり、塗り込まれた





窓ガラスに上半身ぺたりとつけ後ろから責められ、お風呂では縁に座った兄の昂りを綺麗にしていたら始まった行為に溺れ、お互いまたシャワーを浴びながらも離れなかった
お互いの身体を拭きあいっこしながら、もつれたベッドでは疲れたといいながらも兄の上に跨り、兄もお返しとばかりに横になる美樹を、動かなくていいよ、と言って責める
随分前に切れたゴムを買うために一度外出した兄が、帰ってきた時待ち切れずドアの前で求め果てた
ヒリヒリすると、ゴムを止め弾ける時は外にしていたがだんだんと中へ注ぐように無我夢中でお互いを求めた


夜景が綺麗だったのが真っ暗になり、空が明らむと掠れた声の2人は眠り
数時間経つと母からの電話で起こされた

一晩中、中に入って柔らかくなった蜜壺にスルリと入れると朝食のバイキングに行くギリギリまで掻き出しては注ぐ
慌ててバイキング会場に行き、朝食が終わると両親と1時間後にホテルのロビーで待ち合わせをする
素早く部屋を片付けた2人は、使用済みのゴムやティッシュを袋に入れ鞄に仕舞う
まだ30分あるとお互いに言い訳をし、濃厚なキスを続けた

不埒な手がスカートの中に入りそうなのを止め、名残惜しく離れた
扉の前で一度キツく抱きしめ合うと、扉を開け普通の兄妹に戻る

帰りは睡眠不足だったために、眠る兄妹に
父と母は
「親の目がない事をいい事に夜ふかししたのね」
と微笑んだ

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