巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた

狭山雪菜

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2人の秘め事2

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1週間に3日のペースで深夜のお風呂場で密かに会い
痛いくらいの視線を感じながら全裸になり、団長が自身の昂りを収めるまで続く
終わったら団長はシャワーで洗い流し、私はお風呂に浸かる
さっぱりした団長が隣に座りしばらくするとお風呂から上がる
しかし、回数を重ねる度にポツポツと他愛のない話や、団長の武勇伝を聞いて否定されたり肯定されたり、くすくすと笑い合う事も増えていく

また、いつも仄暗く怒ったオーラを纏った団長だったが、日中でも柔らかな雰囲気になり部下に話しかけられるようになったのだ

約束した次の日にお金の入った袋を貰ったが、私はいらないと、受け取らなかった
見せるだけだし…それに…それに、身体を売っているみたいで嫌だったのだ

日中は、雑用…のハズが大半はソファーに座り団長の書類を見たり話したりと仕事してる気がしない
無理矢理用事を作ると、団長が付いてくると団長の他の仕事が滞る事に気が付いてからは団長室で大人しくするようにした





2人の秘め事が始まってから2か月も経つと
じわじわと団長の息と熱視線に悩まされるようになった
シャワーを浴びに行く団長を見送ると、身体をお湯に沈め意識を無理矢理城下町へ向ける

そのあとはいつものように他愛のない話をするハズが、今夜はもう窓の外を見ても火照る身体を沈める事は出来ない…あの大きな手で触って欲しいと、熱い吐息を感じたいと思い悩むとは夢にも思わなかった

沈めた身体を起き上がらせタオルを巻き、お風呂から上がると、ちょうど団長がこちらに向かっていた

「…どうした?」
「…あ…すいません、今日は…このまま戻ります」
全裸の団長のどこに視線を向ければいいのか分からず、彼の顔を見上げる

「…そうか」
「すいません、では………キャッ」
彼の横を通り過ぎる時に、踏み出した足が滑り転びそうになる
「…おっと」
倒れる私の腰を支え引き寄せる団長の太い腕に抱かれる
「大丈夫か?」
「はいっありがとうございまっ…んっ」
耳にかかる吐息混じりの低い声が、火照る身体に火をつける

はっと口を手で隠すと、腰を支える腕に力が入る
団長を見上げると、見下ろしていた鼻と軽くぶつかりお互い視線を絡めたまま固まる
ゆっくりと近く顔に瞼を閉じると、噛み付くキスをされた

団長の首に腕を回し、彼の唇に喰むと彼もお返しとばかりに私の舌を絡め強く吸う
胸がむにゅっと固い胸板にあたり、腰を持ち上げキスをしながら歩き出す団長
唇を離すと団長の頬、額、こめかみに触れるキスをして戯れる
「こらっ」
戯れる私に笑いながらお風呂に足を入れ、縁に座り私を膝の上に置く
同じ視線になるとチュッチュと啄むキスに、舌を絡める
「んっふっん…んっ息がっ…はぁっ」
「っ…鼻で…ん」
離れるのを許さないように貪る唇に息苦しいと抗議をすれば、鼻で、と短く返される

唾液を送られ、ゴクリと飲む
私にも彼に流すように舌で口内の唾液を掻き出し、催促する
少しずつため彼に送ると舌ごと強く吸いゴクンと喉がなる
唇を求め柔らかな乳房を押し付ける格好になったハルキの腰を掴みさらに引き寄せた
ぴたりとくっついたハルキの下半身と団長の腰
何度も何度も顔の角度を変えては貪る唇に息苦しさからか、それとも熱いからか、意識を持っていかれ気を失った





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