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相談
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「これ、美味しいね」
「本当だ、美味しい!」
明日香と駅ナカのカフェで、同じいちごショートケーキとお茶のセットを頼んだ
2人で出かけるのは久しぶりで、楽しくて笑顔が絶えない
「ところで何か悩んでるみたいだけど、どうしたの?」
そうなのだ、明日香と会うのも相談があったからだ
「うん、明日香って柚月とエッチするの?」
「ぶぶっっっっ」
お茶を盛大に吹きテーブルが汚れる
「あぁあなななななな…なんで?!」
口元を拭きながら、慌てる明日香が可愛くて
「ふふっだって明日香可愛くなったもん、そりゃ分かるよ」
笑みが零れた
「………鈍感なのか、鋭いのか…本当ゆいかはすごい」
幾らか落ち着いた明日香が、ふぅっと息を吐く
「んで?どうしてそんなの聞くの?」
「.…うん…2人っきりの時間持つの難しいなぁって思って、どうやって作ってるのかなって」
「…う~ん、まぁ私の場合は親が共働きだし、バイトもしてるから…ホテルとか…って何言わせるのっっ」
「そうか、ホテルか…」
ふむ、と考えこむ私に慌てる明日香
「この事絶対に柚月に言わないでよっ!怒った柚月が何するか分からないからっ」
「柚月が?本当、困った姉思いだね…双子だけど」
「…姉思いで済めばいいけどね」
ボソリと言った明日香は、とにかく柚月には言わないでよ!と念を押した
「はい、はい」
と返事をしているとピロンとLINEのメッセージが届いたとスマホが鳴った
そわそわ落ち着かない私に
出なよ、と視線で促す明日香
ごめんと謝ってスマホを手に取りアプリを開いた
『終わった、どこ』
真央のメッセージを見て、頬がゆるむ
「…渡辺くん?」
頬杖をついて呆れ顔の明日香
「…うん、明日香っごめんっ私」
「いいって行ってきなよ、また今度ゆっくりと遊ぼう」
謝る私に笑顔で許してくれる明日香に感謝をする
「ありがとう、じゃあっ」
荷物を持ちお店から出た
『今駅ナカのパン屋さんのそばにいるよ』
と送るとすぐに既読になる
『すぐ行く、そこで待って』
送られてきたので立ち止まり壁の方へ近寄って待った
しばらくすると、駅の改札口がある方から学校のジャージ姿の真央がやってきた
パン屋の横の壁にいる私を見ると、ほっとして近づく
目の前まで来て止まる真央に私から近寄り抱きつく
抱きしめ返され嬉しくて、胸に頬をつけた
「お疲れ様」
「…ああ」
久しぶりに耳元で聞こえる真央の声に幸せな気持ちが溢れる
真央の胸から顔を上げる見つめる
「ちょっとイチャイチャ出来る?」
頬に手を添える真央の目が和らぐ
「ああ、移動しよう」
そう言って真央は私の手を引いて歩き出した
「本当だ、美味しい!」
明日香と駅ナカのカフェで、同じいちごショートケーキとお茶のセットを頼んだ
2人で出かけるのは久しぶりで、楽しくて笑顔が絶えない
「ところで何か悩んでるみたいだけど、どうしたの?」
そうなのだ、明日香と会うのも相談があったからだ
「うん、明日香って柚月とエッチするの?」
「ぶぶっっっっ」
お茶を盛大に吹きテーブルが汚れる
「あぁあなななななな…なんで?!」
口元を拭きながら、慌てる明日香が可愛くて
「ふふっだって明日香可愛くなったもん、そりゃ分かるよ」
笑みが零れた
「………鈍感なのか、鋭いのか…本当ゆいかはすごい」
幾らか落ち着いた明日香が、ふぅっと息を吐く
「んで?どうしてそんなの聞くの?」
「.…うん…2人っきりの時間持つの難しいなぁって思って、どうやって作ってるのかなって」
「…う~ん、まぁ私の場合は親が共働きだし、バイトもしてるから…ホテルとか…って何言わせるのっっ」
「そうか、ホテルか…」
ふむ、と考えこむ私に慌てる明日香
「この事絶対に柚月に言わないでよっ!怒った柚月が何するか分からないからっ」
「柚月が?本当、困った姉思いだね…双子だけど」
「…姉思いで済めばいいけどね」
ボソリと言った明日香は、とにかく柚月には言わないでよ!と念を押した
「はい、はい」
と返事をしているとピロンとLINEのメッセージが届いたとスマホが鳴った
そわそわ落ち着かない私に
出なよ、と視線で促す明日香
ごめんと謝ってスマホを手に取りアプリを開いた
『終わった、どこ』
真央のメッセージを見て、頬がゆるむ
「…渡辺くん?」
頬杖をついて呆れ顔の明日香
「…うん、明日香っごめんっ私」
「いいって行ってきなよ、また今度ゆっくりと遊ぼう」
謝る私に笑顔で許してくれる明日香に感謝をする
「ありがとう、じゃあっ」
荷物を持ちお店から出た
『今駅ナカのパン屋さんのそばにいるよ』
と送るとすぐに既読になる
『すぐ行く、そこで待って』
送られてきたので立ち止まり壁の方へ近寄って待った
しばらくすると、駅の改札口がある方から学校のジャージ姿の真央がやってきた
パン屋の横の壁にいる私を見ると、ほっとして近づく
目の前まで来て止まる真央に私から近寄り抱きつく
抱きしめ返され嬉しくて、胸に頬をつけた
「お疲れ様」
「…ああ」
久しぶりに耳元で聞こえる真央の声に幸せな気持ちが溢れる
真央の胸から顔を上げる見つめる
「ちょっとイチャイチャ出来る?」
頬に手を添える真央の目が和らぐ
「ああ、移動しよう」
そう言って真央は私の手を引いて歩き出した
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