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出会い1
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避暑地、別荘に来て半月。
日が昇る時間は相変わらず、部屋で過ごしていた。読書をしたり、勉強したり、刺繍をしたり、たまにミチと昔話に花を咲かせたり。充実した日々を過ごしていた。
警備員が常駐しているために、安全面が確保された敷地内は快適で、みんなが寝静まる時を見計らって、こっそり夜抜け出しては近くに流れる川へ水浴びをしに行った。
いつものように静かな屋敷を抜け出し、森の中を少し歩いた先にある川に着くと、シンプルな麻のシャツと茶色のズボン、ブーツを履いていたが全て脱いで、川のそばにある大きな岩の横に畳んで、持ってきたバッグと共に置いた。白いシュミーズの下着姿で川に入ると、うんざりする暑い夜とは正反対の冷たい水浴びを楽しんだ。
川に流されて、衣服を置いた岩が見えなくなったのに気がついた私は川から上がった。シュミーズの裾を絞り水気を取っていると、
「ゔぅ…っ」
と唸り声が聞こえた。
ーーまさかモンスター?!
ハッと焦りキョロキョロ辺りを見渡すが、物陰すらなく
ーー聞き間違いかしら…?
とホッとしていたら、また
「ゔぅ…っ」
とまた唸り声が聞こえた。そっと移動し、音がする方へ近くと、川のそばで上半身裸の男が倒れていた。
「っ!大変っ」
急いで倒れている人の側に寄り顔を近づけると、頭から泥を被ったような汚れ、傷だらけの上半身裸の濃緑のズボンも所々ボロボロの、川に皮のブーツ足を付けた大柄な男がうつ伏せで砂利に頬をつけて倒れていた。
「…大丈夫ですか…?」
彼の頭に触れると、ぴくっと動いた男は、小刻みに震えながら顔を上げた。頭から血を流し、片目を瞑る男に、ひゅっと息を飲む。
ーー酷い怪我っ
「っ…ちょっと待っていて」
急いで立ち去り、私の荷物が置いてある大きな岩へと向かった。バッグを引ったくるように持ち男の元へ向かうと、先程立ち去った時と同じ姿勢で横になっていた。
男の頭の横に座り、バッグから回復薬が入った瓶を取り出し、瓶のコルク蓋を開けると男の口元へ付けた。砂利についている男の頬を持ち上げ、薄く開いた口へ回復薬を入れると、ゴクゴクと飲みこんでいく男。
しばらくすると、微かに身体がひかり身体の傷は治らないが、男が「ゔゔ」と唸りながら起き上がった。
お尻をつけ片足を立てた男は、頭から流れる血を拭うと目を開いた。琥珀色の瞳がぱちぱちと瞬きをすると、目の前に座る私を見て目を見開いた男は、酷い怪我のはずなのに瞬時に私に背を向けた。
突然の事で訳が分からなかい私は、ただジッとしていたら、痺れを切らした彼が、
「っ~~!!着る物をっ!透けてい…る!」
叫ぶようなの太い声が聞こえ、男の言っている事を理解すると、自分の身体をパッと見た。
「~~~~~~~~っっ!!」
水に濡れたシュミーズが、胸のラインもレースで隠れていたが身体のラインを透け、おへそにぴったりとくっつき、アンダーウェアの青い布がくっきりと現れていた。
身体を抱きしめて、私も男に背を向けた。
「っっ…着る物をっ…持ってきますっっ」
男の返事を待たずに、そう言うと急いで大きな岩へと向かった。
日が昇る時間は相変わらず、部屋で過ごしていた。読書をしたり、勉強したり、刺繍をしたり、たまにミチと昔話に花を咲かせたり。充実した日々を過ごしていた。
警備員が常駐しているために、安全面が確保された敷地内は快適で、みんなが寝静まる時を見計らって、こっそり夜抜け出しては近くに流れる川へ水浴びをしに行った。
いつものように静かな屋敷を抜け出し、森の中を少し歩いた先にある川に着くと、シンプルな麻のシャツと茶色のズボン、ブーツを履いていたが全て脱いで、川のそばにある大きな岩の横に畳んで、持ってきたバッグと共に置いた。白いシュミーズの下着姿で川に入ると、うんざりする暑い夜とは正反対の冷たい水浴びを楽しんだ。
川に流されて、衣服を置いた岩が見えなくなったのに気がついた私は川から上がった。シュミーズの裾を絞り水気を取っていると、
「ゔぅ…っ」
と唸り声が聞こえた。
ーーまさかモンスター?!
ハッと焦りキョロキョロ辺りを見渡すが、物陰すらなく
ーー聞き間違いかしら…?
とホッとしていたら、また
「ゔぅ…っ」
とまた唸り声が聞こえた。そっと移動し、音がする方へ近くと、川のそばで上半身裸の男が倒れていた。
「っ!大変っ」
急いで倒れている人の側に寄り顔を近づけると、頭から泥を被ったような汚れ、傷だらけの上半身裸の濃緑のズボンも所々ボロボロの、川に皮のブーツ足を付けた大柄な男がうつ伏せで砂利に頬をつけて倒れていた。
「…大丈夫ですか…?」
彼の頭に触れると、ぴくっと動いた男は、小刻みに震えながら顔を上げた。頭から血を流し、片目を瞑る男に、ひゅっと息を飲む。
ーー酷い怪我っ
「っ…ちょっと待っていて」
急いで立ち去り、私の荷物が置いてある大きな岩へと向かった。バッグを引ったくるように持ち男の元へ向かうと、先程立ち去った時と同じ姿勢で横になっていた。
男の頭の横に座り、バッグから回復薬が入った瓶を取り出し、瓶のコルク蓋を開けると男の口元へ付けた。砂利についている男の頬を持ち上げ、薄く開いた口へ回復薬を入れると、ゴクゴクと飲みこんでいく男。
しばらくすると、微かに身体がひかり身体の傷は治らないが、男が「ゔゔ」と唸りながら起き上がった。
お尻をつけ片足を立てた男は、頭から流れる血を拭うと目を開いた。琥珀色の瞳がぱちぱちと瞬きをすると、目の前に座る私を見て目を見開いた男は、酷い怪我のはずなのに瞬時に私に背を向けた。
突然の事で訳が分からなかい私は、ただジッとしていたら、痺れを切らした彼が、
「っ~~!!着る物をっ!透けてい…る!」
叫ぶようなの太い声が聞こえ、男の言っている事を理解すると、自分の身体をパッと見た。
「~~~~~~~~っっ!!」
水に濡れたシュミーズが、胸のラインもレースで隠れていたが身体のラインを透け、おへそにぴったりとくっつき、アンダーウェアの青い布がくっきりと現れていた。
身体を抱きしめて、私も男に背を向けた。
「っっ…着る物をっ…持ってきますっっ」
男の返事を待たずに、そう言うと急いで大きな岩へと向かった。
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