僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~

SHIN

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陰謀渦巻く他国旅行

私ととある姉妹

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「待っておりました。」


 夜、とある個室に窒素ながらも室の良い調度品が置かれている第一側妃様の部屋と言う場所で待っていたのは正妃様とは違いまだ幼さを残し正妃様の色っぽさとは異なる可憐な少女と、あの時の侵入者だった。
 この国では珍しい色白の肌だった。顔立ちは似てない二人だが、その肌、輝くようなの瞳はまさにそっくりだ。

『正妃様とは親類ではない。』

 それは、今現在のところ正妃様の部屋にいる褐色の色っぽい正妃様とは親類では、無いと言うこと。
 では第一側妃様とはどうでしょうか?
 見れば答えはわかるでしょう。
 全く第一側妃様のこの姿を見ていたのに特にアクションのなかった兄上は本当に自分が面白いと思う事以外は無干渉だ。

 たぶん、兄上はすべてを理解して無視をしていたのだ。それこそ、自分の身に火種が来ない限りは。


「てっぺんにいる人が本来の協力者なんですね?」
「‥…はい。」
「王を排除するために?」
「はい。」


 彼女たちの本来の目的はおそらく王を排除することだと思った。
 何があったかは聞かないが、彼女たちは元々その様に動いていたのだ。全員の本元には王に矛先がいっているのです。

 正妃様もとい協力者は毒を王に直接飲まそうとし、第一側妃様は狂愛を演じて王が狂っているように見せている。

 結局は協力者が毒を飲んでいるが毒を盛った犯人候補は王様と側妃様。

 それもワザとなのなら。


「本当の正妃様が貴女だったんですね。」
「はい。上にいるのが影武者です。」
「私が毒を解除したとき、彼女は意識があったんでしょう。」


 影武者の方は毒に耐性があったのではないでしょうか。お茶会て戸惑いなく飲んで、ムラキに聞いた症状をワザと演じる。
 現状維持の魔法は毒を進行することも無くすことも出来ない状態になりますが、元々昏倒していない協力者は見張りのほぼ無い状態で色々と第一側妃様達と打ち合わせをしていたのでは。

 私達が来たのを聞いた協力者は念の為、胃の毒を吐き出していたから新たに入手した毒を服用した。

 だから、吐き出させた毒はフグ毒のみの毒だった。その前の毒は回収されてコウにぃの所にあったしね。しかし、その毒にはハシリドコロが少し含まれていた。なので身体にすでに吸収されていた分が作用して散眼の効果で眼がキラキラと輝くように見えていたと言うことですね。


「そんな効果は知りませんでしたが、大体はその通り。我々はまさか第一側妃様の所に毒茶がいくとは思わず、協力者が土壇場のフォローをしたのです。まさか今まで持っていなかった正妃が毒耐性を派生させるには急すぎますので、倒れたふりをしてもらいました。」
「急だったから飲まないという選択は頭から抜けていたのね。」
「はい、毒をどうしようかと混乱してしまったらしいです。」 
「影武者と肌の色でバレたりしないの?」
「王にも正妃は褐色だと思わせています。」


 幼さ馴染みなのに顔を化粧で誤魔化せば、床も共にしない女の肌などいくらでも誤魔化せるわとそう悲しそうに呟くのがとても印象的だった。

 そうだ、幼さ馴染みなのに再開したらこんなきれいな人をわからないってどんな男だよ。
 もう、消してしまおうか。


「もし、アレキサンド王様を排除して次の王様はどうするのですか。」
「血筋が必要なら第一側妃わたくしの腹におります。」
「ですが、国を公民に渡すのも手かと思っています。」


 腹を優しく撫でる第一側妃様。
 王の血筋だけは確保しているが、民主国家も考えている口振りだ。
 ここまで計画しているのだから我々は必要なかったのではと思ったが、子を持つ第一側妃様が犯人と疑われ軟禁され、正妃様は身を隠さなくてはならなくなり、協力者は毒を飲んで昏睡状態を演じる事になっている。

 この状況を打破するために友人に、相談したそうだ。

 この話しぶりはきっと皇帝王妃様も知っていた可能性もある。嘘泣きで皇帝陛下様を焚きつける様子は、さすがは兄上の母親かと感心してしまう。


「それにしても、この間は良く我々の部屋に侵入者できましたね。王妃様という立場の物が。」
「昔からヤンチャは得意なの。そして私はクラウディアで大丈夫ですよ。」
「そうですね。猿のような幼少期でしたものね。それと、わたくしの事はルイディアと、協力者はクロウと。」


 そうして侵入した部屋では私達の歓迎があって災難でしたね。

 まさかの恐怖体験でした?
 侵入したのも詳しくは誤魔化しつつこれからの所業に協力を申すはずだったのにいつの間にか追い出されていたと。
 
 でも、あの時の話じゃ第一側妃様が悪いことになってたよ。誤魔化すの下手じゃない?

 ま、まあ、床に縛り付けたり、色々やらかしたそのお詫びぐらいはしとかないとだめかな?


「そうだな。」
「じゃあ、王を排除するお手伝いをしてあげる。」
「えっ。」
「だけど、トドメは二人がさしてね。」


 彼女達の目的が、王の排除。別に殺さなくても排除すればいいんでしょ?
 彼女等の後ろ盾で王になれたのにこんなに追い詰めるなんて許せないよね。

 こういうのは兄上の方が向いているよね。
よっ、魔王様。やっちゃってください。


「調子が良いなお前は。まあ、あの馴れ馴れしい王が居なくなるのは大歓迎だけどな。」
「手伝いぐらいはできるかな。」
「というか、お前を餌にしよう。」
「私?」


 そう言えば、謁見でなんか嫌な目で見られた気がするけど、それを利用するんですね。
 あの人って普段どこにいるんだろうか。





 
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