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大波瀾の学園生活
私と新入生歓迎会 準備編
しおりを挟む「あ、あの、一緒に組んでくれませんか?」
「はい。よろこんで!」
新入生歓迎会の話がバルスさんからの生徒さん達に話された朝からアンナ様が、何かしら言いたそうにして半日。新入生歓迎会の大会でのグループのお誘いを受けました。
新入生歓迎会は個人、グループの2種類があります。個人は全員参加で、グループは希望者のみ。
私もコウにぃも個人に参加すれば良いかと思っていたのですが、アンナ様に誘われては出ないなんて言えないわ。
この新歓で何をするのか。
個人では学園での相方、召喚獣を召喚します。魔力のコントロールの補助をしてくれる自分の魔力で召喚した召喚獣は、その魔力の質に対応してコントロールがうまくいかない我々を助けてくれます。
もちろん、家でそこらへんは学びましたって人も召喚術と従魔術のそれぞれ単位の一つでもあるため、最低でも1年は、共に過ごします。飛び級制度の人も例外てはありません。
では、その召喚獣は後々どうなるのか。
契約を解除したり、そのまま一緒に暮らしたり。ちなみに我が家の兄様達は『お前らについていけるかっ』と従魔のほうから解除されてしまったらしい。兄様達よ何をしたのよ。
次にグループですが、これは団体でのお披露目会。3~5人のグループで演舞やもちろん魔法も。これで、力量が上級生に丸わかりになってしまう、見定め会です。
実力を隠したい人は出なくても良いし、召喚獣と契約したてなので失敗することもあるでしょう。
参加へのメリット、それは学園長の特別賞。どんな学食でも無料になるプレミアチケットだそうです。
でも、毎回学園長特別賞に選ばれるのは様々。失敗したグループでも愉快だと選ばれたり、爆発規模を間違えて学園長の頭をアフロにしてしまっても次は無いですからねと賞をもらったり、学園長の気まぐれ次第だというのです。
今年は問題児も多そうなので会場設置に私も参加するように要請されましたので防護壁を強化しています。なのでアフロにはならないと思いますが、学園長のお眼鏡にかなう人は今年いるのかしら。
ちなみにこの間の打ち合わせで、コウにぃの召喚の時も防護壁を張ることにしました。
「あら、アンナ様は学食で食べてましたっけ?」
「い、いえ。私は実力を試したいだけでして、食券はタオシャン様にあげようかと。」
ブワッと顔を赤らめるアンナ様。
い、いつの間にかそんな仲良くなってしまったの。私という友達を置いて。
実力を試したいと言うのは嘘じゃないだろうけど、タオシャン様あげたい学園長の特別賞を狙って私に勇気を持って話しかけるなんてなんて健気なの。
ということはメンバーは私、アンナ様、タオシャン様かな?
「はい。あと、オレオ様をギャフンと言わせたいです。むしろ爆発させたいわ。」
目が笑っていない顔で少し物騒な事を言っていますけど、あれ、もしかしてそっちがメイン?
何々?オレオがタオシャン様にすぐにちょっかい出すし、アンナ様やオレオより下の貴族の令嬢にもセクハラだぁ?
セクハラを止めるタオシャン様を貴族の位を盾にして殴り蹴り貶す行為をしていると、しかも一部の教師はそれに無関心。訴えても無視ですか。そうですか。
OKその喧嘩は私も買いますわ。
大丈夫。防護壁は一段と固くしとくので教師もギャフンと言わせましょう。
でしたら、作戦会議ですわね。
新歓まではまだ数日ありますので、魅せる魔法とやらをバルスさんに聞きに行きましょうか。あの人はとても優しいですし、知識も豊富ですので良いアイディアをくれるかもしれません。
実は側にいたコウラン皇子に一言断りを入れたあとバルスさんに事情を説明をして魔力のコントロールに向いている練習方法を教わりました。
あとはどんな事をするかを相談して、当日の召喚獣も絡める事も想定して大まかな流れだけを決めておきます。
「アンナ様の魔力は結構ありますし、タオシャン様はコントロールが上手ですわね。」
「はぁはぁ。私はそういう家系だっただけですわ。コントロールはからっきしですの。」
「僕も父に教わった武術のおかげでコントロールが上手いだけだよ。」
アンナ様のクロチアゼパム家は古くは宮廷魔道士を出していた家系らしく、魔力の質や量は申し分無いぐらいである。ただ、魔力の量の調整がヘタでコントロールが上手く行かない様だ。
昔の兄上の小規模バージョンである。
タオシャン様は武術に魔力を纏わせ威力を上げる技を使っていた。父親は昔冒険者をやっていたらしいが、今や身体を壊してしまったらしい。武術に魔力を纏わせる時に量とかを絶妙に調節しているようでコントロールは学年トップクラスだと見た。
「そういう、シシリー様はコントロールも上手いし魔法も威力があるわ。」
まあ、理を知るものとしてはこれぐらいわね。出来て当然な事でして。魔法の威力に関してはコウにぃと比べたら全然だけどね。魔力が50しか無いのは黙っとこ。
「コウ様に教わりましたから。」
「まあ。仲が良いのですね。」
とまあ、自分たちの特色と雑談なんてものをしたあと、ちょっと面白い事を思いつく。
これなら、ドキドキハラハラをお届け出来るんじゃなかろうか。
それには皆、必死に練習をするしかない。
「アンナ様、魔力を爆発させましょう?」
「はい?」
こういうのはどうでしょうか?
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