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大波瀾の学園生活
私と新入生歓迎会 お昼編
しおりを挟む色々とあった召喚はとりあえず無事に終わった。途中魔王様乱入もあったけど許容範囲でしょう。
個人が終われば、次への準備のため会場が忙しなくなるため生徒たちはお昼になります。家族と一緒に学園でご飯なんてめったに無いのですから、とてもワクワクしますね。
私と兄上は、皇帝陛下様、そしてディーレクトゥス夫妻の待っている部屋に通された。私としては運動会のように皆でお外でとか思っていたけど、貴族とかは嫌がるかも知れないし、流石に王族を天日干しすることは無理だったか。
落ち着いた感じの部屋に机が用意してあり、そこにサンドイッチやフルーツなどの軽食が用意されていた。
「それにしても、神竜や人型なんて初めてみたな、ディーレクトゥス辺境伯よ。」
「人は居ないんだからいつもどおりで良いだろ?皇帝陛下様よ。」
「二人の召喚獣は何処?」
のほほんと母様が男性陣をほっといて私達の召喚獣を見にきました。私はそっと二の腕に巻き付く藍色の蛇を見せ、兄上は片耳に着けられたピアスを見せました?
召喚獣といっても小型から大型まで色々です。そんなのが学園でウロウロするのはちょっとと言うことで昔、簡易召喚出来なかった頃に共にいられる様に、アクセサリーの様に擬態出来る呪いが組み込まれたのだとか。何故か私のだけは生きています。ヒバカリ蛇ぐらいの小ささでシュルシュルと音を立てて母様に挨拶をしてくれます。この姿になっている状態でも魔力の繋がりはあり、もし、契約者がピンチになったり、要望しない限りその姿のままなのです。
その姿でいることは召喚獣にも利点かあって、契約者が触れているので魔力のコントロールをしやすい事、
離れ離れにならない事などあるそうです。
「あらあら、宜しくね。」
「アイリス。お昼を食べさせてあげよう。」
「コウランも、こちらに来なさい。」
みんなに促されて席につくと、談笑を交えながら食事が始まった。
ハムとピクルスのサンドに、ピザ風サンド、新鮮なフルーツなどどれも美味しそうです。
「それにしても、魔王を召喚獣に呼ぶとは思わなかった。」
「それだけこちらの魔王の魔力が桁違いと言うことだろ?」
人の身でその魔力は破滅しかねないが、僕達は魔神の愛し子。魂の繋がりのおかげで耐えられているのかもしれない。はたまた、身体が、魂に追いついてきたのか。
まあ、私の魔力は変わらず50なんだけどね。成長しないヨ。
兄上の魔力も使える様に『血の契約』は結んではいるけれど、別段に使う機会はなかったしな。消費が1ぐらいしか見たことないから気にせず魔法を使っていたけど、一度ぐらいあの魔力に触れておいた方が、いいかもしれない。
「そういえば、この後はシシリーちゃんが出るのよね。」
「はい。お友達のアンナ様とタオシャン様と一緒にオレオをギャフンと言わしめます。」
「あらあら、オレオと言う子は何かしちゃったのかしら?」
聞いてください!
とばかりに、学園で平等の意味を分かっていないお馬鹿のお話と、一部貴族のお馬鹿な行動をここでチクってしまいます。ついでにそんな行動を増長させている教師の馬鹿共も話してやる。
「なんと。コウラン、今のは本当か。」
「まあ、俺には隠れてコソコソやっているな。」
「何故、話さない!」
「私の為ですよね。私が、コウ様の伝で皇帝陛下様にチクったてならない様に。」
「あと、今日の見せ物の為だな。」
結局チクることになっているけど、これはコウにぃの伝じゃなくて両親の伝だもん。婚約者ぶって頼っているわけじゃないわ。
いや、実をいうと結構絡まれていてウザかったのよね。
『コウラン様に相応しくない。』『親無しの癖に』『毛色の変わった女狐』等など。
まあ、そんな言葉だけじゃなんとも思わないから良いのだけど、実害を被っていたアンナ様やタオシャン様は酷かったみたい。
一緒にチームを組んでから調べたら、出るわ出るわ。
気丈なアンナ様が泣いたりしているんだものユルシテオクベキカ‥…。
そういえば、前に学園は小さな国のあり方なんです。なんてバルスさんに教わったけど、今なら少し分かるかも。
王様と言う名のコウ様に貴族は顔色を伺い、影では下の者を貶し、敬わなかったら圧(イジメ)をかける。イジメられた者は王に届くことのない身分だからと我慢する。
うん。これは悪い国だわ。
私の考えたことを口に出せば、大人の皆がう~んと唸ってしまっている。私とかはやり返せるけどそんな勇気が沸かない子なんていっぱいいるよね。
「ちょっと久しぶりに貴族を一新しようかな。ディーレクトゥス辺境伯、こっちにしばらく戻ってこないか?」
「そうだな。お話しないといけない奴らも居そうだしな。アイリスはどうする?」
「私も久々にお茶会に参加したいわ。」
「じゃあ、決まりだな。」
会話を聞いているとこの神の国は、ちゃんとした皇帝陛下がいるから神に愛されているんだろうなと思う。だからこそ、僕と兄上の魂はここで転生させられたんだろう。
「これで、しばらくは騒がしいが終わったらスッキリするぞ。」
「もしかして、狙ってた?」
「さあな。」
絶対に何も知らないと言う顔でなないと思うけどな。
やれやれと、これ以上追求しないで置こうと何気なく視線を外し、時計をみると時間はお昼休憩の終了20分前。
あら、やだ。アンナ様との約束があったのだったわ。
急いで、残りのサンドイッチを頬張ると部屋から駆け出しました。
後ろから、魔王様が『はしたないぞ』と言っていますが無視です。
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