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王道?邪道?乙女なアレ
僕と聖女の集い 二日目終
しおりを挟む「なんと、今回の料理勝負に百点満点が三人居ましたよ。」
なんと言うことでしょう。私、感無量です。とおいおい泣く学園長。
その満点を叩き出したのはカリナ、ユーラシア、そして私。他と大きく違っていたのは『未知なる美味』であったことが大きい。私で言うなれば豆で肉のように仕上げると言うことは皆からしたら未知のことなのだ。
ユーラシアは豆から調味料を作り上げ、ターメイヤ、謂わば豆のコロッケのようなものと共に出してタレからコロッケまで豆である事に驚かれていました。
カリナは座禅豆というポリポリコリコリの未知なる食感の豆を食べさせていて満点を。
それぞれが今まで無い物を提供して、そして審査員は満足したというだけ。
他の人達も珍しい物を作ったりしていたみたいだが、オリジナルで色々と入れたりして失敗したり、普通に定食屋にあるメニューで未知ではないとなったり。
そんな感じであったようだ。
そんなわけで上位5名に選ばれた私達は最終決戦のサバイバルに進出したと言うことだ。
「サバイバルには召喚獣も姿を戻して一緒に行ってもらいます。」
「あの、ディーレクトゥス様は確か人型では御座いませんか?」
「そうですよ。なので大型の様に乗ることも出来ませんし、小型の様に隙間も抜けることは出来ませんよ。」
「ですが、人型ってずるい気がします。」
「じゃあ、私は召喚獣無しで良いですよ。必ず一緒とはなってませんよね。」
こう言われることは予想済だ。
なので、ルールを読んでいたとき別に必ず召喚獣とゴールしろとは書いてないのを確認した。ただ、かつての女性とが召喚獣の助けを借りないといけない場面があったというわけだけだ。
今後も人型があるかもしれないのでそこのところは後でルールを決めてもらうとして、今回は一人で参加させてもらおう。
「それでは伝統が。」
「宵月はこの腕輪のままと言う事なら共に居るので問題ないでしょうか。ほら、生きてますし。」
「‥…そうですね。分かりました。今回はこれで許可します。ですが魔王様を呼ぶ生徒も居ましたので来年は細かいそこら辺りも決めておきましょう。」
計画通り。
いや、宵月が邪魔とかでなくて、サバイバルするなら私の性質上隠密行動が好きなんですよね。そうすると目立つ召喚獣はしまっておきたい。
なるべく戦闘を避けたいと言うのではなく、そっと誰にも気づかれないでやることがなんと言おうか、向いているんです。
因みに今回、優勝すると来年には参加資格は消されます。
なので、来年改定されようが私には関係ないのです。
「話がそれましたが、5人のサバイバル参加者さん。カードを配りますね。」
「あら、これは‥…。」
「もう二日目なのでわかっていると思いますが、ヒントが隠されています。このカードをちゃんと明後日持ってきてくださいね。」
このカードを持っていかないと参加できないと言うことかな。一見何も書かれて居ないカードだけど、ハードケースにはいったこれを今までの事を見るにヒントどころか今回は持ち物もここで判断しなくてはならない。
今回書かれていないのは何故か。それはカードを解析することすらこの勝負だからです。
今日はこのまま解散なので一旦カードは空間にしまう。それを見ていた何人かの『聖女の集い』参加していた人から落胆の声がでている。
学園長の言葉の意味を理解した人が何人か居るようだ。
私の他にカリナやユーラシアもそっとカードを厳重にしまう。
他の二人は白いカードを太陽に透かしたり、曲げてみたりしていて結構ぞんざいな扱いをしている。なんのためにハードケースに入っていたのかわかっているのだろうか。
取り敢えず家に帰るか。
最終戦の5人になっているので明後日までにカードの謎と準備をしなくてはならないので時間が無い。
「馬ならあるぞ。」
「あ、コウ様。お疲れさまです。」
「お疲れ様はお前だろ。ほら、背中で良いな。」
勝負が、終わると同時に姿が見えないなとおもっていたら帰宅の足を用意してくれていた様だ。遠くでカリナが駆け寄ろうとしているのを見たので早々に馬の上に横乗りでのる。
因みに今日の護衛は惶麟なので、今はカリナの所に行ってもらう。ブローチの黒さが際立ってきたのでしかと様子を見てもらわなくちゃ。
「で、カードの謎が解けたか?」
「何かざらついていたのが気になたので色々試す予定です。」
「無理はするなよ。」
「しているように見えます?」
「楽しそうだ。」
正解です。
だって色々と遊べるんですから。
馬車とは違い細道も入れる馬はあっという間に家に到着する。馬はちゃんと教育がされているので轡を専用のポーチにしまい、ご褒美の人参をあげると学園に帰っていくらしい。乗馬クラブの一頭らしいが頭のいい子だ。
「今日は一緒に食事をしますか?」
「いや、皇帝陛下に呼ばれていて無理だ。残念だが、今日は諦めるさ。」
そう言って、城の自室に戻ってゆく。
私は、城と繋がっている辺境の自室に戻ることにした。取り敢えず、カードの謎を解くのに鉛筆でも用意しようかな。
空間から出したカードを手で撫でて、なんか見たことある模様だなと思いながら城を後にした。
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