100 / 245
王道?邪道?乙女なアレ
私の聖女の集い 迷宮トライアル
しおりを挟むこの世界には転生者、異世界人などが結構いて文化が発展しているが、その中にはスマホという物も存在する。私達ご通う学園にはいざというときのスマホが生徒全員に配布されている。
まあ、学年の連絡網や予定表、緊急連絡など限られたものしか出来ないものだけど。
そのスマホの機能の一つに解析アプリがある。
学園の卒業生の一人が創ったもので、これを起動して解析するものを写せば簡単なものなら解析してくれるという。一年は、これで自分の解析があっているか確認したりしているものだ。更には、自分自身の文章を暗号化出来たりする。
これは、とある起業家に目を付けられて本格的に作成する事になったようだ。
今回の白いカードには炭粉を吹き付けると、複雑な模様が出てきた。それを解析アプリに読ませることで色々な情報を得る事が出来ると言うことのよう。
そのために複雑な模様はちゃんと綺麗な状態がを維持しないと正確な情報が入らない。鉛筆で擦るのはちょっと危険かと思って炭の粉にしたけど正解でした。
そこに載っていた情報は簡単に纏めるとこんな感じ。
身一つで来られたし。
何日何月何時までに王宮管理の迷宮に集合。
武器は自分に合った物を1つだけ許可します。
迷宮にはモンスターもいますので怪我や命の危険もあるかも知れませんが学園は保証しません。
空間魔法の使用は禁止します。
食事は現地調達となりますが、調味料の持参は許可します。
ルールは当日に説明させてもらいます。
以上のことを認め参加の意思がある場合はサインをお願いします。
ここでもう一度カードを見るとサインする場所が見えてくる。その部分に自分の名前を書き込めばカードが文字を吸い取りまた変哲もないカードへと変化した。
そして内容的にあまり準備は要らなそうなのでのんびりと過ごし、いよいよ当日。
「皆さん良く集まりました。おやおや、一人程メンバーは変わっているようですけど。」
カードにあったようにほぼほぼ身一つで集合場所に来ると学園長が歓迎してくれた。そして、先程の言葉である。
カードを配られた日の言葉を思い出せば分かると思うが、あの調理勝負は上位5名を決めるものだった。カードが渡され今日、ちゃんとカードを持って集合すること。上位5名と言われていたが5位までとは言われて無いのだ。そう、三日目の参加条件は料理勝負に参加していること、カードを持っていることの2つだ。どうやってカードを手に入れたかわからないが、一人だけあのとき配られた人と変わっているのです。
「まあ、サインも本人の様ですし良いでしょう。それより、そこの君。」
「え、はい。」
「確かカードには身一つでとなっていたと思いますが。その大荷物はなんですか?」
「えっと、そんなこと書かれては‥…。」
「カードを拝見しても?」
集まった5人の中で明らかに大荷物を持っていた少女のカードを見た学園長はあれまと目を見開いている。
彼女のカードには折目がついていたのだ。
その折り目が解析アプリで影響してしまったのだろう。
「ちゃんとハードケースにいれて渡したのですけどね。まあ、カードを持って現れたので資格はありますね。荷物はこちらで預かりますよ。」
「えっ。待って中にはサバイバルの‥…。」
「皆さんほぼほぼ身一つですから。」
そう言って学園長は少女の武器らしき短剣と小さなポーチを残して荷物を回収してしまった。大荷物に何が入っているのか気になたので密かに鑑定をかけていたら中には食材とテントとかキャンプかって感じの内容のようでした。
「さて、準備は完了しましたし、ルールの説明ですね。まず、この三日目は3日かけて行われます。」
かつて、学園の危機を防いだ少女はとうとう皇帝陛下に謁見できると言うところまできた。しかし、学園に隠れていた組織はそれに気づき、少女を消し去ろうとした。
少女は日中でも暗いモンスターの居る森に逃げ込んだ。謁見まであと3日ある。少女は森の中でナイフ一本と守護獣の助けを借りて3日生き残った。謁見の日、学園から組織の者の息がかかった教師が少女の行方が知れないことを皇帝陛下に伝えようとした所、彼の前にボロボロの少女の姿が現れたのでした。
「と言うことで3日間、この迷宮でサバイバルをしてもらいます。しかも迷宮にはお題が有りまして印を3つ集めてもらう予定です。」
「じゃあ、一つの場所に居られないということだね。」
「ユーラシア嬢、正解です。追ってをかいくぐりモンスターとナイフ一本で凌いだ少女を目標にしているのです。‥…まあ、元々一箇所に居れないと思いますけど。」
「ん?」
「いえいえ。何でもありません。あ、安心してください。命の危険が迫ると私の使い魔が助けますので。その時点で失格になりますが。」
ちょっと、意味深な事を聞いた気がするけど、まあ、やっていけばわかるでしょう。
それよりも迷宮で課題をこなしつつ3日過ごすと言うことでいいのかしら?
それでどうやって勝敗を決めるのか。
「三日目、皆さんには迷宮を抜けて王城に来て貰います。そこで皇帝陛下に願いを言うのです。」
なるほど、かつての事を再現するのか。
そこで印の有無やちゃんとお題をクリアしたか等を調べてくれて、先にゴールしたのが優勝って事か。そしてかつての少女の様にボロボロで願いを伝えると。へえ。面白そうかも。
「それでは皆さん。検討を祈りますよ。」
________
皆さんいつも読んでいただき有難うございます。
この度、ちょっと発熱が有りまして、数日お休みします。
再開は22日には出来たら思っております。
また再開時お読みいただけたら僕は嬉しいです。
0
あなたにおすすめの小説
断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
ナイスミドルな国王に生まれ変わったことを利用してヒロインを成敗する
ぴぴみ
恋愛
少し前まで普通のアラサーOLだった莉乃。ある時目を覚ますとなんだか身体が重いことに気がついて…。声は低いバリトン。鏡に写るはナイスミドルなおじ様。
皆畏れるような眼差しで私を陛下と呼ぶ。
ヒロインが悪役令嬢からの被害を訴える。元女として前世の記憶持ちとしてこの状況違和感しかないのですが…。
なんとか成敗してみたい。
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
ざまぁされるための努力とかしたくない
こうやさい
ファンタジー
ある日あたしは自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生している事に気付いた。
けどなんか環境違いすぎるんだけど?
例のごとく深く考えないで下さい。ゲーム転生系で前世の記憶が戻った理由自体が強制力とかってあんまなくね? って思いつきから書いただけなので。けど知らないだけであるんだろうな。
作中で「身近な物で代用できますよってその身近がすでにないじゃん的な~」とありますが『俺の知識チートが始まらない』の方が書いたのは後です。これから連想して書きました。
ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。
恐らく後で消す私信。電話機は通販なのでまだ来てないけどAndroidのBlackBerry買いました、中古の。
中古でもノーパソ買えるだけの値段するやんと思っただろうけど、ノーパソの場合は妥協しての機種だけど、BlackBerryは使ってみたかった機種なので(後で「こんなの使えない」とぶん投げる可能性はあるにしろ)。それに電話機は壊れなくても後二年も経たないうちに強制的に買い換え決まってたので、最低限の覚悟はしてたわけで……もうちょっと壊れるのが遅かったらそれに手をつけてた可能性はあるけど。それにタブレットの調子も最近悪いのでガラケー買ってそっちも別に買い換える可能性を考えると、妥協ノーパソより有意義かなと。妥協して惰性で使い続けるの苦痛だからね。
……ちなみにパソの調子ですが……なんか無意識に「もう嫌だ」とエンドレスでつぶやいてたらしいくらいの速度です。これだって10動くっていわれてるの買ってハードディスクとか取り替えてもらったりしたんだけどなぁ。
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
気絶した婚約者を置き去りにする男の踏み台になんてならない!
ひづき
恋愛
ヒロインにタックルされて気絶した。しかも婚約者は気絶した私を放置してヒロインと共に去りやがった。
え、コイツらを幸せにする為に私が悪役令嬢!?やってられるか!!
それより気絶した私を運んでくれた恩人は誰だろう?
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる