僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~

SHIN

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王道?邪道?乙女なアレ

私と聖女の集い 迷宮トライ

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 組織やつらに存在を知られてしまった女生徒はモンスターの跋扈する暗い森の中に逃げ込んだ。突然のことだったから服装は制服だし、誰にも伝えることが出来なかった。たまたま実習だったからナイフを一本を手にしていたが、これでやつらが諦めるまで、いや、最悪謁見のある3日後まで堪えていかないといけない。

 彼女が緊張した面持ちでナイフを見ていると、突如召喚獣の変化した腕輪がひかり目の前には、契約した召喚獣が現れた。

 その時彼女は一人でない事に気が付いた。



 
 何故、二日目で5人に絞られるか。それは迷宮の入口が5つしか無いならです。五角形の形をした迷宮は各角の所に入り口がある。因みに迷宮とダンジョンの違いについてだけどダンジョンはこの間潜ったから分かるようにボスがいてダンジョンの核がある。それに比べて迷宮にはボスがいないのだ。

 ボスがいないので核があるかはまだ解明出来ておらず神のイタズラで出来たと言われている。


 そんな迷宮の入り口にそれぞれ生徒が着いた事が知らされて、学園長の宣言の元『聖女の集い』三日目が始まった。


 迷宮の中はダンジョンの様に空間が森の様になっていて、薄暗くどことなくモンスターの慟哭が聞える様に感じる。
 実際迫っているのかもしれないが姿が見えないのでその分恐怖がある。

 その恐怖はかつて彼女が感じていた恐怖。直ぐ側に迫る死との恐怖。

 取り敢えず、入り口でじっとしているわけにはいけないので
そのまま一時間程じっとしていると私が入ってきた入り口から装備を整えた男達が数人入ってきた。
 ガシャガシャと装備を鳴らして人を探すかの動作をしている。

 彼らが学園長がボソリと言っていた一箇所に居れない訳か。女生徒の追ってを再現していると言うことでしょう。そして、この追われて居ると言う状況はこの迷宮でお互い出会いそうになるという状況を回避するのにも役立つ。

 もし、出会って協力なり何なりされたら困るからね。


 追手の鎧は王宮で見たことのないもの。
 武器も使い込まれている様なので、冒険者でも雇ったかな。


「1、2、3‥…5人か。」


 下でガヤガヤ。
 結構な強面の屈強な男達が5人も幼気な少女に対して大げさじゃない?


「リーダー、このイベントって若輩な奴らの仕事でしたよね。」
「オレも思ったが、ここの入り口から入った女生徒は別格らしい。」
「別格っすか?」
らしい。」
「!」


 それは貴族の中でも流した情報だ。
 学園でも最初は腫れ物でも触るような感じであったのだが、一部の学生は恐れを抱くような目でみていたのはこの冒険者の様に生き残れるだけの力を持っていると思われたからのようだ。

 学園長よ。
 それにしても私に対して酷くないか。こんな可憐な一年生の少女にこんなのあてがうなんて。


 入り口に私の姿が居ないのを改めて確認したあと、奥の方に移動しておく。多分彼らはお題の場所は知っているだろうから後をついていけば簡単にお題の場所に行けるだろう。しばらくはついていくのも有りかな。

 木々を持ち込んだ武器である暗器の糸を使って渡る。追跡する彼らは玄人であるから移動する際も音や彼らが不審に思うような動作を極力少なくする。


「さあて、冒険者ってランクあるらしいけど彼らはどれぐらいかな。」


『鑑定』


***

パーティー名:銀狼の牙

ランク:A

 
***


「へえ。私にはAクラスの冒険者につかれるだけの実力があるんだ。結構凄いんじゃない?」


 冒険者ランクは一番下はEクラスからはじまり、功績を上げる度にランクが上がってゆく。最大でSSSトリプルSまであるが、そのランクは片手に満たないぐらいだそうだ。

 そんな冒険者のAクラスなんて結構凄い部類である。ドラゴン系の下の方ならパーティーで退治できるぐらいだ。



「ん?」
「どうした?」
「なんか視られた気がしたんす。」
「お前のそういうの当たるからな。例の女生徒が居るのか。」



 キョロキョロと辺りを探す男達。
 メンバーの中に気配察知に長けた者が居たようだ。息を浅く吸って吐いて、気配を極力断つ。身体を今動かすことは自殺行為でもある。
 じっと微動だにしないで彼らの様子を見ていると草むらからグルグルと唸る狼型のモンスターが数体出てきた。

 冒険者の視線がそちらに移る。



「視線ってコイツの事か。」
「人っぽい感じだったんすけど、おれならコイツ対応する間に逃げるっす。」
「だよな。」


 ちゃきりと武器をそれぞれ手に持ち身構える。私は高みの現物人として様子を見させていただこう。
 とは言っても戦いはそんな長くはかからなかった。
 流石Aクラス。慣れもあるのだろうがあっという間に片付けてしまった。チームワークもいい感じで前衛、後衛がちゃんとしている。

 前世まえはファンタジーの様な世界では無かったので私の様な異端児は単独がほとんどだったけど、こちらに来て団体で動く事も多くなったので参考になったわ。


 モンスターの処理を終えて動き出す彼らの後をそっと追いかけていると、祠のようなものが見えたこれがお題のひとつなのだろう。

 祠の中には4つの窪みの石碑と3つの石が置いてある。



「ここにはまだ来ていない様だな。他を見るぞ 。」
「了解っす。」


 謎解きは後でにして、まずは全ての場所を確認してみるか。道案内をよろしくね。



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