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王道?邪道?乙女なアレ
私の聖女の集い 迷宮の課題 ②
しおりを挟む迷宮に散らばっている課題の2つまでアイテムをゲットしてある。
その後に日も暮れてしまったので今日の活動は終了。後2日もあるのでそんな切羽詰まっている状態じゃないし、最初の頃に手に入れた魔物の肉を調理して夕飯にした。
そういえばダンジョンはドロップを落とす代わりに、消えてしまうので、そこも迷宮との違いの様だ。
翌日、残りの祠に行くと追手の彼らが入り口に近い祠へ向かっている途中のようだった。ついでにここに身に来たと言うことかな。
「他の奴らは接触したようだ。」
「まさにおれらの獲物は別格っすね。」
「どこの祠も中途半端なのは俺らの存在に気が付いて居るからかもな。」
「三手に別れます?」
「いや、二手だ一人は連絡係と交代要員だ。」
そこまで話して、彼らは最初の祠と湖のお題の祠へ移動していく。
私としてはここの祠が監視から外れるのは助かる。
気配が離れて行ったのを確認してから木の上から降りると、お題を改めて読む。
***
疫病をもたらしそのものを銀の斧で切りつけ、証をここにおけ。
***
銀の斧は追手がお題の邪魔をするために隠していたが、その場を見られてしまっては意味がない。
よいしょと木の洞に隠された銀の斧を取り出すと、辺りを改めて見回す。
様々な木々や草花がある中を一日中移動していたがで、ここにしかない木が一本。
ネズの木。
本来はネズミよけの意味を持つ木だけど、疫病をもたらしそのものはネズミを意味する木を指すのだと思いこの木にたどり着いた。
明らかに他とは違うこの木は、この一本しか無いようだ。しかもネズミを指すお題の祠の近くで。
それを銀の斧で切りつけると書かれているので、手にある銀の斧で袈裟斬りの様に斜めに切り捨てる。切ったら斧の役目は終わる。全くと言っていいほどに手応えが無いが、ネズの木は切られた場所こらみるみるうちに枯れてゆきその本来ネズの木があった跡地からは小さな臼が現れた。
「ネズの木の証が臼って悪趣味。」
意味がわからない人は調べればすぐ分かると思うけど、何とも残酷な物語を想像させてくるわね。
取り敢えず、これで3つのアイテムが揃ったようだ。
今度はこの3つのアイテムをそれぞれの祠にはめないと行けないのだけど、3つのうち2つには監視がついている。
取り敢えず、ここのアイテムは捧げておこうかな。
少しだけ苔生した祠に小さな窪みがあったのでそこに臼を置く。臼が置かれた祠は淡くひかり祠に臼を置くために伸ばしていた手に花のような模様が浮かびだす。この花のような模様がクリアの証と言うことか。
ここでの役目は終えたので次はどちらに行くべきか迷っているとガサガサ。
木の上に移動するとそこには一日でボロボロになったカリナと召喚獣が出てきた。
カリナはフラフラと祠まで近寄ると中のお題がクリアされてのをみて肩を落としているようだ。
それにしてもこちらの方まで来るなんてどんだけ追われているのかしら。確か若輩者が他のメンバーを追いかけていると言っていたけど、まさかこっちまで追いかけて来たの?
「何なのよ!変な奴らに追いかけられてこんな場所に来ちゃったじゃないの。この祠を見ると別の娘のテリトリーよね。」
やっぱりか。
「未解決ならちょっとイタズラしようかと思ったのに。」
「『きゅん、きゅん!』」
それって違反じゃないか?
「お題もなかなか進まないのよね。『月夜の花を祠に捧げよ』よ。」
とても、わかりやすいお題じゃないか。
「こっちの追手まで加算されたら困るから戻るしかないわね。」
そう渋々戻る後ろ姿を見送っていたのは私だけでなく、私の追手のリーダーさん。
やれやれといったふうにどこかに通信を飛ばして怒っている。『テリトリーを守れや』とかなんとか言っているのでやはりカリナの担当追手がやらかしてこちらに来てしまったよう。
あんだけ騒いでいたら様子を見に来るか。
これで一つの祠が突破しているのを見てしまうだろう。そうすると他の2つの監視がきつくなるのが分かる。
もしも行動するなら集中力の途切れやすい夜中に行動するしかないわね。
じゃあ、今は下手に動かずに仮眠を取って夜に備える事にする。
高めの木に移動して暗器の糸でハンモックというか蚕の繭のような物を作成して中でゆったりと休む。森だからこそ出来る産物だよね。
結構寝心地か良いのだ。
そうして夜に仕掛ければあとは三日目のゴールへの道のりを調べないと。
「今夜はやることがいっぱいあるぞ。」
繭のおかげで薄暗く眠気を誘う揺れがありあくびが出る。
手に印がつけられるまで30秒ぐらいだった。この夢の中でデモンストレーションでもさせてもらおうかな。気絶させて良いならAクラスでも行けるかな。
そして、丁度新月という絶好な隠密行動の日にAクラス冒険者を恐怖をもたらす事になったのである。
何故かって?
闇には色々と想像が掻き立てられるのさ。
それは前世の爺さまがよく言っていた言葉。なので、ちょっと驚かせてもらっただけです。とはいえ私の手を汚さずに、想像力という誰もが持っている能力でだけどね。
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