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青い光のスヴェトリナー
暗き世界の光の道
しおりを挟む俺達はこの国の愚王に睡眠を奪われた。
昔は良かった。
けして大国のように賑やかさは無かったがとても暖かな国だった。姫様はお転婆で王は不器用だけど国民を愛し、寄り添ってくれた。王妃も最近ではだめだが最初の頃は王と仲睦まじく式典で現れたさいは優しく微笑みかけてくれた。
だが息子、今の愚王が大きくなるにつれて王妃は笑わなくなった。きっと妹の姫君がとても優秀で兄が王になれないことが悔しいのだろう。噂では宰相と何かを企んでいたらしい。
そして、王が倒れてから自体が急速に悪化した。
姫君に酷い濡れ衣を着せて軟禁し国中の税金が上がった。だが、どうにか対処した。しかし月日がたったある日を境に更に酷くなる。税金は更に上がり納税できない者は持っている宝石や珍しい石を納めさせた。そのうちに王は近くの鉱脈を掘り宝石を納めろとまで言ってくる。普通に仕事があり生活をしている我々にどうしたらそんな時間があると言うのか。
王に反逆しようと企んだものも居たが、何故かバレてしまって処罰を受けるだけだった。このままでは寝ないで働かないといけなくなるとい訴えた者もいた。王はニヤリと笑うと『寝ずに働ける様にしてやろう。』そう宣言した。それからこの国は地獄と化した。
働けど働けど疲れて寝る無事もできない。
長い長い暗黒を歩いている気分がした。死ねば楽になるのだろうか。
だが死んだら妻は、子供はどうなると言うのだろうか。
そんな日々を過ごしていたら一本に纏めた奇麗な漆黒の髪をゆらし一人の少女、いや、あの骨格は少年だろう。が魔獣に跨り現れた。
その手には姫様の紋章を掲げている。
姫様はご無事なのだろうか。少年の姿を皆が見つめる。
「今日、闇は晴れた。一人の男の勇気によりあの愚王は倒されたのだ。さあ、身体の疲労に耳を傾け暫しの休息を得よ。」
神々しい太陽を背にそう話す少年がまるで神の使いのように見えたのは俺だけでは無かったようだ。膝を紙面について祈るような姿勢をしていたとき、久しく感じてなかった眠気が突如襲われた。
ああ。少年の言っていることは本当なのだ。闇は晴れたのだ。勇気のある男とは誰なのだろうか。その方にも感謝の意を‥…。
僕の目の前には石も虫もいる地面で眠る街の皆様。
ランプにあった残り滓を吸収したところで彼らに掛かっていた力もなくなっていたはずなのだが、気力と緊張で今の今まで働き続けた彼ら。やっと寝れて良かった。流石に城下街の人を全員家に運ぶなんて出来ないから、申し訳ないけどそのまま放置してギルドに向う。ギルドの中の職員もこの国の住人で成り立っているので突然の眠気に倒れている人が多い。
他国から来ていた冒険者がどうしようかとオロオロしているところに声をかけた。
そういえば国の国民以外は街に異変がないと感じるようになっていたが僕達に影響がなかったのはやはりあの魔道具が僕だったからだろう。今になっては冒険者もハッとした表情をしているので異変に気が付いているようだ。
僕が全ての事を姫の紋章を見せながら話した事で冒険者たちは慌てだした。そりゃそうだ。これだけの出来事があり街の殆どの者が今や眠りに落ちている。その対処を今起きているメンバーでやってもらわないといけない。
「恐らくは明日には皆は目覚めると思うよ。」
「そ、そうなのか。」
これでこちらは大丈夫かな?
ちょっと不安だけどやってもらうしかない。
魔獣にたまがり今度は隣接の国へといく。医者を手配しなければならないからだ。
やれやれ、やることが多いぞ。
やっとのことで全てが終えたときにはすでに夜になってしまった。シロガネ姫様のご厚意で、部屋を用意してくれこの日はお城に泊まらせて貰うことにする。ムラキたちの動きがいつあるかわからない状況でじっくりと寝ている場合では無いのかもしれない。だけどそれはそれ。身体は休めるときには休まないといけない。
「だからといってこれはどういうことだべ?」
勿論僕達が泊まると言うことはルカさんも泊まっていると言うことだ。街の葉擦れまで戻るなんて大変だもんね。そこで僕とシロガネ様によってルカさんは飾りつけされていた。ビロードのマントを身体のラインのわかる礼服の上から羽織る。そして最後に王冠をつけたら‥…。
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いつも読んでいただきありがとうございます。
明日8/15は急遽体調不良の為お休みします。
体調回復しだいあげますので、宜しくおねがいします。
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