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9.一途に
9-8 ※
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「あっ……!」
佐原は和泉のスラックスに手をかけ、それを下着ごとずり下げ乱してくる。
太腿の内側や尻を佐原に愛撫され、和泉は身悶える。身をよじるたびに履いていたものは、下へ下へと落ちていき、最後には佐原の足で奪い取られた。
「和泉っ、力抜いてろ」
佐原がローションを手に取り、和泉の後孔に触れる。和泉が佐原に身を委ねるとゆっくりとそこに佐原の指が侵入してくる。佐原の指が丁寧に出し入れされ、やがて中でうごめき始めた。
「いいからっ、佐原。も、挿れて……」
丁寧に解してくれなくてもいい。今すぐに佐原のモノで思いっきり貫いてもらいたい。
和泉は佐原のズボンと下着を引っ張る。そこにある佐原の大きな屹立は完全に勃ち上がっていて、佐原も興奮状態にあることを如実に表している。
佐原も同じ気持ちなら、すぐにでも繋がりたい。早くひとつになりたい。
「これが欲しい……」
和泉は佐原の屹立を握って佐原に強請ってみせる。
「和泉、だって——」
「いいから。早くお前を感じたい」
和泉がそう言った瞬間に、和泉の手のひらの中で佐原のモノが反応したのがわかった。
「佐原早く……」
もう一度佐原に訴えかけると、佐原が和泉の身体を仰向けに押し倒してきた。
佐原は下着まですべて脱ぎ去り、和泉の後孔に屹立を当てがう。
「う、あ……っ」
温かくて大きなものが和泉の中をゆっくり埋め尽くしていく。
力を抜いて覚悟をしていても、受け止めるのに精一杯だ。
「和泉っ……!」
「はぁっ……んっ……」
佐原からの激しいキスを受ける。口蓋を舐められたあと、舌を絡めてきて、和泉はそれに必死で応える。佐原とのキスは頭が痺れるくらいに気持ちがいい。
「あっ、あっ……」
和泉の口内を犯しながら、佐原がゆっくり腰を揺らし始めた。
佐原が動くたびに和泉の腹の奥からじわじわと快感がせり上がってくる。内壁が擦られるたびに感じるところを刺激されるから気持ちがよくて、頭が蕩けていく。
佐原の唇で唇を塞がれ、身体を貫かれる。
佐原にこの身をすべて預けてしまいたい。佐原にされるがまま、感じるだけの海に沈んでしまいたい。
「好きだ、和泉っ」
「俺も……好き、んっ……ぁあ……っ」
和泉は佐原の背中に両腕を回してしがみついた。
欲しても、欲しても足りない。
佐原のものになりたくて、佐原が欲しくて、身体中が熱くなる。
和泉が求めると、それ以上の熱量で佐原が返してくる。
和泉も夢中になって佐原を感じようとしているが、佐原もそうだ。乱れた息づかいで、和泉を思うがままに貫いて、和泉の身体の隅々まで貪っている。
この身体を佐原が欲してくれていることを嬉しく思う。求められるとたまらない気持ちになる。
ふたり溶け合って、混ざる。佐原とひとつのものになったみたいだ。
もとからひとつだったものが、訳あってバラバラになっていただけで、やっと元に戻ったんだと思うくらいに自然な感覚だ。
「はぁっ……んっ……佐原っ、そこ、気持ちいい、だめ、イッちゃう……」
「和泉、Cum」
和泉の張り詰めたそこは、もうとっくに限界なのに、コマンドにされたらひとたまりもない。
「やだっ、やだっ、佐原も一緒に……」
達してしまいそうな身体を必死で抑えて佐原に訴える。
「お願い……っ、俺の中に出して。一緒がいい……」
腹に力を入れて、腰を揺らして、和泉の中にいる佐原のモノを精一杯刺激しようと試みる。すると佐原の身体がビクッと震えたのがわかった。
ひとりは嫌だった。佐原にも一緒に気持ちよくなってもらいたかった。
「くっ……! 和泉っ、和泉っ」
佐原が律動を早めて、激しいストロークを開始する。
「佐原っ、佐原っ、俺もう……あぁー……!」
「和泉、俺もイく……っ!」
佐原が和泉の中で達し、ドクドクと熱い脈を感じたのと同時に、和泉も耐えきれずに絶頂に達した。
「はぁっ……あっ……」
一度達しただけでは熱は収まらず、和泉は佐原と離れたくないと佐原を求める。佐原も同じ気持ちのようで、行為を止めようとはしなかった。
「和泉。Present」
Domからのコマンドが発せられた。佐原の強い意志を感じるコマンドだった。
佐原は和泉のスラックスに手をかけ、それを下着ごとずり下げ乱してくる。
太腿の内側や尻を佐原に愛撫され、和泉は身悶える。身をよじるたびに履いていたものは、下へ下へと落ちていき、最後には佐原の足で奪い取られた。
「和泉っ、力抜いてろ」
佐原がローションを手に取り、和泉の後孔に触れる。和泉が佐原に身を委ねるとゆっくりとそこに佐原の指が侵入してくる。佐原の指が丁寧に出し入れされ、やがて中でうごめき始めた。
「いいからっ、佐原。も、挿れて……」
丁寧に解してくれなくてもいい。今すぐに佐原のモノで思いっきり貫いてもらいたい。
和泉は佐原のズボンと下着を引っ張る。そこにある佐原の大きな屹立は完全に勃ち上がっていて、佐原も興奮状態にあることを如実に表している。
佐原も同じ気持ちなら、すぐにでも繋がりたい。早くひとつになりたい。
「これが欲しい……」
和泉は佐原の屹立を握って佐原に強請ってみせる。
「和泉、だって——」
「いいから。早くお前を感じたい」
和泉がそう言った瞬間に、和泉の手のひらの中で佐原のモノが反応したのがわかった。
「佐原早く……」
もう一度佐原に訴えかけると、佐原が和泉の身体を仰向けに押し倒してきた。
佐原は下着まですべて脱ぎ去り、和泉の後孔に屹立を当てがう。
「う、あ……っ」
温かくて大きなものが和泉の中をゆっくり埋め尽くしていく。
力を抜いて覚悟をしていても、受け止めるのに精一杯だ。
「和泉っ……!」
「はぁっ……んっ……」
佐原からの激しいキスを受ける。口蓋を舐められたあと、舌を絡めてきて、和泉はそれに必死で応える。佐原とのキスは頭が痺れるくらいに気持ちがいい。
「あっ、あっ……」
和泉の口内を犯しながら、佐原がゆっくり腰を揺らし始めた。
佐原が動くたびに和泉の腹の奥からじわじわと快感がせり上がってくる。内壁が擦られるたびに感じるところを刺激されるから気持ちがよくて、頭が蕩けていく。
佐原の唇で唇を塞がれ、身体を貫かれる。
佐原にこの身をすべて預けてしまいたい。佐原にされるがまま、感じるだけの海に沈んでしまいたい。
「好きだ、和泉っ」
「俺も……好き、んっ……ぁあ……っ」
和泉は佐原の背中に両腕を回してしがみついた。
欲しても、欲しても足りない。
佐原のものになりたくて、佐原が欲しくて、身体中が熱くなる。
和泉が求めると、それ以上の熱量で佐原が返してくる。
和泉も夢中になって佐原を感じようとしているが、佐原もそうだ。乱れた息づかいで、和泉を思うがままに貫いて、和泉の身体の隅々まで貪っている。
この身体を佐原が欲してくれていることを嬉しく思う。求められるとたまらない気持ちになる。
ふたり溶け合って、混ざる。佐原とひとつのものになったみたいだ。
もとからひとつだったものが、訳あってバラバラになっていただけで、やっと元に戻ったんだと思うくらいに自然な感覚だ。
「はぁっ……んっ……佐原っ、そこ、気持ちいい、だめ、イッちゃう……」
「和泉、Cum」
和泉の張り詰めたそこは、もうとっくに限界なのに、コマンドにされたらひとたまりもない。
「やだっ、やだっ、佐原も一緒に……」
達してしまいそうな身体を必死で抑えて佐原に訴える。
「お願い……っ、俺の中に出して。一緒がいい……」
腹に力を入れて、腰を揺らして、和泉の中にいる佐原のモノを精一杯刺激しようと試みる。すると佐原の身体がビクッと震えたのがわかった。
ひとりは嫌だった。佐原にも一緒に気持ちよくなってもらいたかった。
「くっ……! 和泉っ、和泉っ」
佐原が律動を早めて、激しいストロークを開始する。
「佐原っ、佐原っ、俺もう……あぁー……!」
「和泉、俺もイく……っ!」
佐原が和泉の中で達し、ドクドクと熱い脈を感じたのと同時に、和泉も耐えきれずに絶頂に達した。
「はぁっ……あっ……」
一度達しただけでは熱は収まらず、和泉は佐原と離れたくないと佐原を求める。佐原も同じ気持ちのようで、行為を止めようとはしなかった。
「和泉。Present」
Domからのコマンドが発せられた。佐原の強い意志を感じるコマンドだった。
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