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31.今夜だけ恋人のふりを
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夜もすっかり更けて、やっとゼインとふたりきりになれた。ハルはゼインとともに、ベッドに疲れた身体を横たえる。
長い一日だった。いろいろあったけれど、一日の最後にゼインと眠れるこの時間があってよかった。何があっても最後はちゃんとゼインのもとへ帰ってこられる。そんな気持ちになる。
「ゼインさま、今日は本当にありがとうございました」
ハルは隣にいるゼインの背中に話しかける。いつもは振り向いてもらえないのに、今日はめずらしくゼインがハルのほうに振り返ってくれた。
「本当に怖かったのです。私は魔法も使えません。自分の力ではどう足掻いても逃げられないことは、あんなに恐ろしいものなのですね。あんな強力な結界を破れるのはゼインさまだけです。他に頼れる人もいなくて、ゼインさまが助けに来てくださったとき、涙が出るくらいに嬉しくて……」
思い出しただけでまだあのときの恐怖が蘇ってくる。ハルがぎゅっと布団を握りしめると、ゼインは「ハルは可愛いからな」とそっと髪を撫でてくれた。
ゼインにはハルの容姿はどう映っているのだろう。ハルの見た目が嫌いではないのだろうか。ゼインの気持ちを聞いてみたいが、もし拒絶されたらと思うと怖くて口にできなかった。
「ラインハルトの企みに気づけてよかった。あいつが回廊で話しかけてきたとき、なぜかハルの所在を俺に尋ねてきたんだ。そこで俺はハルを狙っているのではと疑った。それであいつの部屋に行こうとしたら護衛兵が俺を通さない。理由を言っても聞かず、俺は強行突破した」
一国の王太子であるゼインが他国で大暴れしているさまを思い浮かべて申し訳なく思う。当然、王の間までは厳重な警備が張り巡らされていた。あれだけの包囲網をたったひとりで突破できてしまうゼインの強さは測り知れない。
「助けに来てくださって、ありがとうございました」
ハルはゼインの顔を見つめて言った。ゼインは相変わらず表情がないが、その大変さは想像できる。
王の間を守る護衛兵たちは無論、選りすぐりの精鋭たちだ。さすがのゼインでも簡単ではないだろうし、一歩間違えればゼインの身が危なかった。それも省みず、ハルのために危険を冒してまで助けに来てくれた。
ゼインは優しい。ハルはお飾り王太子妃なのに、見捨てることをしなかった。
「それを言うならハルだ。ハルが俺の前に立ったとき、本当に驚いた。あのように誰かに庇われたのは初めてだ」
ゼインは少しだけ微笑んでくれた。今のハルにとってゼインの笑顔は最高のご褒美だ。
「こんな私に感謝をしてくださり、ありがとうございます。ゼインさまのほうがよっぽど大変だったのに」
「ハルは何度俺に礼を言うんだ? ラインハルトの部屋を出てからもう何十回も聞いた気がする。このくらい大したことじゃない。気に病むな」
「でも、ゼインさま、腕を怪我されてます……」
後になって知ったのだが、ゼインは腕を大きく剣で切られていた。ゼインは自らの魔法で治療していたが、ハルは申し訳なくて仕方がなかった。
「だから大丈夫だと何度も言っている」
「いいえ、なにかお礼をさせてくださいっ。ゼインさまにしてもらってばかりでは、私の気が収まりません。なんでもいたしますっ! 何も、できないけど……」
ハルにはなんの能力もない。反対にゼインは最強の力を有している。そんなゼインにハルがしてあげられることなどないとわかっていても、気が済まなかった。
「なんでもか……」
「はい、なんでも。なんでもいたしますっ」
ハルが必死で答えると、ゼインは顔を近づけハルの瞳を覗き込んできた。
「では、今夜だけ、俺の恋人のふりをしてほしい」
「こ、恋人ですかっ?」
ハルは意味がわからない。ゼインとはとっくに結婚しているし、今さら恋人になれというのはどういうことなのだろう。
そもそも恋人と妃は何が違うのだろう。恋人はイチャイチャするもので、妃は生活の一部になっているような存在? 一年も一緒にいたからゼインは新鮮味がほしくなったのだろうか。
たしかに最近のハルはちょっと口うるさくなっていたかもしれない。ゼインは年下だからつい細かいところが気になってゼインを注意し、まるでゼインの母親かのようになってしまっていた。
「嫌ならいい。寝る」
「嫌じゃないですっ!」
そっぽを向いてしまいそうになったゼインをハルは慌てて引き止める。
「やります、やりますよっ。……でも、どうすればいいですか、わからな……」
言葉の途中で、ゼインに抱きしめられた。突然のことにハルは呼吸が止まる。
ゼインはまれにハルを抱きしめてくれることはあった。でも、そのときとは全然違う。
いつものふわっとした抱擁ではない。力強くて、熱情的で、ハルがほしくてたまらないと訴えてくるような、強い、強い抱擁だった。
「好きだ、好きだハル……」
耳元で囁かれた言葉にハルは胸を打たれる。
それは、ハルの望んでいる言葉だ。
一年間、愛してもらえなくてもいいと思いながらゼインのそばにいた。でも本当は、ずっとゼインに振り向いてもらいたかった。政略結婚の妃のくせに、ゼインに愛されたいと望んでいた。
これは恋人ごっこだとわかっている。それでも、ハルの心は震え、涙が止まらない。
「私もです。私もゼインさまのことを心からお慕いしています……」
ハルはゼインの服を固く握りしめる。
ゼインから離れたくない。ずっと、一生このままくっついていたいと思うくらいにゼインのことが大好きだ。
「ハルがそばにいてくれて、俺は本当に幸せだった」
ゼインは肩を震わせている。泣いているのかもしれないと思った。でも、どうしてゼインまで泣いているのだろう。
「これからもずっとそばにおります。だって私はゼインさまの恋人で、ゼインさまのことが大好きなのですから」
ゼインの顔が見たくなって、ハルはゼインから少しだけ身体を離す。ゼインは涙でうるんだ瞳でハルを見つめている。
その切なげな目が愛おしい。好きで好きで好きでたまらない。
「口づけをしてもいいか?」
ゼインの言葉が信じられなかった。あのゼインが、ハルにそんなことをしてくれるなんて。
嘘みたいな幸運に、ハルの胸が急激にうるさくなっていく。
「はい」
恋人の真似だっていい。なんだっていいからゼインに触れたい。ゼインにもっと近づきたい。
ハルに覆いかぶさるようにして、ゼインが唇を重ねてきた。
ゼインからの初めてのキスは優しかった。
唇と唇をそっと合わせる。それだけの行為なのに、ハルの身体が熱くなる。心臓がはちきれそうなくらいに激しく鼓動する。
触れるだけのキスを三度、そのあとゼインはハルの唇を割って、熱い舌を滑り込ませてきた。
ゼインに舌を絡み取られて、舌先で口内を弄られる。
「あっ……んっ……」
どうしたらいいのかわからなかった。ハルはゼインに与えられる快感をされるままに享受する。
気持ちいい。すごくいい。感じてしまってハルの腰が淫らに揺れる。
「んっ……んんっ……はぁっ……ぁ……」
呼吸の仕方もわからず、溺れそうになりながら、ゼインと口づけを交わす。
頭がぼんやりしてきて何も考えられなくなる。ゼインとのキスに夢中になる。
「ゼインさま……」
唇が離れてもゼインと視線を交わす。目を閉じれば口づけを交わす。離れたくないとお互いがお互いを求めている。ゼインと抱き合いながら何度もキスをする。
「ハル。今日は身を寄せ合って眠ろう」
キスのあと、ゼインは腕枕をしてくれた。ハルはゼインにぴったりと身を寄せて目を閉じた。
ゼインからは甘い香りがする。ハルの大好きなフェロモンの匂いだ。この匂いを感じているだけで発情してしまうんじゃないかと思うくらいに魅惑的で心地よい。
「ゼインさま、大好き。ずっと私の恋人でいてください……」
嬉しい。ゼインに初めてキスされた。もしゼインがハルのことを嫌いだったら、恋人のふりでもなんでもキスはしないと思う。
だとしたら、ゼインもきっとハルのことを少しは愛してくれているのかもしれない。
「恋人のふりは今夜だけでいいよ」
ゼインはハルの金色の前髪をかき分け、額に軽くキスをした。
「おやすみ、ハル」
ゼインはハルを抱きしめるようにして目を閉じる。そのまま眠ってしまったようだ。
恋人のふり、の意味はわからずじまいだったが、明日になってもハルは王太子妃だ。恋人期間を経て結婚するとしたら、王太子妃という立場のほうが恋人よりも親密なはずだ。
大丈夫。ゼインとはきっと仲良くやっていける。
ハルはゼインの腕に包まれながら、ゆっくりと眠りについた。
長い一日だった。いろいろあったけれど、一日の最後にゼインと眠れるこの時間があってよかった。何があっても最後はちゃんとゼインのもとへ帰ってこられる。そんな気持ちになる。
「ゼインさま、今日は本当にありがとうございました」
ハルは隣にいるゼインの背中に話しかける。いつもは振り向いてもらえないのに、今日はめずらしくゼインがハルのほうに振り返ってくれた。
「本当に怖かったのです。私は魔法も使えません。自分の力ではどう足掻いても逃げられないことは、あんなに恐ろしいものなのですね。あんな強力な結界を破れるのはゼインさまだけです。他に頼れる人もいなくて、ゼインさまが助けに来てくださったとき、涙が出るくらいに嬉しくて……」
思い出しただけでまだあのときの恐怖が蘇ってくる。ハルがぎゅっと布団を握りしめると、ゼインは「ハルは可愛いからな」とそっと髪を撫でてくれた。
ゼインにはハルの容姿はどう映っているのだろう。ハルの見た目が嫌いではないのだろうか。ゼインの気持ちを聞いてみたいが、もし拒絶されたらと思うと怖くて口にできなかった。
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一国の王太子であるゼインが他国で大暴れしているさまを思い浮かべて申し訳なく思う。当然、王の間までは厳重な警備が張り巡らされていた。あれだけの包囲網をたったひとりで突破できてしまうゼインの強さは測り知れない。
「助けに来てくださって、ありがとうございました」
ハルはゼインの顔を見つめて言った。ゼインは相変わらず表情がないが、その大変さは想像できる。
王の間を守る護衛兵たちは無論、選りすぐりの精鋭たちだ。さすがのゼインでも簡単ではないだろうし、一歩間違えればゼインの身が危なかった。それも省みず、ハルのために危険を冒してまで助けに来てくれた。
ゼインは優しい。ハルはお飾り王太子妃なのに、見捨てることをしなかった。
「それを言うならハルだ。ハルが俺の前に立ったとき、本当に驚いた。あのように誰かに庇われたのは初めてだ」
ゼインは少しだけ微笑んでくれた。今のハルにとってゼインの笑顔は最高のご褒美だ。
「こんな私に感謝をしてくださり、ありがとうございます。ゼインさまのほうがよっぽど大変だったのに」
「ハルは何度俺に礼を言うんだ? ラインハルトの部屋を出てからもう何十回も聞いた気がする。このくらい大したことじゃない。気に病むな」
「でも、ゼインさま、腕を怪我されてます……」
後になって知ったのだが、ゼインは腕を大きく剣で切られていた。ゼインは自らの魔法で治療していたが、ハルは申し訳なくて仕方がなかった。
「だから大丈夫だと何度も言っている」
「いいえ、なにかお礼をさせてくださいっ。ゼインさまにしてもらってばかりでは、私の気が収まりません。なんでもいたしますっ! 何も、できないけど……」
ハルにはなんの能力もない。反対にゼインは最強の力を有している。そんなゼインにハルがしてあげられることなどないとわかっていても、気が済まなかった。
「なんでもか……」
「はい、なんでも。なんでもいたしますっ」
ハルが必死で答えると、ゼインは顔を近づけハルの瞳を覗き込んできた。
「では、今夜だけ、俺の恋人のふりをしてほしい」
「こ、恋人ですかっ?」
ハルは意味がわからない。ゼインとはとっくに結婚しているし、今さら恋人になれというのはどういうことなのだろう。
そもそも恋人と妃は何が違うのだろう。恋人はイチャイチャするもので、妃は生活の一部になっているような存在? 一年も一緒にいたからゼインは新鮮味がほしくなったのだろうか。
たしかに最近のハルはちょっと口うるさくなっていたかもしれない。ゼインは年下だからつい細かいところが気になってゼインを注意し、まるでゼインの母親かのようになってしまっていた。
「嫌ならいい。寝る」
「嫌じゃないですっ!」
そっぽを向いてしまいそうになったゼインをハルは慌てて引き止める。
「やります、やりますよっ。……でも、どうすればいいですか、わからな……」
言葉の途中で、ゼインに抱きしめられた。突然のことにハルは呼吸が止まる。
ゼインはまれにハルを抱きしめてくれることはあった。でも、そのときとは全然違う。
いつものふわっとした抱擁ではない。力強くて、熱情的で、ハルがほしくてたまらないと訴えてくるような、強い、強い抱擁だった。
「好きだ、好きだハル……」
耳元で囁かれた言葉にハルは胸を打たれる。
それは、ハルの望んでいる言葉だ。
一年間、愛してもらえなくてもいいと思いながらゼインのそばにいた。でも本当は、ずっとゼインに振り向いてもらいたかった。政略結婚の妃のくせに、ゼインに愛されたいと望んでいた。
これは恋人ごっこだとわかっている。それでも、ハルの心は震え、涙が止まらない。
「私もです。私もゼインさまのことを心からお慕いしています……」
ハルはゼインの服を固く握りしめる。
ゼインから離れたくない。ずっと、一生このままくっついていたいと思うくらいにゼインのことが大好きだ。
「ハルがそばにいてくれて、俺は本当に幸せだった」
ゼインは肩を震わせている。泣いているのかもしれないと思った。でも、どうしてゼインまで泣いているのだろう。
「これからもずっとそばにおります。だって私はゼインさまの恋人で、ゼインさまのことが大好きなのですから」
ゼインの顔が見たくなって、ハルはゼインから少しだけ身体を離す。ゼインは涙でうるんだ瞳でハルを見つめている。
その切なげな目が愛おしい。好きで好きで好きでたまらない。
「口づけをしてもいいか?」
ゼインの言葉が信じられなかった。あのゼインが、ハルにそんなことをしてくれるなんて。
嘘みたいな幸運に、ハルの胸が急激にうるさくなっていく。
「はい」
恋人の真似だっていい。なんだっていいからゼインに触れたい。ゼインにもっと近づきたい。
ハルに覆いかぶさるようにして、ゼインが唇を重ねてきた。
ゼインからの初めてのキスは優しかった。
唇と唇をそっと合わせる。それだけの行為なのに、ハルの身体が熱くなる。心臓がはちきれそうなくらいに激しく鼓動する。
触れるだけのキスを三度、そのあとゼインはハルの唇を割って、熱い舌を滑り込ませてきた。
ゼインに舌を絡み取られて、舌先で口内を弄られる。
「あっ……んっ……」
どうしたらいいのかわからなかった。ハルはゼインに与えられる快感をされるままに享受する。
気持ちいい。すごくいい。感じてしまってハルの腰が淫らに揺れる。
「んっ……んんっ……はぁっ……ぁ……」
呼吸の仕方もわからず、溺れそうになりながら、ゼインと口づけを交わす。
頭がぼんやりしてきて何も考えられなくなる。ゼインとのキスに夢中になる。
「ゼインさま……」
唇が離れてもゼインと視線を交わす。目を閉じれば口づけを交わす。離れたくないとお互いがお互いを求めている。ゼインと抱き合いながら何度もキスをする。
「ハル。今日は身を寄せ合って眠ろう」
キスのあと、ゼインは腕枕をしてくれた。ハルはゼインにぴったりと身を寄せて目を閉じた。
ゼインからは甘い香りがする。ハルの大好きなフェロモンの匂いだ。この匂いを感じているだけで発情してしまうんじゃないかと思うくらいに魅惑的で心地よい。
「ゼインさま、大好き。ずっと私の恋人でいてください……」
嬉しい。ゼインに初めてキスされた。もしゼインがハルのことを嫌いだったら、恋人のふりでもなんでもキスはしないと思う。
だとしたら、ゼインもきっとハルのことを少しは愛してくれているのかもしれない。
「恋人のふりは今夜だけでいいよ」
ゼインはハルの金色の前髪をかき分け、額に軽くキスをした。
「おやすみ、ハル」
ゼインはハルを抱きしめるようにして目を閉じる。そのまま眠ってしまったようだ。
恋人のふり、の意味はわからずじまいだったが、明日になってもハルは王太子妃だ。恋人期間を経て結婚するとしたら、王太子妃という立場のほうが恋人よりも親密なはずだ。
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