GLUTTONY MAGIC

多細胞アメーバ

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序章

第1魔法 ~物語の始まり~

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眩しいほどの朝日や小鳥のさえずり、パンの焼けたにおいなどなど
気分のいい朝とはどんなものかと問いかけられると大体の人は同じような回答をするだろう。
人によっては面白い回答もあるかもしれないがすべて書いていくときりがないので省略しておこう
そしてそんな朝から始まる物語はたくさんあるかもしれないが…
どうして俺は、大雨の中傘も差さずに全力疾走しているのだろうか
いや、考えるな まだあと数分ある まだ間に合うはずだ


「えーと… 頑張った努力は認めるが遅刻は遅刻だ。」
「そんな…」
「何を言っても無駄だ。星守ほしもり、早く席に着け」

「ひゃはは! お前あと5秒早かったら間に合ってたぜ。今日はついてねーな。」
「うるせーぞ荒井あらい、あとそこは俺の席だろう。」
そんな他愛もない話をしている俺の名前は「星守 そら」 そして何故か俺のイスにさも当然のように座っているのが「荒井 りょう」だ 同じクラスになったのは二回目でかなり仲もいい しかし何故かこいつには他人の席に座る癖があるらしい お前の席はすぐ隣なんだがな…
「お前もたまにはシロちゃんみたいにはやく来たr「次にシロちゃんと言ったら雑巾絞りだったのですよ?(ニッコリ)」…あーちょっと待っtイタタタタ!痛いよ!めっちゃ痛いんだけど!?」
「貴方が悪いのですよー?」
ニコニコしながらギリギリと音をたてんばかりに遼の腕を雑巾絞りしているこいつは「星守 白子しろこ」、同じ「星守」だが血は繋がっていない こいつと俺は同じ孤児院で育ったのだ。まあそのあたりの話はまた後で
「…いつまでここでダラダラしてるの?私の席に座りたいんだけど…」
「あっレイちゃん!今日もかわいいねえ!そんなに可愛いんだk「うるさいです。邪魔なので早くどいてください。」…ごめん」
いや、遼は落ち込んでいるがこれでもかなり話している方だ。彼女は「斎藤さいとう レイ」、どう見ても中1ぐらいの小柄な体格と、可愛い顔で、一部の間では「天使」と呼ばれているらしい。しかし実際はほとんど笑うことがなく、誰に対しても冷たい反応、一度学校でモテモテだったイケメンの先輩の告白を「そんなことでわざわざ呼び出さないでください。鬱陶しいです」とフッたり、その後一部の女子からイジメを受けた時もイジメグループ全員に対して同じことをするなど、かなりたくさんの伝説を残してきた そのことを知っている人達の間では「氷結の魔女」と呼ばれているらしい。実際とても分厚い本を読んでいる時に「なんの本読んでるの?」と聞いた勇者いのちしらずがいたが、その時彼女は「魔術書だけど、何?」と答えている。いや、うん。すごいよね。
そんな個性的な仲間たちに囲まれながら幸せな学校生活を送っている俺だが、他のやつと比べると少しだけ「普通」じゃない

キーンコーンカーンコーン…
「さあ、はやく帰るのですよ?まだ空くんは「家」での仕事が終わっていないのですよ?」
「あー…そうだった。急いで帰らないと。じゃーな!また明日!」ドタバタ
「アイツ、いつも登下校の時騒がしいな。てかシロさんが代わりに仕事すればいいじゃん。」
「シロちゃんはダメでもシロさんならOKだと思ったのです?」
「…すいません」
「まあシロさんでいいのですよ。あと、すでに3分の1ぐらい空くんの仕事請け負ってるのですよ。」


ガチャ 「ただいm「空兄ちゃんお帰りー!」「ねえ、一緒に遊ぼー!」「この問題わからないから教えてー!」「これ直してー!」あー!いっぺんに喋るな!あと兄ちゃんはまだやることあるから相手できない!」
帰ってくるだけでここまで歓迎(?)されると流石に疲れる…
ここは「星野孤児院」、孤児院といっても学校の様な建物に寮がついたようなつくりになっている。ここでは親を亡くした子供や捨てられた子供など、いろいろな子どもたちが暮らしている。年齢や性別も違う様々な子供が集まって暮らしているため、食事や洗濯、掃除など日々の家事がとても多い。そのため、ある程度の年齢に達したら仕事をしなければいけないことになっている。白子と俺は今高2なので、かなり多く仕事を任されているが、ちびっ子達が手伝ったりしてくれるため、そこまで辛くもない。
「あら?帰ってたの?おかえりなさい。白子ちゃんは?」
「白子なら日直の仕事があるって言ってたからもうすぐ帰ってくると思うよ。そういや母s「シスターと呼びなさい」…シスターは仕事終わったの?」
「ええ、皆が手伝ってくれたから早く終わったのよ」
この温厚な人は「星守 ひじり」、この孤児院の設立者であり代表者、そしてここにいる全員の保護者であり母親でもある。すでに40代後半のはずだがどう見ても20代前半で、本人いわく「若作りはしていない」らしいがそれにしては若すぎる見た目なので、裏では美魔女と呼ばれているとかなんとか。
ちなみに母と呼ばれることが好きではないらしく「聖さん」か「シスター」と呼ばなければいけない

かなり遅くなったが俺の「普通じゃない部分」について、だ。孤児院という環境も普通ではないかもしれないが「そんなことで特別扱いするのはおかしい」というのがこの孤児院にいる全員の意見だ
「ただいまなのですよー。…あれ?まだ空くんカラコンはずさないのですよ?」
「忙しかったんだよ。今外す。」
そう言って洗面台で右目のカラコンを外し改めて鏡を見る
そこに写っていたのは右目だけが透き通るような青色をしている自分の顔だった
そう、これが俺の「普通じゃない部分」だ
シスターいわく「貴方がここに来た時にはすでにそうなっていた」らしく、俺がここに来た当時はまだ物心もないようなころだったため、原因は不明である しかし視力や色の見え方などに問題があるわけでもなく医者にも「健康状態のそれとなにも変わらない」と言われているため、基本的にはカラーコンタクトで隠しながら日々の生活を送っている
そういえば俺の「空」という名前は、シスターが「空のように綺麗な青色の目」からとってつけたらしく、自分でも嫌いだとか気持ち悪いとかではないが、小さい頃この目のせいでいじめられたのでそれ以来隠している

「やっぱりその目は隠さないほうが綺麗でかっこいいのですよ」
「隠さないせいでどうなったか知ってるだろ。もうあんなふうになりたくねえよ」
本音としてはもう大丈夫だろうと思ってはいるが、一度白子やシスターに迷惑をかけているから、また同じことになるかもしれないと思うとどうしても勇気が出ない
「そういえば今日はカレーの日なのですよ 早くしないと空くんの分まで皆がたべちゃうのですよー?」
「なに! 早く言え! この前みたいな白米だけの晩飯かなしみはまっぴらごめんだァァァ!」

そんな幸せな生活がずっと続くのだと、そんなふうに考えていた あの日までは…




―後書き―
はじめましての方ははじめまして
そうでない方はお米食べろ
どうも、とも8です
やっと1話が完成しました、といっても勢いで書いているので誤字脱字、意味不明な日本語からわけわからん文まで選り取りミドロです よみにくかったでしょう?
それは私のせいです 申し訳ない
それでも頑張り続けたら報われると信じて頑張ります!
 …え?失踪?やだなあ、するわけ無いでしょ するなら打ち切りですよ…
もしくは私が死んだ時ですね 縁起でもないですが最近体がおかしいので割とヤバめだったり…
さて、内容の方に移ると中々面白い名前の人が多いですね そして個性的です
語尾が「ですよ」だったり青色の右目持ってたりロリがいたりとまたもや選り取りミドロです 
はたしてどんなフラグなのか 気になりますねえ… あ、体が小さいのは特に意味はありません なんとなくです
そういえば設定とかってこんなのでわかるのかなあ…まあある程度話が進んだら設定とかもまとめて公開したらいいか

もう3000字超えてるんでこのあたりで終わりましょう
それではまた次回!更新が早いといいね!
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