6 / 18
ある冬の夜
5 ※
しおりを挟む
「動くよ」
精一杯に優しく告げてから、崩れ落ちそうになっている犬神の腰を支えて、宮内はなるべくゆっくりと律動を開始する。
一度挿入を許した結合部はスムーズな出入りを受け入れ、先走りが潤滑剤となって雁首から根元まで、少しの努力で入るようになった。
柔らかく湿った肉壺に自身の先走り液を馴染ませて、剛直の形を教えるように何度も叩き込む。
ある一点を狙って突くと犬神の肩がピクリと跳ねて小さく鳴くのが聞こえた。
「ふあ……ッ」
「仁郎、ここ好きだよね。ほら、ここ」
ぐっぐっと先端で押し上げると、犬神の背筋が弓なりにしなり、指先が畳を掻く。
「ひぅ! あッアッ! そこっ、だめ……ッ、だめぇ! あっ」
反応を示す箇所を突くたびに犬神の口から断続的な嬌声が飛び出し、尻が持ち上がる。
肉壁が収縮し剛直を締めつけて、まるでもっと欲しいとでも言うようにヒクヒクとする。
それに応えるように宮内が抽送を激しくすると犬神が声にならない声を上げて全身を痙攣させた。
「ぁ…ッ、あ゛っあ゛っ! ひゃらぁ!! でるぅ! うああ゛あ゛」
犬神の勃ち上がった逸物から、透明な液体がぷしゃあと勢いよく放たれ、畳に水溜まりをつくる。それは一回では止まらず宮内が奥を穿つたびに、ぴゅっ、ぴゅっと犬神の先端から噴き出した。
「すご……潮吹いちゃったね。そんなに気持ちよかった?」
宮内の手がまだ熱を持っている犬神の肉棒を撫でる。
「ぁ……あぅ、……っく、ていいち、待っ」
まだ絶頂から戻ってこれず茫洋として視線を宙に彷徨わせていた犬神に、宮内は今度は前を慰めてやりながら容赦なく猛った肉槍を打ち付けた。
室内には絶えず、ぱちゅぱちゅと肉をかき乱す音が響き、そのテンポが早まっていく。
イったばかりなのに前と後ろを同時に責められた犬神は、脳が焼き切れるような快感が襲ってくるのに恐怖を覚えた。体が跳ねるのを抑えられない。脚を引き攣らせ、叫び声を上げながらまた犬神は達する。それでもまだ萎えなかった。
イくことを覚えた肉壺は、射精をせずとも強烈な悦楽を際限なく犬神に与えているようだ。
「あ゛っ、あ゛あ゛あ゛ッッ!!!! やぁ、むりぃ! らめぇッ! イくっ! またイくぅ!!」
「ごめん、仁郎。俺もっ、止まんない! ッ何回でもイっていいよ。俺のでいっぱいにしてあげるからね!」
息を荒げて、犬神の腰を抱え上げ、宮内自身の形が犬神の下腹部に浮き上がるほど押し付ける。犬神の首筋に噛みついて所有痕を残し、最奥を目指して激しくピストンする。
犬神の尻たぶが小刻みに震えて秘肉がうねり、肉槍を包んで蠕動を繰り返す。
「くっ、ん!」
その瞬間、宮内の剛直が弾け大量の精液がびゅるるると犬神の中に注ぎ込まれていた。ふーふーと鼻で息をしながら、最後まで出し切るべく腰を動かし続け、犬神の肉壺を子種で満たしていく。
精一杯に優しく告げてから、崩れ落ちそうになっている犬神の腰を支えて、宮内はなるべくゆっくりと律動を開始する。
一度挿入を許した結合部はスムーズな出入りを受け入れ、先走りが潤滑剤となって雁首から根元まで、少しの努力で入るようになった。
柔らかく湿った肉壺に自身の先走り液を馴染ませて、剛直の形を教えるように何度も叩き込む。
ある一点を狙って突くと犬神の肩がピクリと跳ねて小さく鳴くのが聞こえた。
「ふあ……ッ」
「仁郎、ここ好きだよね。ほら、ここ」
ぐっぐっと先端で押し上げると、犬神の背筋が弓なりにしなり、指先が畳を掻く。
「ひぅ! あッアッ! そこっ、だめ……ッ、だめぇ! あっ」
反応を示す箇所を突くたびに犬神の口から断続的な嬌声が飛び出し、尻が持ち上がる。
肉壁が収縮し剛直を締めつけて、まるでもっと欲しいとでも言うようにヒクヒクとする。
それに応えるように宮内が抽送を激しくすると犬神が声にならない声を上げて全身を痙攣させた。
「ぁ…ッ、あ゛っあ゛っ! ひゃらぁ!! でるぅ! うああ゛あ゛」
犬神の勃ち上がった逸物から、透明な液体がぷしゃあと勢いよく放たれ、畳に水溜まりをつくる。それは一回では止まらず宮内が奥を穿つたびに、ぴゅっ、ぴゅっと犬神の先端から噴き出した。
「すご……潮吹いちゃったね。そんなに気持ちよかった?」
宮内の手がまだ熱を持っている犬神の肉棒を撫でる。
「ぁ……あぅ、……っく、ていいち、待っ」
まだ絶頂から戻ってこれず茫洋として視線を宙に彷徨わせていた犬神に、宮内は今度は前を慰めてやりながら容赦なく猛った肉槍を打ち付けた。
室内には絶えず、ぱちゅぱちゅと肉をかき乱す音が響き、そのテンポが早まっていく。
イったばかりなのに前と後ろを同時に責められた犬神は、脳が焼き切れるような快感が襲ってくるのに恐怖を覚えた。体が跳ねるのを抑えられない。脚を引き攣らせ、叫び声を上げながらまた犬神は達する。それでもまだ萎えなかった。
イくことを覚えた肉壺は、射精をせずとも強烈な悦楽を際限なく犬神に与えているようだ。
「あ゛っ、あ゛あ゛あ゛ッッ!!!! やぁ、むりぃ! らめぇッ! イくっ! またイくぅ!!」
「ごめん、仁郎。俺もっ、止まんない! ッ何回でもイっていいよ。俺のでいっぱいにしてあげるからね!」
息を荒げて、犬神の腰を抱え上げ、宮内自身の形が犬神の下腹部に浮き上がるほど押し付ける。犬神の首筋に噛みついて所有痕を残し、最奥を目指して激しくピストンする。
犬神の尻たぶが小刻みに震えて秘肉がうねり、肉槍を包んで蠕動を繰り返す。
「くっ、ん!」
その瞬間、宮内の剛直が弾け大量の精液がびゅるるると犬神の中に注ぎ込まれていた。ふーふーと鼻で息をしながら、最後まで出し切るべく腰を動かし続け、犬神の肉壺を子種で満たしていく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる