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6、2人のズル休み〜side 尊〜
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「えぇー…まぁ尊くんがいいならいいけど…」
「はは、押しに弱すぎ」
「そんなことないと思うんだけど」
苦笑いしながら、拓真さんはぎこちなく指を絡めてきた。辿々しい動きから恥ずかしい空気を感じ、きっと赤面しているのだろうなと思っていたが、耳まで真っ赤になっていて、見ているこっちが恥ずかしかった。
恥ずかしついでにこの際色んなことやってくれないかな、なんて思っていたら思わず口に出ていた。
「拓真さん、頭撫でてください。あれ好きです」
「えぇー言われてやると恥ずかしいな…」
頭を撫でるなんて、さっきまで行っていた行為に比べたら可愛いものなのにすごく照れている。昨日の喘ぎ声もさっきのイった顔も今頼んだお願い事よりよっぽど恥ずかしいと思うんだけどな。
理性があるとこんなことでも恥ずかしがってくれるなんて、理性を保った状態でいじめたくなるじゃないか。
「あんまり…こっち見ないでな…恥ずかしいから…」
「はーい」と返事をして目を閉じる。少ししたあと、優しく触れる拓真さんの手を感じた。恥ずかしいって言いながら、ちゃんと実行してくれるところ、すごく好きだ。
この優しい手つきも僕を満たしてくれる感じがすごく好きだ。触れているところ全てから、拓真さんは僕のものなのだと感じられる。僕だけのことを考えて指を絡めてくれて、僕だけのことを考えて頭を撫でてくれている。それだけで僕はすごく満たされた気持ちになった。
――こんな温かい気持ち、僕の中にもあったんだ
身体は冷房で冷えているのに、心はすごく温かくてポカポカだ。きっと幸せってこういうことなんだろう。
「ありがとうございます」
「どういたしまして?」
「あはは、なんで疑問系。ってまだ撫でてください」
目を開けてムッと睨みつけると、今までに見たことのない優しい微笑みでまた頭を撫でてくれた。まるで子供に向けるようなその微笑みに、自分の幼稚さが浮き彫りになったようで、やりすぎたとゾッとした。
「あっ…あの!もう…大丈夫です…」
思わず頭を撫でる拓真さんの腕を乱暴に掴み思い切り引き剥がしてしまった。恥ずかしさと不安を隠すようにまた拓真さんに背を向けるように座り直す。今の僕、絶対態度悪すぎる。そう後悔してももう遅い。咄嗟の行動は乱雑で、まさに子供そのもの。
後悔先に立たず。はぁと溜め息を吐き、肩を落としていると背中に体温を感じた。抱きつかれた柔らかい体温でなく、もたれかかられたしっかりとした体温でもない、なんとも絶妙な距離感でそっと額だけが触れているそんなむずむずするような体温だ。
一応落ち込んでいると気付いてくれたみたいだけど、ここは抱き締めてくれてもいいんじゃない?この絶妙な距離感がすごくもどかしく、思わず「抱き締めてくれないんですか?」なんてまた子供っぽいことを言ってしまった。
だけど拓真さんは何も言わずにギュッと後ろから抱き締めてくれた。力は強いのに痛くなくて、むしろ優しく抱き締められている。物理的な温かさじゃなくて、心が温かくなっていく感覚がまたした。
「俺…怒らせたかな?」
「怒ってないですよ。怒らせたと思っていたんですか」
「うん…急に拒まれたから…」
「なんか僕…子供っぽいことしちゃったなって…そう思ってました…あっ…」
何言ってるんだろ、僕。こんなこと言うつもりはなかったのに、つい口走ってしまった。
「あ、いや…違うくて」
「悪戯…好きだもんね」
「えぇっ!?…そんなことない…と思います」
気付かれていたんだ。核心を突かれたようで恥ずかしいような嬉しい気持ちになり、顔に熱が集まる。咄嗟にグッと唇を噛み嘘を吐いてしまった。正直に言えばよかったのに、出た言葉は否定の言葉だった。
「俺は尊くんに悪戯されるの好きだよ?」
「なっ!何言ってるんですか」
急に何を言い出すかと思えば、僕が悪戯するのが好き?そんなこと言われるなんて想像もしていなかったから、顔が爆発するんじゃないかってくらい熱くなった。今顔を見られてなくてよかったと心底思った。だって目は涙でいっぱいで、そんなことで泣くかってきっと思われちゃうから。
「はは、押しに弱すぎ」
「そんなことないと思うんだけど」
苦笑いしながら、拓真さんはぎこちなく指を絡めてきた。辿々しい動きから恥ずかしい空気を感じ、きっと赤面しているのだろうなと思っていたが、耳まで真っ赤になっていて、見ているこっちが恥ずかしかった。
恥ずかしついでにこの際色んなことやってくれないかな、なんて思っていたら思わず口に出ていた。
「拓真さん、頭撫でてください。あれ好きです」
「えぇー言われてやると恥ずかしいな…」
頭を撫でるなんて、さっきまで行っていた行為に比べたら可愛いものなのにすごく照れている。昨日の喘ぎ声もさっきのイった顔も今頼んだお願い事よりよっぽど恥ずかしいと思うんだけどな。
理性があるとこんなことでも恥ずかしがってくれるなんて、理性を保った状態でいじめたくなるじゃないか。
「あんまり…こっち見ないでな…恥ずかしいから…」
「はーい」と返事をして目を閉じる。少ししたあと、優しく触れる拓真さんの手を感じた。恥ずかしいって言いながら、ちゃんと実行してくれるところ、すごく好きだ。
この優しい手つきも僕を満たしてくれる感じがすごく好きだ。触れているところ全てから、拓真さんは僕のものなのだと感じられる。僕だけのことを考えて指を絡めてくれて、僕だけのことを考えて頭を撫でてくれている。それだけで僕はすごく満たされた気持ちになった。
――こんな温かい気持ち、僕の中にもあったんだ
身体は冷房で冷えているのに、心はすごく温かくてポカポカだ。きっと幸せってこういうことなんだろう。
「ありがとうございます」
「どういたしまして?」
「あはは、なんで疑問系。ってまだ撫でてください」
目を開けてムッと睨みつけると、今までに見たことのない優しい微笑みでまた頭を撫でてくれた。まるで子供に向けるようなその微笑みに、自分の幼稚さが浮き彫りになったようで、やりすぎたとゾッとした。
「あっ…あの!もう…大丈夫です…」
思わず頭を撫でる拓真さんの腕を乱暴に掴み思い切り引き剥がしてしまった。恥ずかしさと不安を隠すようにまた拓真さんに背を向けるように座り直す。今の僕、絶対態度悪すぎる。そう後悔してももう遅い。咄嗟の行動は乱雑で、まさに子供そのもの。
後悔先に立たず。はぁと溜め息を吐き、肩を落としていると背中に体温を感じた。抱きつかれた柔らかい体温でなく、もたれかかられたしっかりとした体温でもない、なんとも絶妙な距離感でそっと額だけが触れているそんなむずむずするような体温だ。
一応落ち込んでいると気付いてくれたみたいだけど、ここは抱き締めてくれてもいいんじゃない?この絶妙な距離感がすごくもどかしく、思わず「抱き締めてくれないんですか?」なんてまた子供っぽいことを言ってしまった。
だけど拓真さんは何も言わずにギュッと後ろから抱き締めてくれた。力は強いのに痛くなくて、むしろ優しく抱き締められている。物理的な温かさじゃなくて、心が温かくなっていく感覚がまたした。
「俺…怒らせたかな?」
「怒ってないですよ。怒らせたと思っていたんですか」
「うん…急に拒まれたから…」
「なんか僕…子供っぽいことしちゃったなって…そう思ってました…あっ…」
何言ってるんだろ、僕。こんなこと言うつもりはなかったのに、つい口走ってしまった。
「あ、いや…違うくて」
「悪戯…好きだもんね」
「えぇっ!?…そんなことない…と思います」
気付かれていたんだ。核心を突かれたようで恥ずかしいような嬉しい気持ちになり、顔に熱が集まる。咄嗟にグッと唇を噛み嘘を吐いてしまった。正直に言えばよかったのに、出た言葉は否定の言葉だった。
「俺は尊くんに悪戯されるの好きだよ?」
「なっ!何言ってるんですか」
急に何を言い出すかと思えば、僕が悪戯するのが好き?そんなこと言われるなんて想像もしていなかったから、顔が爆発するんじゃないかってくらい熱くなった。今顔を見られてなくてよかったと心底思った。だって目は涙でいっぱいで、そんなことで泣くかってきっと思われちゃうから。
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