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Ⅰ. 学芸員、対面する
Ⅰ-Ⅰ
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本がデッドメディアになって100年が経つ。
電子文化の発展に伴い、衰退していった紙の文化。その影響は紙を主流としていた書籍界隈に大きな影響を及ぼし、百年ほど前、ついにこの世から本という媒体を根絶させることとなった。
本という文化生命の危機を察知した国は、旧文化を歴史に遺すため、とある施策を思いつく。この文化をひとつの歴史的価値がある産物とし、その歴史を記す施設を作ることにしたのだ。
それが国立書籍博物館。通称、書籍館。
僕、羊皮耕閲が学芸員として働く職場である。
***
「2人とも、彼らにはまだ会ったことないんだっけ? じゃあちょうどいい機会ね。その雑誌を預けるついでに、挨拶してきなさいな」
「あとこれも一緒に持って行ってちょうだい」と続けながら、マ宮さんがコンテナボックスを、僕と板部、それぞれに渡す。
「え、俺もっすか」と板部が驚きながら、渡されるがままにコンテナボックスを受け取った。
「あ、あの、マ宮さん、持って行くってどこに。というか、守護者ってなんのこ、」
「まぁまぁ、いいからいいから」
いや、なにもよくないから聞いているのですが。
しかし僕の訴えも虚しく、板部と2人、強引に背を押される形で、マ宮さんに特別展示室から追い出されてしまう。
「なんなんだ一体……」
「えー、俺関係ないのに巻き込まれたんですけどぉ」
「耕閲のせいだー」と板部が恨めしげに声をあげる。自分から首を突っ込んでおいて、よくそんなことが言えたものだ。自業自得だ、アホ。
にしても、一体ここからどこに行けばいいのか。周囲を見回しながら首を傾げる。
眼前に広がる噴水広場。書籍館が建設されている敷地内に併設されている広場だ。
平日の午後ということもあってか、広場にいる来館者の姿は多くない。青い空の下、噴水から流れる水の音ばかりが、辺りに満ちている。
すると突然、静寂を破るようにして『from マ宮』という半透明の明朝フォントが、目の前の景色に重なった。
眼鏡型の空間端末越しに見る架空の景色。見慣れた、現実と仮想空間が重なり合った光景だ。
『目的地までの案内を開始します。目的地、書籍館 修復課』
「修復課……?」
聞いたことのない課だ。空間を右から左へ横切っていくテキストを目で追いながら、眉をひそめた。
「修復課って、あれ? 展示物の修復をしてる課ってこと?」
コンタクト型の空間端末越しに、僕と一緒になって宙に浮かぶテキストを読んでいた板部が首を傾げた。
そんなこと僕が知るわけないだろ。そう言い返しそうになったところで、ふと頭に、いつだかに聞きかじった話がよみがえってきた。
「……そういえば、国立の博物館や美術館では、館専門の修復士を雇う場合があると聞いたことがあるな」
修復士。現存している骨董・美術品等の類の修復・保存を生業とする者達のこと。
その修復分野は多岐にわたり、各分野に見合った専門の修復士が存在するという。
書籍の修復を行う者は『紙本保存修復士』『書籍修復士』などと呼ばれ、古今東西さまざまな紙の書籍の修復を執り行う。紙の本がまだ生きていた頃から続く、伝統的な職業の1つだ。
「じゃあ俺達が抱えてるこれには、修復の必要性がある収蔵品が入ってるってことか」
「だろうな」
腕の中のコンテナボックスを見る。箱の蓋は閉じられているため中身は見えないが、腕にかかる重さから、それなりの量が入っていることは容易に想像がつく。その中にはもちろん、僕が破損した例の収蔵品も含まれている。
……まさかマ宮さん、収蔵品を直す者という意味で、守護者と言ったわけじゃあるまいな?
「紙の本の修復専門の職業かぁ。確かに『収蔵品』って言えば聞こえはいいけど、言っちゃえば超古い年代物ってことだもんな。時には修理が必要になることもあるか」
上司のシャレのセンスの皆無さに天を仰ぐ僕の横で、板部が得心したというように頷く。
その時、まるでタイミングを読んだかのように、僕らの足元に大きな矢印が出現した。レンガ造りの地面の上に、半透明の矢印が浮かんでいる。
道案内用の矢印だ。これを辿れば、修復課まで迷うことなくつけるだろう。
正直、詳細がわからない課に行くのは、あまり気が進まない。名前からどんな仕事を行う場所なのかわかっても、そこにいる職員がどんな人物であるかまではわからないのだ。しかも、今回は事が事だ。これで緊張するなという方が難しい。
極めつけ、一緒に行く相手が、この能天気な同期だと思うと……あぁ、気が重い。
どうかこれ以上、問題が起きませんように。
いつの間にか先を歩いていた板部が「なにしてんだよ、耕閲。行くぞー」と、僕の方を振り返る。「今行く」と短く返し、僕もその後を追って歩き出した。
***
書籍館が建設されている敷地には、書籍館を含め、全部で5つの建物が存在する。
噴水広場を囲むように建設されており、事実先刻まで僕らがいた特別展示室がある特別館も、噴水から見て北西の方に位置している。
その特別館から見て左……、敷地の北側に建設されている図書資料館へと、地面に敷かれた矢印は続いていた。
矢印に導かれるまま、板部と共に図書資料館に入る。図書資料館は、図書館と資料庫を兼ねた施設だ。3階から先は貴重な資料の保存場所であるため、職員オンリーの階層となっているが、1、2階は図書館として一般開放されている。ここでは現存する紙の本の中でも、過去重版がかかり、刷られた数が多いものに限り、実際に手に取って読むことができる。
事実今日も1、2階は、紙でできた本を手に備え付けのテーブル席やソファーなどで読書に勤しむ来館者達で、それなりに賑わっている。
一応館では、図書館の本はすべてデジタルアーカイブとして電子上での公開を行っているのだが、それでもこうして館にやってくる者はあとを絶えない。電子で読むのも紙で読むのも、中身は同じなのだから何も変わらないだろうに。なぜ、そうまでして紙で読みたがるのか。甚だ謎だ。
『4階へ』という道案内のテキストに従い、エレベーターを使って上に向かう。そうして辿り着いた先でまた、矢印が示す方に通路を歩いていく。
「お。ここじゃね?」
板部が1枚の扉の前で足を止めた。僕も彼の横に並ぶようにして扉を見あげると、『案内終了』の文字が僕らと扉の間を流れていった。矢印の表示はここまでらしい。
扉の上にネームプレートが飾られている。『書籍館修復課』。目的地の名前だ。
板部がコンテナボックスを床におろし、扉をノックした。「失礼しまーすっ」と元気に扉を開ける。
途端、ひどい埃臭さが僕の鼻を襲った。
電子文化の発展に伴い、衰退していった紙の文化。その影響は紙を主流としていた書籍界隈に大きな影響を及ぼし、百年ほど前、ついにこの世から本という媒体を根絶させることとなった。
本という文化生命の危機を察知した国は、旧文化を歴史に遺すため、とある施策を思いつく。この文化をひとつの歴史的価値がある産物とし、その歴史を記す施設を作ることにしたのだ。
それが国立書籍博物館。通称、書籍館。
僕、羊皮耕閲が学芸員として働く職場である。
***
「2人とも、彼らにはまだ会ったことないんだっけ? じゃあちょうどいい機会ね。その雑誌を預けるついでに、挨拶してきなさいな」
「あとこれも一緒に持って行ってちょうだい」と続けながら、マ宮さんがコンテナボックスを、僕と板部、それぞれに渡す。
「え、俺もっすか」と板部が驚きながら、渡されるがままにコンテナボックスを受け取った。
「あ、あの、マ宮さん、持って行くってどこに。というか、守護者ってなんのこ、」
「まぁまぁ、いいからいいから」
いや、なにもよくないから聞いているのですが。
しかし僕の訴えも虚しく、板部と2人、強引に背を押される形で、マ宮さんに特別展示室から追い出されてしまう。
「なんなんだ一体……」
「えー、俺関係ないのに巻き込まれたんですけどぉ」
「耕閲のせいだー」と板部が恨めしげに声をあげる。自分から首を突っ込んでおいて、よくそんなことが言えたものだ。自業自得だ、アホ。
にしても、一体ここからどこに行けばいいのか。周囲を見回しながら首を傾げる。
眼前に広がる噴水広場。書籍館が建設されている敷地内に併設されている広場だ。
平日の午後ということもあってか、広場にいる来館者の姿は多くない。青い空の下、噴水から流れる水の音ばかりが、辺りに満ちている。
すると突然、静寂を破るようにして『from マ宮』という半透明の明朝フォントが、目の前の景色に重なった。
眼鏡型の空間端末越しに見る架空の景色。見慣れた、現実と仮想空間が重なり合った光景だ。
『目的地までの案内を開始します。目的地、書籍館 修復課』
「修復課……?」
聞いたことのない課だ。空間を右から左へ横切っていくテキストを目で追いながら、眉をひそめた。
「修復課って、あれ? 展示物の修復をしてる課ってこと?」
コンタクト型の空間端末越しに、僕と一緒になって宙に浮かぶテキストを読んでいた板部が首を傾げた。
そんなこと僕が知るわけないだろ。そう言い返しそうになったところで、ふと頭に、いつだかに聞きかじった話がよみがえってきた。
「……そういえば、国立の博物館や美術館では、館専門の修復士を雇う場合があると聞いたことがあるな」
修復士。現存している骨董・美術品等の類の修復・保存を生業とする者達のこと。
その修復分野は多岐にわたり、各分野に見合った専門の修復士が存在するという。
書籍の修復を行う者は『紙本保存修復士』『書籍修復士』などと呼ばれ、古今東西さまざまな紙の書籍の修復を執り行う。紙の本がまだ生きていた頃から続く、伝統的な職業の1つだ。
「じゃあ俺達が抱えてるこれには、修復の必要性がある収蔵品が入ってるってことか」
「だろうな」
腕の中のコンテナボックスを見る。箱の蓋は閉じられているため中身は見えないが、腕にかかる重さから、それなりの量が入っていることは容易に想像がつく。その中にはもちろん、僕が破損した例の収蔵品も含まれている。
……まさかマ宮さん、収蔵品を直す者という意味で、守護者と言ったわけじゃあるまいな?
「紙の本の修復専門の職業かぁ。確かに『収蔵品』って言えば聞こえはいいけど、言っちゃえば超古い年代物ってことだもんな。時には修理が必要になることもあるか」
上司のシャレのセンスの皆無さに天を仰ぐ僕の横で、板部が得心したというように頷く。
その時、まるでタイミングを読んだかのように、僕らの足元に大きな矢印が出現した。レンガ造りの地面の上に、半透明の矢印が浮かんでいる。
道案内用の矢印だ。これを辿れば、修復課まで迷うことなくつけるだろう。
正直、詳細がわからない課に行くのは、あまり気が進まない。名前からどんな仕事を行う場所なのかわかっても、そこにいる職員がどんな人物であるかまではわからないのだ。しかも、今回は事が事だ。これで緊張するなという方が難しい。
極めつけ、一緒に行く相手が、この能天気な同期だと思うと……あぁ、気が重い。
どうかこれ以上、問題が起きませんように。
いつの間にか先を歩いていた板部が「なにしてんだよ、耕閲。行くぞー」と、僕の方を振り返る。「今行く」と短く返し、僕もその後を追って歩き出した。
***
書籍館が建設されている敷地には、書籍館を含め、全部で5つの建物が存在する。
噴水広場を囲むように建設されており、事実先刻まで僕らがいた特別展示室がある特別館も、噴水から見て北西の方に位置している。
その特別館から見て左……、敷地の北側に建設されている図書資料館へと、地面に敷かれた矢印は続いていた。
矢印に導かれるまま、板部と共に図書資料館に入る。図書資料館は、図書館と資料庫を兼ねた施設だ。3階から先は貴重な資料の保存場所であるため、職員オンリーの階層となっているが、1、2階は図書館として一般開放されている。ここでは現存する紙の本の中でも、過去重版がかかり、刷られた数が多いものに限り、実際に手に取って読むことができる。
事実今日も1、2階は、紙でできた本を手に備え付けのテーブル席やソファーなどで読書に勤しむ来館者達で、それなりに賑わっている。
一応館では、図書館の本はすべてデジタルアーカイブとして電子上での公開を行っているのだが、それでもこうして館にやってくる者はあとを絶えない。電子で読むのも紙で読むのも、中身は同じなのだから何も変わらないだろうに。なぜ、そうまでして紙で読みたがるのか。甚だ謎だ。
『4階へ』という道案内のテキストに従い、エレベーターを使って上に向かう。そうして辿り着いた先でまた、矢印が示す方に通路を歩いていく。
「お。ここじゃね?」
板部が1枚の扉の前で足を止めた。僕も彼の横に並ぶようにして扉を見あげると、『案内終了』の文字が僕らと扉の間を流れていった。矢印の表示はここまでらしい。
扉の上にネームプレートが飾られている。『書籍館修復課』。目的地の名前だ。
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