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第1章 深緋の衝撃
第10話
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時刻は午後五時過ぎ。太陽がようやく傾き、猛烈な暑さは和らぎ始める。
西日を受けて赤を増す慧の自転車は、住宅街に来ても相変わらず鈍重に走っていた。
籠にはスクールバッグと、仏花の代わりに食材を詰めた袋。
伊形家では、毎年七月二十六日はハヤシライスを食べることになっている。母曰く、父の大好物だったそうだ。この日ばかりは倹約家な慧も、レシピに従い牛肉をふんだんに使うようにしていた。
「おーい! アキくーん」
児童公園を通り過ぎようとしたとき、聞き慣れた明るい声が慧の耳に届いた。
呼び止めに応じようと両手でブレーキを握るが、早く家に帰りたいのか、慣性の大きい相棒はなかなか止まろうとしない。
悲鳴を上げながらやっとの思いで停止してくれた自転車から降りる慧。自転車止めを避けながら手押しで公園の中に入る。真夏日だからか、遊んでいる子供は一人もいなかった。
すべり台に鉄棒、古びた公衆トイレ。何も変わったところはないが、幼い頃よくここで遊んだ慧にとっては特別な場所であった。
昔のアルバムを開くときのような懐かしさを感じながら、手招きしている女性が座るベンチへ向かう。
「こんにちは、キーラさん」
「こんにちは。久しぶり、アキくん」
慧を見上げる碧い瞳、肩まで伸びたナチュラルな金髪、高く整った鼻筋、夕日を浴びて火照ったように光る白い肌。
絵画から出てきたような西洋美人が座るには、公園のベンチは役者不足に思えた。慧は鼓動の加速を抑えようと、キーラから目を逸らす。
「久しぶりって、一昨日万笑軒に来てくれたばっかりじゃないですか」
「フフッ、そうだった。やっぱりあそこのラーメンがナンバーワンね。
ところで、調子はどう? 元気?」
「……ぼちぼちです。今日はいろいろあって、少し疲れてますけど。荷物も多いし」
慧は自転車の籠を指さした。これから夕飯になる食材たちが顔を覗かせている。
「重そうね。ちょっと休んでいったら?」
キーラはそう言って彼女の隣、ベンチの空いているスペースを優しく手でたたく。慧はその指先を思わず目で追ってしまった。彼女の所作は優雅で、不思議と視線が引き寄せられる。
いつぞやの後輩は慧に「魔性の女ってやつですね。ひっかからないでくださいよ、センパイ」と中華鍋を振りながら言っていた。同じ女性同士、感じるものがあるのだろうか。
キーラに促されるまま、慧はベンチに腰掛ける。途端に、足腰の疲労感が彼を襲った。
しばらく立ち上がれそうもない。自宅までもう少しだというのに、休憩してしまったことを後悔した。
「本当に疲れてるみたいね。──これあげる。ブラックだけど、飲めるかな?」
キーラは傍らに置いていた缶コーヒーを差し出した。よほど疲れが表情に出ていたのだろう。少し恥ずかしくなる慧だった。
「飲めますけど……いいんですか?」
「もちろん! はい、どうぞ」
後輩の忠告はもはや聞こえなくなっていた。優しく微笑むキーラに為す術ない慧は、言われるがまま、ごちそうさまです、と指に触れないようにそっと缶を受け取った。プルタブを開けてコーヒーを傾ける。
無糖の苦みが口に広がった。しかし不快感はなく、むしろ蓄積していた疲労を洗い流すように、身体に沁み渡る。
そんな慧を見ながら、キーラは満足そうな表情を浮かべていた。
キーラ。女性、年齢不詳、職業不定。自称バックパッカーの根無し草。
日本語がやけに堪能な美しい外国人はどういうわけか、たまたま立ち寄った桐葉市が気に入ったらしく、半年以上この田舎街で暮らしている。
慧が彼女と出会ったのは今年の一月。その日は年に一、二回あるかないかの雪の日で、凍えるほど寒かった。
万笑軒でアルバイトをしていた慧だったが、寒波のせいで普段から多くはない客足は皆無で、暇を持て余す始末。
店長と店じまいの相談をしているところに、登山用の巨大なバックパックを背負って現れたのがキーラだった。
それからというもの、キーラは一週間に二回は万笑軒で食事をするほどの常連になった。
今では「アキくん、いつもの!」と頼まれれば、ラーメンと半チャーシュー丼のセットを出している。「常連さんは大事にしろ」という店長の教えもあり、二人は店の外で顔を合わせたときには世間話をするくらいの顔なじみになっていた。
あるとき、商店街でキーラと話しているところをクラスメイトに見られたせいで「伊形が若い金髪美女とデートしていた」というあらぬ噂が出回り、結果として万笑軒が桐葉の男子で一杯になったことがあった。
店長は喜び、慧と遥は仕事が増えて疲れ果て、キーラは戸惑っていたが、今では客足も落ち着いて万笑軒は平和を取り戻している。
世間話をすることおよそ十分。片手のコーヒーも半分ほどになった。
「日本の学校は、そろそろ夏休みよね。アキくんはいつからなの?」
「明後日からです」
「いいわね。楽しみ」
「……それが、意外とそうでもないんです。大学受験の勉強をしないといけないし」
「夏休み」という単語に、放課後の出来事が思い出される。慧は俯いた。
「難しい大学を目指してるの?」
「特別難しいってわけじゃあ、ないですけど……」
歯切れの悪い慧を見て何を思ったのか、少し意地悪そうな顔をするキーラ。
「ふうーん。ほかに気にしてることがあるんだね。アキくん、ワタシに話してみない?」
「キーラさんに聞いてもらうほどのことでは……」
「ワタシじゃあ力不足? すっごく若く見えるだろうけど、アキくんより人生経験あると思うなー」
退かないキーラ。親戚に年上のおねえさんがいたら、こういう感じなのだろうかと慧は思う。
「そんなに気になりますか?」
「まあね。放浪生活をしていると、色んな人と知り合うことができるけど、一人ひとりとの時間って結構少ないの。旅人と現地の人っていう割り切った関係も気軽で楽しいけど、たまには同じ立場で人と話してみたいなって思ったから。……アキくんが嫌なら、もちろん話さなくていいんだけどさ」
夕日越しに見えるキーラの横顔は、どこか寂しそうだった。コーヒーを一口呷ってから、慧は口を開く。
「……非常に個人的なことといいますか、まだ自分でも整理がついてないんですけど……」
「うん。聞かせて」
慧の重い口調を促すようにキーラは相づちを打つ。一瞬、彼女が舌につけているピアスが夕日を浴びて光ったように見えた。
西日を受けて赤を増す慧の自転車は、住宅街に来ても相変わらず鈍重に走っていた。
籠にはスクールバッグと、仏花の代わりに食材を詰めた袋。
伊形家では、毎年七月二十六日はハヤシライスを食べることになっている。母曰く、父の大好物だったそうだ。この日ばかりは倹約家な慧も、レシピに従い牛肉をふんだんに使うようにしていた。
「おーい! アキくーん」
児童公園を通り過ぎようとしたとき、聞き慣れた明るい声が慧の耳に届いた。
呼び止めに応じようと両手でブレーキを握るが、早く家に帰りたいのか、慣性の大きい相棒はなかなか止まろうとしない。
悲鳴を上げながらやっとの思いで停止してくれた自転車から降りる慧。自転車止めを避けながら手押しで公園の中に入る。真夏日だからか、遊んでいる子供は一人もいなかった。
すべり台に鉄棒、古びた公衆トイレ。何も変わったところはないが、幼い頃よくここで遊んだ慧にとっては特別な場所であった。
昔のアルバムを開くときのような懐かしさを感じながら、手招きしている女性が座るベンチへ向かう。
「こんにちは、キーラさん」
「こんにちは。久しぶり、アキくん」
慧を見上げる碧い瞳、肩まで伸びたナチュラルな金髪、高く整った鼻筋、夕日を浴びて火照ったように光る白い肌。
絵画から出てきたような西洋美人が座るには、公園のベンチは役者不足に思えた。慧は鼓動の加速を抑えようと、キーラから目を逸らす。
「久しぶりって、一昨日万笑軒に来てくれたばっかりじゃないですか」
「フフッ、そうだった。やっぱりあそこのラーメンがナンバーワンね。
ところで、調子はどう? 元気?」
「……ぼちぼちです。今日はいろいろあって、少し疲れてますけど。荷物も多いし」
慧は自転車の籠を指さした。これから夕飯になる食材たちが顔を覗かせている。
「重そうね。ちょっと休んでいったら?」
キーラはそう言って彼女の隣、ベンチの空いているスペースを優しく手でたたく。慧はその指先を思わず目で追ってしまった。彼女の所作は優雅で、不思議と視線が引き寄せられる。
いつぞやの後輩は慧に「魔性の女ってやつですね。ひっかからないでくださいよ、センパイ」と中華鍋を振りながら言っていた。同じ女性同士、感じるものがあるのだろうか。
キーラに促されるまま、慧はベンチに腰掛ける。途端に、足腰の疲労感が彼を襲った。
しばらく立ち上がれそうもない。自宅までもう少しだというのに、休憩してしまったことを後悔した。
「本当に疲れてるみたいね。──これあげる。ブラックだけど、飲めるかな?」
キーラは傍らに置いていた缶コーヒーを差し出した。よほど疲れが表情に出ていたのだろう。少し恥ずかしくなる慧だった。
「飲めますけど……いいんですか?」
「もちろん! はい、どうぞ」
後輩の忠告はもはや聞こえなくなっていた。優しく微笑むキーラに為す術ない慧は、言われるがまま、ごちそうさまです、と指に触れないようにそっと缶を受け取った。プルタブを開けてコーヒーを傾ける。
無糖の苦みが口に広がった。しかし不快感はなく、むしろ蓄積していた疲労を洗い流すように、身体に沁み渡る。
そんな慧を見ながら、キーラは満足そうな表情を浮かべていた。
キーラ。女性、年齢不詳、職業不定。自称バックパッカーの根無し草。
日本語がやけに堪能な美しい外国人はどういうわけか、たまたま立ち寄った桐葉市が気に入ったらしく、半年以上この田舎街で暮らしている。
慧が彼女と出会ったのは今年の一月。その日は年に一、二回あるかないかの雪の日で、凍えるほど寒かった。
万笑軒でアルバイトをしていた慧だったが、寒波のせいで普段から多くはない客足は皆無で、暇を持て余す始末。
店長と店じまいの相談をしているところに、登山用の巨大なバックパックを背負って現れたのがキーラだった。
それからというもの、キーラは一週間に二回は万笑軒で食事をするほどの常連になった。
今では「アキくん、いつもの!」と頼まれれば、ラーメンと半チャーシュー丼のセットを出している。「常連さんは大事にしろ」という店長の教えもあり、二人は店の外で顔を合わせたときには世間話をするくらいの顔なじみになっていた。
あるとき、商店街でキーラと話しているところをクラスメイトに見られたせいで「伊形が若い金髪美女とデートしていた」というあらぬ噂が出回り、結果として万笑軒が桐葉の男子で一杯になったことがあった。
店長は喜び、慧と遥は仕事が増えて疲れ果て、キーラは戸惑っていたが、今では客足も落ち着いて万笑軒は平和を取り戻している。
世間話をすることおよそ十分。片手のコーヒーも半分ほどになった。
「日本の学校は、そろそろ夏休みよね。アキくんはいつからなの?」
「明後日からです」
「いいわね。楽しみ」
「……それが、意外とそうでもないんです。大学受験の勉強をしないといけないし」
「夏休み」という単語に、放課後の出来事が思い出される。慧は俯いた。
「難しい大学を目指してるの?」
「特別難しいってわけじゃあ、ないですけど……」
歯切れの悪い慧を見て何を思ったのか、少し意地悪そうな顔をするキーラ。
「ふうーん。ほかに気にしてることがあるんだね。アキくん、ワタシに話してみない?」
「キーラさんに聞いてもらうほどのことでは……」
「ワタシじゃあ力不足? すっごく若く見えるだろうけど、アキくんより人生経験あると思うなー」
退かないキーラ。親戚に年上のおねえさんがいたら、こういう感じなのだろうかと慧は思う。
「そんなに気になりますか?」
「まあね。放浪生活をしていると、色んな人と知り合うことができるけど、一人ひとりとの時間って結構少ないの。旅人と現地の人っていう割り切った関係も気軽で楽しいけど、たまには同じ立場で人と話してみたいなって思ったから。……アキくんが嫌なら、もちろん話さなくていいんだけどさ」
夕日越しに見えるキーラの横顔は、どこか寂しそうだった。コーヒーを一口呷ってから、慧は口を開く。
「……非常に個人的なことといいますか、まだ自分でも整理がついてないんですけど……」
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