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「おはよー!」
エマは今日も元気だ。
「ああ、おはよう。」
どっかの誰かさんのせいで、寝不足だ。うぅ、いつも早寝早起きをしてるのに………。こういう日は、食欲がないから朝御飯を食べたくないのだが、エマもいるから作らなければ。
「今日の朝御飯なにー?」
「フレンチトーストだ。トッピングは何がいい?」
「とっぴんぐ?フレンチトーストに?」
「ああ。やらないのか?」
「んー、よくわからない!任せた!」
「あい、りょーかい。ってなわけで、フレンチトースト~蜂蜜とシナモン掛け~の完成だ!召し上がれ!」
甘い香りが漂ってきた。
「おいひ~い!!なんか、ほろほろひてて、はくはくひてて、あまくておいひーい!」
「そりゃどうも。あと食べながらしゃべると行儀わるいぜ。気を付けな。」
「はーい!これ、どうやって作ったの!?すごい!僕も作りたい!」
「ういうい、後で機会がありゃ教えてやりますよっと。」
その後、2人で片付けして、昨日の場所に2人でいった。
てか、エマって以外と手際いいんだな。
「あら、おはよう。レオンはまだこないのね。」
「おはよう。レオン遅いな。何かあったのかな。」
フィオナは先にきてた。
「そう言えば、なんで2人一緒にきたの?」
「あ、それは、かくかく然々って感じだ。」
「なるほどね。いいなぁ、フレンチトースト。」
「?好きなのか?」
「あ………まぁ、ね。」
「そうか。今度作ってやるよ。」
「本当!?ありがとうね。」
「ああ。」
そんな他愛もない会話をしていたら、レオンがやってきた。
「もう!遅いわよ!」
「いやぁごめん。朝は弱くて。」
頭をポリポリかいている。
「えっでも集合時間決めたよね!?」
「自分で決めたのに?」
「約束破るのよくないよ?」
「「「ねぇ~!よくないよね~!!」」」
「ぴいぃ!!ヤメテ~イジメナイデ~!」
レオンは頭を抱えてうずくまっている。
「ぴいぃ~ぴいぃ~」
「「「………」」」
3人は冷めた眼で見つめた。
「まぁ、それはいいとして」
「「「良くないよ!?」」」
「スミマセン……。っで!本題!!これから我々どーしますか?」
「どうするって、ギルドの依頼を受けるんでしょ?それ以外ないわよね?」
俺とエマもこくこくと頷いている。
「いや、そーじゃなくてお互いの実力がわからないと不安だろ?そこで、まずこの依頼にしようと思って!」
「初心者の……へーぇ」
「すぐ近くのダンジョンか……ふぅ~ん」
「なるほどなるほど………ぴ~ん」
エマ、今最後になにか変なこといってなかったか?まあいいや。
「これ、簡単すぎじゃないか?」
「そーよそーよ!なめてるわけ!?」
「楽ショーだぞー!」
しばし考える素振りをして、レオンは別の紙を取り出した。
「それなら、こっちの中級にしようか?」
「それなら、まだいいわ。」
「他の2人もいいかい。」
「うん。」
「ああ。」
「じゃ、今日はこれをやろうか。」
「「「りょーかい!」」」
ギルドに紙を提出すると、俺たちはダンジョンにテレポートした。ひんやりとした洞穴の空気。わずかに感じる魔物の気配。
……久しぶりの感覚だ。と思ったが、2日ぶりだった。
「よし、みんな、いきますよ!」
「「「おー!!」」」
エマは今日も元気だ。
「ああ、おはよう。」
どっかの誰かさんのせいで、寝不足だ。うぅ、いつも早寝早起きをしてるのに………。こういう日は、食欲がないから朝御飯を食べたくないのだが、エマもいるから作らなければ。
「今日の朝御飯なにー?」
「フレンチトーストだ。トッピングは何がいい?」
「とっぴんぐ?フレンチトーストに?」
「ああ。やらないのか?」
「んー、よくわからない!任せた!」
「あい、りょーかい。ってなわけで、フレンチトースト~蜂蜜とシナモン掛け~の完成だ!召し上がれ!」
甘い香りが漂ってきた。
「おいひ~い!!なんか、ほろほろひてて、はくはくひてて、あまくておいひーい!」
「そりゃどうも。あと食べながらしゃべると行儀わるいぜ。気を付けな。」
「はーい!これ、どうやって作ったの!?すごい!僕も作りたい!」
「ういうい、後で機会がありゃ教えてやりますよっと。」
その後、2人で片付けして、昨日の場所に2人でいった。
てか、エマって以外と手際いいんだな。
「あら、おはよう。レオンはまだこないのね。」
「おはよう。レオン遅いな。何かあったのかな。」
フィオナは先にきてた。
「そう言えば、なんで2人一緒にきたの?」
「あ、それは、かくかく然々って感じだ。」
「なるほどね。いいなぁ、フレンチトースト。」
「?好きなのか?」
「あ………まぁ、ね。」
「そうか。今度作ってやるよ。」
「本当!?ありがとうね。」
「ああ。」
そんな他愛もない会話をしていたら、レオンがやってきた。
「もう!遅いわよ!」
「いやぁごめん。朝は弱くて。」
頭をポリポリかいている。
「えっでも集合時間決めたよね!?」
「自分で決めたのに?」
「約束破るのよくないよ?」
「「「ねぇ~!よくないよね~!!」」」
「ぴいぃ!!ヤメテ~イジメナイデ~!」
レオンは頭を抱えてうずくまっている。
「ぴいぃ~ぴいぃ~」
「「「………」」」
3人は冷めた眼で見つめた。
「まぁ、それはいいとして」
「「「良くないよ!?」」」
「スミマセン……。っで!本題!!これから我々どーしますか?」
「どうするって、ギルドの依頼を受けるんでしょ?それ以外ないわよね?」
俺とエマもこくこくと頷いている。
「いや、そーじゃなくてお互いの実力がわからないと不安だろ?そこで、まずこの依頼にしようと思って!」
「初心者の……へーぇ」
「すぐ近くのダンジョンか……ふぅ~ん」
「なるほどなるほど………ぴ~ん」
エマ、今最後になにか変なこといってなかったか?まあいいや。
「これ、簡単すぎじゃないか?」
「そーよそーよ!なめてるわけ!?」
「楽ショーだぞー!」
しばし考える素振りをして、レオンは別の紙を取り出した。
「それなら、こっちの中級にしようか?」
「それなら、まだいいわ。」
「他の2人もいいかい。」
「うん。」
「ああ。」
「じゃ、今日はこれをやろうか。」
「「「りょーかい!」」」
ギルドに紙を提出すると、俺たちはダンジョンにテレポートした。ひんやりとした洞穴の空気。わずかに感じる魔物の気配。
……久しぶりの感覚だ。と思ったが、2日ぶりだった。
「よし、みんな、いきますよ!」
「「「おー!!」」」
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